伊奈特別支援学校ブログ

茨城県立伊奈特別支援学校の公式ブログです。
子どもたちの元気な様子をお届けいたします。

自分で「朝の支度」ができるよ(小学部実践例の紹介)

2020-07-06 14:09:46 | サポートセンターより

 

   登校後,子どもたちはかばんから荷物を出して教室内の所定の場所に片付けたり,体操着に着替えたりします。「朝の支度」と呼んでいます。片付ける荷物の数も多く,途中で気持ちが逸れて遊びたくなってしまう場合もあります。そんなときに,写真のような子どもが分かるイラストや文字で書かれた手順表が役立ちます。
 上は,ラミネートした用紙を折って,マジックテープでくっつくようにしてあります。荷物を片付ける度に,自分で花丸の印をつけられるようにしたものです。子どもに「全部花丸にしたい!」と思わせることで,気付いたら支度が完了する仕掛けを作っているんですね。下校時に荷物をかばんに詰める時にも同じ要領で使えます。ラミネートしておくことで,繰り返し使えるのも便利なところです。
 下は,着替えの手順を示したものです。一つずつのステップを簡潔な文とイラストで示してあり,子どもが自分で読みながら着替えを進めていけます。人に言われなくても「自分でやれた!」と子どもが喜ぶ姿を見られると,大人もうれしいですね。


子どもが見て分かるソーシャルディスタンス

2020-06-18 15:32:51 | サポートセンターより

    

 

 本校では5月末より,感染症対策を施しながら分散登校を実施しています。上の写真は,登下校時に昇降口で子どもたちが密になるのを防ぐため,どのぐらいの距離をとったら良いのか分かりやすいように,視覚的な手掛かりを用いて示したものです。子どもたちは足型を手掛かりに立ち止まり,前の人と距離をとって昇降口に入るのを待つことができています。中央の写真では,昇降口で外靴と上履きを履き替えるときに,ブルーシートに貼ったテープの枠や足型を手掛かりに,友達と近づきすぎないように気を付けることができています。教室では,下の写真にあるように,机の周囲にテープで枠を示しています。無理のない範囲で枠の中で過ごすようにすることで,ソーシャルディスタンスをとれるように工夫しています。