ら く が き ち ょ う

えほんや なずな店主いちみちゃん が
心にうかぶ よしなしごとを 描き散らす since 2005

ナスカ かわいや

2006年04月17日 | つれづれ
 国立科学博物館で開催の『世界遺産ナスカ展 地上絵の創造者たち』(2006年3月18~6月18日)には、デザインの楽しい、絵柄の可愛い土器が多数展示されている。
 わたしが心惹かれたものを上に「らくがき」した。
 一番上は「豆」。豆はナスカの主要農作物なのだそうだ。大地の色とシンプルな模様でいくつも並んでいるのが可愛らしい。
 中央に並んだ三匹はトカゲ。トカゲも砂漠ではおなじみの動物。色合いが暖かく漢字の「出」に見えるポーズがイイ!
 一番下は「魚」。種類はわからないらしい。しかし、開きのようになった形と背骨のような模様がラブリー
 こんな図柄のお皿でご飯が食べたい!!
 
 ほかにも、ニヤニヤした顔の「エビ」とか、ヌボ~っとした「カワウソ」とかもユーモラスで、数千年前のものには見えない。
 戦の戦利品「首級」や出産といった、血まみれで残酷で神聖である「生と死」も、現代のわたしの目にはほのぼのユーモラスに見えたのだ。南米ペルーの古代のデザイナーは、どんな思いでこの土器や図柄を考えたんだろうなぁ。

 ここから下は、長屋連花見に参加できなかった長屋連愛猫組のみなさんに、ナスカ展に展示されていた「ネコ」系の展示物をご紹介。


 斑点ネコパンパスネコという小型のネコ科動物。野ネズミなど有害小動物から畑を守る。ナスカでは早い時期から超自然的動物として、土器の図柄に頻繁に登場。




 神話的斑点ネコ目の周りにタカのマーキング、胴の長さいっぱいに水を象徴する帯が描かれている。




マスクをつけた神話的斑点ネコ超自然的動物が付けるマウス・マスクを付けたネコ。器の下部にはトウガラシが並んでいる。


『世界遺産ナスカ展 地上絵の創造者たち』巡回予定
2006年7月26日~9月3日 鹿児島県歴史資料センター黎明館
2006年9月12日~10月30日 静岡県立美術館
2006年12月4日~2007年2月4日 大分県立芸術会館

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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おっ!いいねっ (ねむ)
2006-04-17 23:23:17
こういう感じ好きだわ~

猫と言われないと、猫には見えないけどね。そこがまたいいね

これは水差しなんだろうか?木製?土器だから粘土かな。

こういう絵のグッズって、人気でそうだよね。誰か作ってくれないかしら・・・?
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私は (きづき)
2006-04-17 23:51:13
トカゲが気に入りましたね。

ホントに現在でも通用するデザインでしたよね。
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くらげツボ (××くらげ)
2006-04-18 07:25:45
その体型まで私に似ているツボは何に使ったんでしょうね。

副葬品なんで、おそらくお酒を入れたんでしょうか?

そうか、二日酔いでへばっていて舌を出してんだ。
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