長門「♪なぁーがとー、なぁーがとー、たぁっぷり、なぁーがとー……」
商店街のレコード屋さんの店先で、ビールケース4個用いたステージで歌っている長門。
そして、その前を通りかかるキョン。
キョン「(チラ)。………………(スタスタスタスタ)」
古泉「逃しません!逃しませんぞぉー!」
キョン「ちょ、お前ら!あきらかにオレがココを通る事を見越してやってんじゃねぇーかーっ!」
古泉「イヤ、実は今度ウチから売り出す新人アイドルのキャンペーンをやっていましてネ」
キョン「ふーん、あっそ、じゃ!」
古泉「待って待って待って待って!……もし、お客としてココにいてくれるのなら、弊社のアイドル第一号『朝比奈ミクル』の着エロDVDを差し上げますが?」
キョン「……♪ながとたっぷり、たあっぷり、なぁーがとー」
長門「……バカヤローーー!(マイクをキョンにぶつける)」
薄れ行く意識の中で長門の格好を見てキョンは思った。今日はタラコ・スパゲッティにしよう、と。
意識を取り戻すころには長門の周りに人だかりが出来ていた。そしてイベントも終わりを向かえようとしていた。
長門「♪エムアイエヌェイエームィケイー!エムアイエヌェイエームィケイー!」
サイン会も終わり無事終了。レコード店を後にする。
キョン「長門。今日は良くやったな」
長門「………(ミッフィーちゃん口)」
古泉「長門さんは既に明日の収録『徹子の部屋』の事を考えておいでです」
キョン「もう出ちゃうの!てかそれ徹子大丈夫なの!オレすげー徹子に同情するよ!?」
古泉「ご心配なく。機械の身体を持った者同士ウマくいきますよ(グッ!)」
キョン「グじゃねぇよ!」
今ではそんな社長はいねぇよ!という格好をしてテレビ局の社長室から下界を眺める鶴屋さん「やれやれ」