上の絵は、東京オリンピックスタジアム2016(晴海埠頭)のイメージ
下に挙げたのは
東京オリンピック招致計画2016と
東京オリンピック招致計画2020の
会場地図(全体コンセプト)です
東京オリンピック招致計画2016:
聖火マーク:スタジアム(晴海埠頭)
ov(olympic village)マーク:選手村
東京オリンピック招致計画2020:
地図左端①:スタジアム(国立競技場)
ov(olympic village)マーク:選手村
さて問題です
東京オリンピック招致計画2016と
東京オリンピック招致計画2020の
会場地図(全体コンセプト)は
一見同じように見えますが、
大きな変更点があります。何が変わっているでしょう...
解答例
スタジアム建設予定地が変わっています
円の左端(国立競技場) ← 円の中央(晴海埠頭)
□招致計画2016では スタジアム建設予定地は円の中央(晴海埠頭)にあります
聖火が描かれているところが スタジアム(晴海埠頭の空地)
選手村から2km弱 歩いていけるスタジアム
(コンパクト五輪理念を体現した 会場配置)
[スタジアム + 選手村]地域は
1964大会のレガシー(ヘリテッジゾーン)と
未来の都市環境モデル(東京ベイゾーン:広大な空地)を 「結」び、
歴史と未来、都市と自然、アスリートと市民、東京と世界を 「結」ぶ
象徴的な場所として設定されています
例えば、マラソンコースは
1964年のスタジアム(国立競技場)から
2020年のスタジアム(晴海埠頭)へというコースが提示されています
cf.安藤忠雄の基本デザインによる
東京オリンピックスタジアム2016(晴海埠頭)
海風 / 海水 / 太陽光 の活用を 体現する 基本デザイン
□招致計画2020ではスタジアム建設予定地は
円の左端(①国立競技場)に移動しています
招致計画2020のストーリーは
招致計画2016のストーリーを引き継いだものですが、
スタジアムが 中心の「結び」地域から退いたことで
そのストーリーは 成り立ちにくいものになっています
またスタジアム建設用地も一回り小さくなりました
(おおよそ 500m x 500m から 300m x 300m に)
cf.国立競技場用地に 収まらなかった
ザハ・ハディドの 東京オリンピックスタジアム2020
今後の展開が注目されるところです
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cf.立候補申請ファイル2016 pdf(2008), 立候補ファイル2016 pdf(2009)
(招致ロゴは「水引:結び」(2007-))
cf.立候補ファイル2020 pdf(2013)
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