見知らぬあなたへ

妄想史観、路上観察学、民俗妄想学、囚われの俳句エトセトラ 要するに浅はかな好奇高齢者の迷言。

花換祭から色ヶ浜

2021-03-31 22:36:02 | 日記 里山散策 俳句 路上観察 散文







敦賀市 
金ヶ崎神宮にきました
南北朝時代の古戦場ですが
芭蕉も立ち寄られるなど
著名な神社です
黄砂に煙るとはいえ、ゆったりと広がる内湾を眺めながら桜満開の金ヶ崎神宮参道の階段を登れるのは嬉しい

今日の黄砂で日本原電建屋がまったく見えないのは精神的に非常によろしい🤪


四月一日からの『花換え祭』は楽しそう🌸🌸

桜の小枝を胸に捧げ歩き
 気に留めた相手がいれば
『花換えましょう』と

  声かける🌸

 無事花換えられたら
   カップル成立だよ!

 私は連れ添い同伴
  娘まで同伴なので
 花換え祭には
 参加できない😡😡
  家族サービスなど
  するのでなかったわ〜

  なので

 神域の野原にあった
 桜ならぬ
 スカンポ(いたどり)を採り、かじり齧り歩いていた   

   不貞腐れて〜〜
  
    と!?

 プロ写真家らしいのが
 モデルらしき
  美しい娘さんを
 熱心に撮っているでは〜〜

 しかも

 娘さんは花換え祭り用の
 造花の桜小枝を抱いて
 ニコヤカに
   微笑んでいる---

 「花換えましょう?」 
      と
   お誘いしたが

 私の囓っている
スカンポとの交換では
   嫌だったのかしら?
 私では嫌だったのかしら?
 
  わからん---けど  
 笑いコケて---笑いコケて

  相手にして
    もらえなかっ た---- 
 
 スカンポ
  おいしいのになあ-----



花換え神事は四月一日から
始まり十五日までです
 
 もうあきらめよう----

   と


 娘が突然
 御宣託を述べだした
   神がかったのだ😱😱
 色ヶ浜へ行こう👉👉👉
    との給う🙇🙇🙇🙇
 


 なんでも
 奥の細道の途上で
  芭蕉が
  貝殻拾いをして
 遊んだ浜だと の給う?

 娘には逆らえない
  とにかく🚙走りました




 砂が 美しい 
      色ヶ浜



 うーん
  西行法師が足を留め
   芭蕉が西行を偲んだ

 なんだか気持ちわかるな〜


 さざ波の引いた跡が
  筋になっているよ
 芭蕉は気づいたかなあ


 汐そむる
 ますほの小貝拾ふとて
  色の濱とは
  いふにやあるらん
        西行法師

 寂しさや
  須磨にかちたる濱の秋

 波の間や
  小貝にまじる萩の塵
       芭蕉  



芭蕉が滞在したと伝えがある
本隆寺の句碑




黄砂で酷い日だつたけど
 久しぶりに貝殻拾いが
  できて楽しかったなあ


  
  あらら
    おやすみなさい🙇




不思議な神社

2021-03-25 22:28:59 | 日記 里山散策 俳句 路上観察 散文
知人から
福井県池田町が催す
『新作能面公募展』に入選したので
いかなる場所で展示されているのか
画像を送って欲しいとの依頼が舞い込んだ





画像を送り
 義務を果たした
    帰り道のこと

この山奥の里では
 今が蕗の薹のさかりである
   ことを見つけた

蕗の薹を求め
 フラフラと脇道にそれ----
   まるで導かれたように
 たどり着いたのが


苔むした
 ピラミッド状の石積み

 これは〜〜〜???



急傾斜の石段

 👤👤👤👤👤🐾🐾

その昔
継体天皇(現天皇家の祖とされる)の孫にあたる皇子が
この地で狼を捕らえ
この奥殿近くの岩窟に封じたという伝承

狼の祟があったのだろう
7月25日を祭りと定め
宮司だけが
赤飯をその岩窟に
    供えにあがり
村人は早々と灯りを消し
    息を潜めたという

祭祀は昭和20年頃まで
   おこなわれた

⛩⛩⛩⛩⛩⛩

伝承を
  読み解いてみよう


狼は→ オオカミ→ 大神

 山の神である

平和に暮らしていた
 山の神を奉る
  縄文の民(山の民)は---

ある日
 
鉄の剣で武装した
 渡来王朝の皇子によって
   封殺された

 祟が続いたのだろう
   鎮魂の祭祀が
  執り行なわれた


〜まるで
 もののけ姫の世界である〜


やはり私は
   ここに
     呼ばれたのだと
        思った


境内の蕗の薹が
みごとに美しく
採ることをためらったが

私は誇り高き
 縄文人の末裔である
  蕗の薹をありがたく
     頂くことにした




  おやすみなさい🙇







春は名のみの風の----

2021-03-18 22:12:03 | 日記 里山散策 俳句 路上観察 散文



石垣の隙間から
蛇の尻尾

陽射しの明るさに
誘われ
ねぐらから這い出たが
風の寒さに
帰っていくところ



並木は整然としているが




一人ひとりは
影を抱えて
淋しい



川辺りの水門の
青ペンキ色が
なぜか好きで



その機械機械したところも
実直そうで
好ましい



後ろ姿は
なぜか
寂しそう



門扉の
ペンキの剥がれ
浮きでた錆


年老いた機械工の
寡黙な人生の
ようである




︶︵︶︵︶

今日の散歩は
8000歩を超えていた

︵︶︵︶︵︶


  他愛のないことを
 書きました


 おやすみなさい🙇




里山逍遥

2021-03-15 21:11:08 | 日記 里山散策 俳句 路上観察 散文
 落込み感が続いている

 朝食のあと 閃いた

 山登るべし!

 家から二十分ぐらいにある
 里山へ直行!




 登りがキツイ

 この間
 検査検査で
 まともな運動してなかった
 からなあ----

 青息吐息ではないか

 情けない

 『光輝高齢者伝説』
   もろくも崩れたり



 でも
 世の中
 辛いばかりではない

 優しいおでむかえもある
  しばし休憩



 やはり来てよかった
    里山の路は素敵!

 カラダは辛いけども 

 素敵----


 

 野に咲く花の名前は知らない
 だけども野に咲く花がすき
 ぼうしにいっぱい
 摘みゆけば〜〜
  (『戦争は知らない』より
   寺山修司詞 加藤ヒロシ曲) 

 おお!
 歌がでてきた〜
  イイぞイイぞ!!


 そして 頂上

 基本単独行の人ですから

 何処の山の頂きでも
 
 帽子とストックの

 記念撮影----



下山して

  いま登った
   里山をふり返る

 エールを贈られたような

 なんとか立ち直れそうだ

 明日も検査が待っているが
 
 なんとかなるさ