【人事戦略アドバイザー!】

☆人事制度改革により従業員の更なる幸せと成長を図ると共に、会社の成長と社会貢献を目指す☆
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・強い集団を作る為のリーダーの役割

2005年11月14日 | 人事戦略
 企業において競争に勝つ為には、強い集団を構築しなければならないが、その構築において重要な役割を担っているのが、現場のリーダーではないだろうか?

 しかし、人間は物とは違い、感情を持っているので簡単には物事は進まない。

 我々は普通、人と同じ考えや行動を採ることが多いと思われます。

 これは、周りの人と同じだと安心するからではないでしょうか?周りの人に嫌われたくないので、人に合わせるという事もあるでしょう。

 ここで会社に目を向けてみると、社長を頂点にして、重役・部長・課長・係長・主任といったような職位があり、職位により権限と責任が与えられていると思います。

 当然上司の指示や命令には従わなければいけないと思います。そうでなければ会社は回らなくなり、仕事を遂行出来なくなるのではないでしょうか。

 通常は上司の命令には従います。

 しかし、ここで重要なことがあります。人は感情を持っているのです。相手が何を考えているかなど、理解するのは至難の業です。

 本当は『この上司の命令なんか聞きたくもない。口では、ハイハイと言っておこう』と思って、実際は何かと言い訳をして、仕事をしないという様な事があるかもしれません。

 これがまだ、1人や2人なら何とかなるかも知れませんが、部下の殆どがそうなったら、もうお手上げです。(人は周りの人と同じような行動を採り易いのです。)

 これでは、ただの人の集まりでしか無く、他と競争していけるような集団では有りません。組織が消滅するのを待つのみです。

 ・こうならない為には、如何するか?

 ☆ 常日頃から、コミュニケーションをとり、部下の本音を聞き、また本音を見抜く力を養わなければなりません。

 このことは非常に困難なことだと思われますが、少しづつでも前進しなければなりません。

・最終目標は、リーダーの考えや行動を部下自身の中に取り入れて、部下が自発的に考え行動することが目指すところであります。

・やはり大事なことは、組織全体の目標が、各個人の目標と一致している事だと思います。

・各個人の自己実現の結果、組織の目標が達成されるというのが、重要なことだと思います。今後はそういう視点で組織運営を行っていかなければならない、と思いますが…いかがでしょうか?


☆人材の採用

2005年11月08日 | 人事戦略
 人材を採用するのは、どの様な場合ですか? 中堅・大企業等は新規学卒者を中心に年一回、4月からの採用となることが大半だと思われます。

 近年では、通年採用や中途採用等も観られますが、まだまだ少ないようです。

 一方中小企業・零細企業は、新規学卒者をいっせいに決まった時期から採用するというのは、少ないのでは無いかと思います。中途採用という形の採用が多いのではないでしょうか?

 定着率という面から観ますと、会社の規模が大きいほど、良いように思われます。

 それでは、中小企業はなぜ定着率が大企業に比べ低いのか? 考えてみたいと思います。

 以下に、いくつか原因を挙げてみたいと思います。

 従業員の側からは

 ① もともと、あまり興味も無くとりあえず入社したから

 ② 大企業に就職できなかったので、しかたなく入社したから

 ③ 給料や賞与の面で不満である

 ④ 休日が少ない

 ⑤ 退職金や老後のことを考えると不安である

 ⑥ 福利厚生がきちんと整備されていないので、不安である …等

 会社側からは

 ・退職者がでたので、人員補充の為というのが一番多いのではないでしょうか?
 
 これでは、『いきあたり、ばったり』という感じで、長期的な視野に立った企業経営という面で不安を感じざるを得ません。

 優秀な人材が社内に居て、長期間勤めてもらえる会社にしなければ、厳しい経済環境のなか存続することも危うくなります。

 それでは、どの様な対策を採れば良いのでしょうか?以下に示したいと思います。

 ① 経営理念を示し、将来に向けた経営戦略を会社の内外に示す

 ② 社会保険等はもちろんのこと、退職金を含め社員の将来の為の対策を採る

 ③ 人事制度を整備し、社内体制を固め、安心して長期間働ける会社にする

 まずは会社の体制を整備することが重要かと思われます。そのうえで、具体的に人材の採用方法を示します。

 採用方法
 
 ① 会社の経営理念・経営戦略を達成する為に必要な人材の絞り込みをする

 ② 具体的に担当させる業務を決め、必要な人材を募集する 

 ③ 必要な人材を採用する為に、試験の方法や採用の方法を決定する 

☆これであなたの会社は、優秀な人材の集まる集団になり、将来に向けて目標を達成する基盤が確立することでしょう。ぜひとも大企業に負けない、『小さくてもキラリと光る』企業にしていただきたいと思います。


  

・あなたの会社組織は、集団!それとも群集!

2005年11月06日 | 人事戦略
 会社や学校等、人が集まれば組織が出来る訳ですが、あなたの会社の組織は『集団』ですか? それともただの群集ですか?

 集団というのは
 
 ① 組織の目標が各個人に理解され、その共通の目標に向かって行動し

 ② 組織内で、各個人の役割・地位が明確に存在し

 ③ その組織がある期間、継続的に存続することではないでしょうか

 群集というのは、ただの集まりであり、バス停でバスを待っている人の集まり等の事であります。

 ここで当然に会社の組織は、集団でなければならないが、ややもするとただの群集になってしまうかもしれません。その危険性が常に内在しています。

 群集というのは、各個人は目的があるが、その目的は各個人ばらばらであり、役割や地位も決まっておらず、統制がとれていません。当然すぐバラバラになるのは当たり前です。

 ここであなたの会社は如何でしょうか? 

 『うちの会社は大丈夫だよ』と言っているあなた、ほんとうに大丈夫ですか?だだ、気づいていないだけかも知れません。

 例えば、従業員を採用しても長続きしないで、すぐやめていく。部下が上司の命令に従わない、又は表面的には従っているが、協力的でない等の兆候が観られたら要注意です。

 現在の低成長の時代において、企業の外との競争に勝たなければならない時に、内側に問題を抱え込んでいては、勝てるはずがありません。

 この問題は、相手が人だけに解決するには、多大な労力と時間を要すると思われます。

 一番重要なのは、自分の目標と、組織の目標を一致させることだと思います。 

 構成員の目標達成が、組織の目標達成となることが理想であります。その為の仕組みを創らねばなりません。

 会社が一生面倒を看てくれる終身雇用の時代は、雇用の安定と引き換えに会社に忠誠を尽くしてきたと思いますが、それが崩れた今は、各個人の自己実現を図り、その事により会社に貢献するという関係を構築しなければならないのではないでしょうか?