◆ 早くも半年経過 ◆ 東日本大震災は、9月11日発生から半年となった。死者は1万6千人に近く行方不明も4千人余り、福島、宮城、岩手の三県下の海岸に被害集中し、被災者は長期の避難生活を余儀なくされている。福島第1原発事故は収束のめどたたずであり、秋口を迎えた。私の故郷はこの浜通りの楢葉町であり、楢葉・富岡両町界には、無事故だがもう一つの原発を抱えている。ともあれ6号国道は通行禁止の寂れ果てた街道と化し、郷土への墓詣でも出来ない。皮肉にも身体不調に免じて遥かに臥し拝むばかりである。!!!!!
◆ 茸採りシーズン近し ◆ 私は以前にも故郷の阿武隈の山々は茸の宝庫であり、その茸採り記事を幾つか紹介したが、いまや「セシュ-ム」を含む茸だらけであり、採取禁止と聞く。原発の呪いは庶民の糧までも奪う。毎年呼ばれて山野を駆け巡り、茸を探す我らにも東京電力の補償は及ぶのか如何???企業撤退のニュースも聴く、???荒れ果てた未来の郷土の姿が夢に出る。政府の収束の努力は未だに見えぬ。急がれたし政府よ!!!!!
◆ 災難の中で ◆ 迫りくるツナミの激流の中で、思わず貰い泣きした影像もある。我が身の危険も顧みず市民の車を拡声誘導し、自らは放送室ともに流された女子職員、懸命に児童を高い所へ誘導せる教師が波浪に身を流されたなど枚挙にいとまがない。つくずく日常の平和の有難さを痛感する。!!!!!