今日、われわれが生活の質について心配できるという事実こそ、成功のあかしである。
過去において生活の量における成功をもたらしたリーダー的な階層が、今日、生活の質についての責任を期待されていることは当然にすぎない。
単純素朴である。
不合理ではない。
たしかに社会的責任を求める声は、あまりに多くを期待している。
だが、正しいことを期待している。
その声の底にあるものは、権威に対する敵意ではない。
マネジメントに対する過信である。
:「マネジメント 基本と原則」
マネジメントに対する過信とあるが、ここでいうマネジメントとは経営者か企業か?
実のところ、マネジメントはきちっと定義されていない。
ここでいうマネジメントとは人間(自分と他人)という意味であろう?
人間は人間に対して過信している。
人間は自立を目指し、さらにコヴィーのいうように相互依存を目指すべきなのだろう。
そして相互依存こそマネジメントが機能した状態である。
個人の力には限界があるが、人はマネジメントにより相互依存状態を作り出すことで無限の力を発揮することができる。
しかし、マネジメントを機能させることができなければ、個人の力にも劣ることもある。
マネジメント(組織的に成果をあげる)には、正統性を確立し、構成員の位置づけと役割を明確にして全体を統制する必要がある。