井手歯科医院

当院では安心して治療を受けて頂けるよう患者さんとのコミュニケーションを大切にしています 鹿児島市東谷山6-38-7

歯のおはなし

2008-05-11 | 「歯」のおはなし

 歯とお口の健康情報歯とお口の役割
虫歯になる理由や、子供の歯への注意点、定期健診などによる予防の方法などを紹介しています。歯とお口の役割を理解しましょう。

 

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歯の役割としくみ①

2008-05-10 | 「歯」のおはなし

 歯の役割としくみ!歯の構造

歯には大きくわけて「食べ物を噛みくだく(そしゃく)」「発音を助ける」「顔の形を整える」という3つの働きがあります。永久歯は、一生使う歯です。歯の役割と知識よく知って、歯を大切にしましょう。歯の構造とその働き歯がお口の中に見えているのは一部分です。歯の根の部分は、あごの骨の中にしっかりとうまっています。

歯の構造
歯はエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄の組織からできています。歯が口腔内に露出している部分を歯冠、歯冠より下の部分を歯根といいます。そして、歯の中心部には歯髄腔があり、神経と呼ばれる歯髄が通っています。歯にかかる衝撃を受け止め、あごにかかる力を吸収・緩和するために、歯根部分の表面(セメント質)と歯槽骨は歯根膜という繊維性の結合組織で結びついています。歯は歯槽骨、歯肉、歯根膜の支持組織によって支えられています。

     

エナメル質:歯冠部の表面を被っている人間の身体組織の中で最も硬い組織。水晶(モース硬度7)と同じくらいの硬さがあります。
象牙質:エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠部から歯根部まで歯を形づくる組織。エナメル質よりも柔らかい組織。象牙質には象牙細管という細い管が通っていて、管の中は組織液で満たされています。
セメント質:歯根部表面を被っている組織で、歯根膜によって歯槽骨と歯を結合している。骨と同程度の硬さです。
歯髄:神経と呼ばれる組織。神経線維のほかに血管やリンパ管などが通っていて、象牙質に栄養を補給しています。
歯根膜:歯根と歯槽骨の間を結び付ける繊維性の結合組織を主体とした組織。食べ物を噛む際、歯に加わる力が直接歯槽骨に伝わるのを和らげる働きをしています。
歯槽骨:歯を支えているあごの骨で、歯はこの骨の中に植立しています。歯周病などにより歯槽骨が大きく破壊されると、歯がグラグラになります。
歯肉:歯槽骨を被っている軟らかい組織で、一般には歯ぐきと呼んでいる部分です。
歯肉溝:歯と歯肉の境目にある小さな隙間。歯が健康な人でも1~2mmの深さがあります。炎症などによって深くなった状態を、歯周ポケット、歯肉ポケットと呼びます。

 

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噛むことの大切さ・・・

2008-05-05 | 「歯」のおはなし

 「よく噛んで食べる」こと
食べ物を飲みやすくするだけでなく、健康に役立つ様々な効果があります。食べ物はよく噛んで食べるようにしましょう。食事を摂る際には、たくさん唾液(だえき)を出すためにも、よく噛んでたべる習慣を身につけましょう。噛むことの大切さよく噛んで食べることは、食べ物を飲みこみやすくするだけでなく、食べ物がおいしくなったり、消化・吸収を助けたり、健康に役立つ効果がいろいろあります。


よく噛んで食べるための工夫をしましょう

急いで食べないゆっくりと味わって食べましょう。食べ物によって噛みごたえはちがいます。噛みごたえのある食べ物は、1口30回を目安によく噛んで食べましょう。
飲み物で流しこまない食べ物が口の中にある時は、飲み物を摂らないようにしましょう。よく噛むと、食べ物が細かくなり、自然に飲みこめるようになります。

「子供によく噛んでもらうために」
軟食・飽食の時代といわれている現代、“噛まない子”“噛めない子”が問題になってきています。子供の頃から、よく噛んで食べる習慣を身につけることが大切です。幼児期から学童期にかけては、そしゃく機能を育てる大切な時期ですので、ご家庭においても指導が必要です。食事やおやつに噛みごたえのある食べ物をとりいれましょう。「硬いもの」「食物せんいが多いもの」などは噛みごたえがあり、自然と噛む回数が増えます。

POINT
煮干、リンゴ、フランスパン、せんべい、ガム、生野菜、レンコン・ゴボウなどを料理やおやつに取り入れるといいです。

 

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唾液の働き

2008-05-04 | 「歯」のおはなし

唾液の働きについて


唾液(だえき)は、歯や歯肉をはじめ、からだの健康や機能に深いかかわりを持っています。食べ物をよく噛むと出る唾液には、化学的消化やお口の中の洗浄などのいろいろな働きがあります。唾液(だえき)の働きよく噛むと唾液(だえき)がたくさん出ます。唾液には口の中の食べ物のカスや細菌を洗い流す働きがあり、むし歯や歯肉炎の予防につながります

唾液(だえき)の働きには下記のようなものがあります。
化学的消化作用:「唾液アミラーゼ」の働きによって、デンプンを分解します。
そしゃくや飲み込みの補助作用をします。
円滑作用:口の中を湿らせ発音をスムーズにします。
溶媒作用:食べ物を溶解し、舌で味覚を感じさせます。
洗浄作用:食べ物のカスや、細菌を洗い流します。
抗菌作用:リゾチーム、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリンが、病原微生物に抵抗します。
pH緩衝作用:急激なpHの変化を防ぎます。
歯にカルシウムや、リンなどのミネラル分を補給します。

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子供の歯について

2008-04-26 | 「歯」のおはなし

 子供の歯にフッ素塗布は必要?

小さいお子さんの生えたばかりの歯は未熟です。小学生以上になると子供自身がおやつを自由に食べ始めます。            

またこの時期口の中では乳歯から永久歯へと生え変わる大事な時期でもあります。生えたての永久歯もまた未熟で酸に弱いため、特に注意の必要な時期となります。生えたての歯へのフッ素塗布や学童期のフッ化物洗口は重要だと考えます。検診を兼ねて定期的に歯科医院に行き早期予防しておく事が望ましいです。

           

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定期健診

2008-04-19 | 「歯」のおはなし

 定期健診について

「80歳で20本、自分の歯を残そう」という8020運動を厚生省や日本歯科医師会などが推進しています。ご存知ですか?歯科疾患実態調査によると32本の歯の内、60歳で14本、80歳では27本も失ってしまいます。つまり80歳では5本しか残らず、残った歯もほとんど機能していないのが現状です。

歯を失うと身体的健康状態(さらには生命)にも影響することが最近の調査で分かってきています。「歯が痛くなったら歯科医院に行く」「歯が悪くなったら治療すればよい」という考え方が自分の歯を失うことになりかねません。歯科の2大疾患と言われているムシ歯と歯周病の原因は細菌性プラークです。感染源である細菌を除去すれば、ムシ歯にも歯周病にもならない、細菌性プラークの増殖を抑制し悪影響を及ぼさない程度にいつもコントロールしておくことが大切なのです。

そのためには、皆さん自身のセルフケア(ホームケア)が必要です。車や家が定期的なメンテナンスをするように口腔内の健康についても健康を長く保つ為に定期健診を継続して行うことが必要です。

                    

悪くなってから歯科医院へ行くのでは無く、悪くならないように歯科医院を利用して下さい。

                            

  

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生活習慣

2008-04-12 | 「歯」のおはなし

 生活習慣で虫歯になる?

*間食は細菌の栄養源です
お子さんたちのとる「間食」おやつは口の中で虫歯を作る細菌にも、栄養を与えてしまいます。歯の表面についたプラーク(歯垢、歯の汚れ)中の細菌は糖分を栄養源として酸をつくり、そのためプラークは食後短時間で酸性となりこの酸が歯の表面を溶かし始めることで虫歯が生じます。

*ダラダラ食いは危険です。
通常、酸性度の高まったプラークは、唾液により中和され時間とともに元の中性に 戻りますが、ダラダラ食いをしていると、プラークが中性に戻る前にまた酸が作られプラークの酸性度が高い状態が長時間続くため虫歯が進行しやすくなります。これは乳幼児・子供・大人も一緒です。

まずは生活習慣の見直しからやっていきましょう。

                    



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虫歯になる理由

2008-04-05 | 「歯」のおはなし

 なぜ虫歯になるのでしょう!

歯磨きは磨きかたによってその効果に大きな違いがでてきます。自分ではきれいに磨けているつもりでも大切なところが磨けていないことが多いものです。(特に子供や時間に追われていたり、不規則な生活環境にある人)歯科医院で自分の歯磨きをチェックしてもらいましょう。また自分にあった歯ブラシや歯磨き粉なども教えてもらいましょう。いくら歯磨きがきちんとできていても、間食や食べ物の種類(砂糖の問題)などの習慣が歯によくない場合もあります。歯の治療だけでなく歯磨き指導をうける事もオススメします。

                         

             

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