今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・混沌とした三次元の物置を、紙や画面の上に二次元の地図として書き出す。一見すると情報が減ってしまうような気がするが、やるべきである。
・人間の脳は全体像を一瞬で把握できる俯瞰性がある。
・タンスを整理整頓してカテゴリー別に分け、カテゴリー名をタンスの開けるところに大きく貼っておく。頭の中だけで考えている状態は、ぐちゃぐちゃに散らかったタンスである。
・考えを紙に書き出してマインドマップのように広げたり、箇条書きを階層化したりして二次元化すると、思考の全体像をひとつ上の視点で俯瞰することができるようになる。
【情報を二次元に整理すると良い理由】
1.俯瞰できる
2.複雑なつながりが線や配置で見える
・線で結ばれていたり枠で囲まれたりして視覚的な二次元の組織図になっていたら、パッと見で指揮命令系統や部署間の関連性を理解できる。
・私たちの頭の中は原因と結果、目的と手段、前提と結論、対立関係などたくさんの情報が複雑に絡み合っている。頭の中だけで情報と情報の関係性を把握するのは至難の技である。人間の脳はすごいもので、無意識に複雑なことを何度もやればいとも簡単にできるようになる。
・二次元で整理するというのはグルーピングするか、フローを作るかのどちらかである。
3.並べて比べられる
・情報を同じ平面に並べることで、圧倒的に比較検討しやすくなる。思考において、比較は重要なプロセスであり、二次元上に書き出して並べてみることで状況が一変する。
【思考の整理の3ステップ】
1.頭の中にあるものを全て一旦紙に書き出します。思考の棚卸しであり、物置から物を全て出す作業である。
2.グルーピングしたり構造化したりする。ここに罠がある。最初から整理しようと思うと、ステップ1ができなくなってしまう。そのような意味で、メモ書きが最強である。発散と収束を混ぜてしまっている人がたくさんいて、これだと、いつまでも片づかない。まずは、全て出さなければならない。そこで重要なのが、手を止めずに書き出すことである。考えたら負けである。
3.整理された思考の地図を見て問いを立てる
・頭の中だけで考えるのは、地図を持たずにジャングルをさまようのと同じである。勇気を出して、頭の中の混沌を一度紙という二次元の世界に広げて整理してみよう。驚くほど視界が開けて思考の道筋がクリアになり、今まで見えなかった解決策やアイデアが出てくる。
・書けば必ず出口が見える。