今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・ペンギンのように明らかに空を飛べない形状だと分かれば良いが、人間の脳は見えない。いくら指導してもあまりにも変わらない場合は半年を超えたあたりから徐々に諦めることも必要である。
・会社は教育機関ではない。お金をもらって教育サービスを提供しているのではなく、こちらがお金を払っている。会社が望む業務を遂行する力がない人に粘着したり時間を割いたりする余裕はない。
・仕事においていちばん大事なのは信頼関係である。信頼こそがスピードを生み、スピードが試行回数を生み、試行回数が学びを生み、学びが成功をもたらす。
・「この人は変わらない。無理だな」と感じて説教をした相手が、2~3年くらい経つと気づいたらすごく仕事ができるようになっていることがある。教育を受ける側がその瞬間はすぐに変わらなくても、少しタイムラグを起こしながら徐々に変化していく。上の人が「もうこの人は変わらないや」と諦めたときくらいに、やっと実力がついてくることがある。
・本当は仕事ができないのになにも言われず、仕事ができると錯覚させられてぬるま湯の中で勘違いしたまま居続けることが、いちばん恐ろしくて残酷なことかもしれない。
・諦めずに粘り抜いたり何度でも自分を変えようとしたりしてきた人たちは時間差を伴って成長し、ビジネスパーソンとして信頼できる仲間に変わっていくが、最初からできる人には勝てない。これは残酷な真実である。
・自分を諦めないことが大事である。教育を受ける側、成長しようと努力する側としてはそのようなマインドセットが求められる。
・教育を施す側としては、会社は教育サービスではないので、一定以上の教育的なコミットメントをするべきではない。一定のラインを超えたら諦めて、その人が苦手なところを克服できなくても、会社が回るように考えていくのが経営である。同時に、人の成長にはタイムラグがあるということも覚えておかなければならない。人は「もうこの人は変わらないな」と思ったところから、1年以上遅れて変わっていく。
・教育を受けた側の責務としては、自分が成長したり、成長した自分が結果の出る仕事をしたりして「この人に口やかましく何度も教えてきて良かったな。時間を割いてきて良かったな」と思ってもらうまで頑張ることである。未熟な人にとってはその義理人情こそが最高の教育機会を得るチャンスとも言える。
・働くということは、教育を受ける側にとっては、なにもない状態で自分の能力を高める機会を得ることができる。教育を施す側からすると最初は損失が出るが、長期的に見れば大きなリターンを得ることができる。
・自分の精神が限界に達しているのであれば休んだほうが良いが、義理人情を大切にしなければ未来に良い結果は待っていない。
・教育する側の人は、自分が思うよりも半年から1年待つことが大事なので、辛抱強く教育しよう。