今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・権限委譲された指揮系統と、会社組織におけるルールは分けて考える必要がある。
・答えが出ないものに対して誰かが決め、その決めたことに対して責任を持つというのがピラミッド組織における指揮系統の仕組みである。
・はっきりと決めることができないあやふやな難しい問題に対しては、絶対的な答えが分からない中で誰かが「これで行くぞ」と決めなければならない。
・どんなに厳密にルールを作ってもグレーゾーンは存在する。そのときに役立つのが権限委譲されたピラミッドの指揮系統の仕組みである。
・どんなに現場の人たちが頑張ってマニュアルを作っていても、皆がそのマニュアルを守ろうとしなければ意味がない。
・マニュアルやルールは一度定めたら、仮にそのマニュアルやルールに従うことが非効率な場面があったとしても、徹底的にそのルール通りに実行することが重要である。
・皆が働きやすいルールを作るコツは、そのルールを徹底的に守らせるという役割を果たす警察を作ることである。
・絶対的な権力者が「ルール作りを徹底しよう」という号令を出して皆を動かしていかなければ、皆自分にとって心地の良い続けてきたやり方を継続しようとするため、一瞬で形骸化していく。
・ルールがあまりにも複雑過ぎるとルールを守らせる難易度が格段に上がる。
・ルールは具体的でなければならないが、あまりにも具体的で複雑過ぎると守らせるのが難しくなるという側面がある。
・ルールを最初に決める段階では、例外対処の条件分岐はつくらない。
・ルール作りの初心者がやりがちなのは、最初から完璧なルールをガチガチに作り込むことである。
・現実的にはルールを書いても誰も覚えていないし、守らない可能性が高い。だからこそ、警察の役割を果たす人が何度も「きちんと守ってね」と言い続けなければならない。
・あまりにも複雑過ぎるルールは守らせるほうも大変ですし、守るほうもついていけない。まずはシンプルなルールを作ることが大事であり、さらに問題があればルールを足していく。
・ルールとは、指揮系統が不要な判断基準であり、皆がルールで動くようになると自立して働けるようになり、楽になっていく。
・一度ルールを作ったら、まるで子供が生まれたときのようにずっと見守っていく必要がある。