Il Volo Infinito

映画ブログ『黄金色の日々』別館 イタリアのテノールトリオ IL VOLOの部屋 他にミュージカル部多少

10年ひとっ飛び

2019年12月02日 | IL VOLO

10周年ですね。私は2013年に彼らを知りました。少年だった彼らもすっかりおっさんぽく素敵な青年に(わざとっぽい)

ベストアルバム到着しました。
持っているCDに入っているものがほとんどで、それ以外はDVDのマテーラでのライブ録音なので、やはり特典DVDの方がメインだなあ。
イルボロ初心者、CDを持ってない人には良いかと。

ただね~、予想どおり「EL TRISTE」(悲しみ)が入ってるのでやっぱり買いなんだわ。
セカンド「We Are Love」のスペイン語盤「Más Que Amor」のスペシャル版に収録されてたそうで、ホセ・ホセご本人を前にして歌った映像でしか聞いてなかったので、音源として欲しかった。
すっごくいいです…。生の方がパワフルだったけど、内容に合った哀愁が増した歌唱で、この三人にしては珍しいくらいにしっとりとしてる。暗いわけではなく、染みる。
奇しくもホセ・ホセ氏は今年の9月に逝去。波乱の人生でした。

CDに関してはこれだけですが、もう一つだけ。

ノッテ・ステラータはもういいよ
羽生君効果はもういらないでしょう


☆マテーラ・ライブDVD

岩山をバックにした特設ステージが素晴らしい。ただの岩山ではなく、岩塊をくり抜いたサンタ・マリア・デ・イドリス教会だそう。行ってみたいわ~。
ステージ自体は10周年記念を関係者やマスコミを前にしてのものなのか? 一般客はいないような。いても少数でしょうね。でも野外ステージだから、マテーラの住人は三人の声をタダで堪能できたろう。
丸テーブルがデカいな!と思ったら、照明でもあって美しく光ってました。何も乗ってないし。DVDを目的としたステージだね。

「IL MONDO」を成長した彼らで久しぶりに聞く。思わぬ感動。「UNA AMORE COSI GRANDE」もね。初期に歌ってた曲を10年後の彼らの声で聴くっていいわ。三人がようやく心身ともに歌の内容に追いついてきたし(笑) 来年、日本でも歌ってね。
いかに完成度の高い声でも、14,5歳でこれらの愛の歌を歌っても、やはり「天才子供の驚き芸」に受け取られてた部分もあると思う。それを払底するためにこの10年走り続け、成熟した三人。
その分、新鮮味は薄れていく。次々と新曲を出すスタイルではないから、余計に熟成と新鮮さをどうミックスしていくかがこれからの課題だね。節目の10年目。

身内やパブリシティばかりの前でも息抜き担当を貫くイニャ。離れてるピエロに、「僕が怖いの? 君を食べたりしないよ」(笑) 
こういう時ジャンは割とサクサクと進行するよねw ピエロはトークにたまに照れを感じる(笑)

それぞれソロを2曲。イニャッツィオのどちらも良いなあ。彼は雰囲気作りが抜群なんですよ。「E PENSO A TE」と「ALMENO TU NELL'UNIVERSO」 どちらもある人を想う歌で、歌詞を調べなくても相手のことを想って楽しいのか、切ないのか、歌い方でわかる。
ジャンルーカの「SHE'S ALWAYS A WOMAN」 ジャンは古き良きポップスが似合うよね。ビリー・ジョエルの曲。ジャンは雰囲気というよりムード作りがうまい。第一声から“ジャンルーカ・ムード”に叩き込まれる(笑) 「MI MANCHERAI」はイタリア映画『イル・ポスティーノ』のテーマソング。これ切ない。
ピエロは定番「NO PUEDE SER」 先生あまり曲を変えない。オペラにのっとってか、同じ曲を歌い込んでいく方が好きなのかもね。でももっと他のソロも聞きたいんだよな。「LOVE STORY」はスタンダード「ある愛の歌」。ピエロはドラマチック担当。

トーク。結成時は4人だったって。イニャが二人分だったと(爆笑) 40㎏も減ったの!? 
3人共筋トレでガシッとした身体つきになったけど、イニャはとくに身体の厚みがすごい。おデブちんがマッチョになったもんだ。

先生の髪型、落ち着きすぎてます! 意外というかピエロが一番ヘアスタイルが変遷してるが、夜露死苦みたいなひさしヘアをしてた時期もあった。赤縁眼鏡もやめてそのヘアだと、もうフォローしようがないお父さん臭だよ。ピエロは20代も後半に入ったら見かけも落ち着くべきという観念でもあるのか。バローネの家訓か。彼が一番小顔で、眼鏡と髭が無いと少年ぽい顔になる。兄貴の沽券として年上に見られたいのか(笑) 若く見られるほど良しとされる日本と、イタリア男のこだわりは違うんだろう。あと正面から映すと眼鏡の影が入っちゃってるのがもったいないぞ。

ジャンもトッポい(死語)ヘアにしたこともあるけど、この頃は変えてないね。美しいお顔が一番映えるのが今のパターンだと決めたのか。イニャはさらにあまり変えない。たぶん頭の形がちょいひょうたん型なんで冒険しないんではw でも横顔綺麗なんだよね。

アレッサンドロ・クワルタのアバンギャルドなヴァイオリンとのコラボは、各ソロと「MUSICA CHE RESTA」 迫力!
特典のバックステージはそんなに長くないけど、ラストにイニャの音頭で自分たちに10周年記念「BUON COMPLEANNO(誕生日おめでとう)」を歌った。彼らよくいきなり歌い出すけど、すぐに完璧なハーモニー紡ぐんだよね。
コーラスをキモとするグループなら当然のようだが、インタビューや対談番組などでリクエストも予兆もなく歌い出す癖は彼らならでは。歌うのが大好きで、その上に「俺らのハーモニー、いいでしょう!!」という自信と聞かせたい意欲が溢れ出る(笑)
グループやバンドは普段は離れてる方が上手くいくと言われる。こだわりが強いアーチスト同士が長時間一緒にいると必ず揉める。
彼らも「いつも一緒にいるんですか」という質問が来るそうで(笑)、そんなことないよ!と言ってたが。
それぞれの交友関係も盛んなのは知ってるが、それでもかなり一緒にいる方だと思うよ。
言い争いも日常茶飯事。でも長く一緒にいるからこそ、いつでも互いのテンションや声の調子を瞬時に察知して合わせられるんだと思う。声の相性と共に、互いの個性の違いをも切磋琢磨していってるのが、ILVOLOの良さとなってると思う。そこがイルボロの醍醐味よ!






来年の来日公演、このライブ形式じゃないかな。「Notte Magica」よりラフで、そこそこきちんとした感じ。他国ではTシャツで歌ってたりもするけど、日本の客層の高さから砕けすぎれないよね(^^;
私はイニャが日本でできる限りのラインで暴れてほしいけど(笑) 待ってるよ~




















1 コメント

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Unknown (chunjitian)
2021-03-27 17:48:07
イタリアンテノールトリオチーム、イル・ヴォーロデビュー10周年記念ベストアルバムはイル・ヴォーロの人生とイケメンとダンディーに関連するプログラムを収録。今回初登場の新曲も含まれています。イル・ヴォーロはジャンルカ・ジノーブレとイニャツィオ・ボスケットとピエロ・バローネの3人で結成されました。イル・ヴォーロのアルバムの全てが早く高音質ブルースペックCD2に生まれ変わって再発売されたらもっと嬉しいです。イタリアンスクールウォーズ卒業後イケメンパフォーマーに成長した事を確信しています。歌手として、絶対に今までの生活のような訳にはいかないと思います。学校では、ある程度の事で休めました。これから上の社会に出たら、そうは、簡単には休めないので、しっかりして行きたいです。やはり働くのだから、全世界のファンとか上司とかには信頼される人柄になりたいと思います。成功した後は慢心を生み出す可能性もあり得る事なので油断大敵です。イタリアン大川興業と言って良いでしょう。
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