ら く が き ち ょ う

えほんや なずな店主いちみちゃん が
心にうかぶ よしなしごとを 描き散らす since 2005

『カレーライスはこわいぞ』

2014年05月05日 | おしばい
 ようこさんに誘われて、水戸芸術館へ小さい子達向けのお芝居を観に行きました。
 水戸芸術館専属劇団ACMによる『カレーライスはこわいぞ』(原作 角野栄子 ポプラ社刊)です。

 震災後結成されたゆうくんとマットさん(Ukm3)という読み聞かせユニットで活動中の二人が、中心になって作られた作品。
 普段の読み聞かせ活動での衣装で登場するゆうくんとマットさん。
 いつもやっている、オリジナル手遊び「ぱーぐーぱら2tanど~ん」で始まり、場を温める。
 マットさんは劇中の衣装に着替えるため中座。
 一人残されたウッチーが、おはなしの導入部を語るとき少し寂しそうに見えたのか、客席から子どもの声で「ウッチー」「ウッチー」とかけ声が。
 思いがけない応援に、ウッチーうれしそうでした。
 で、導入部では「最後にこのお芝居に関するクイズが2問あるので、見逃さないようにしっかりみてね!」と、「正解者の中から抽選で2名にウッチーとマットさんから特別なプレゼントがあります」だって。
 
 色鮮やかで、可愛らしく目をひく衣装。
 大道具・小道具もおはなしの雰囲気にあわせて可愛らしく出来ていたし。
 コミカルな台詞。
 ロックテイストの楽しい歌と音楽。
 切れのいいダンス。
 ブラックライトを使った、暗闇にオドロに姿が浮かぶ演出ももあって、45分の間小さい子達を飽きさせない作りです。
 とくに、背景にプロジェクターで映し出す映像を使った演出が「イマドキ」感があったかな。
 おばけの住むレストランで辛いカレーを食べるお客さんの様子を、おもしろおかしく撮影したもので役者さんの顔芸が面白くて面白くて。
 あれをみたら辛いカレーが絶対食べたくなるって。
 
 そういう楽しい仕掛けもあるんですが、やっぱりなんと言ってもキャストと観客の子ども達の直のやりとり(ライブ感)がよかったですよ。
 そう、クイズの出題! 
 「答えはアんけーと用紙に書いて出してね。 お芝居の最初に、おばけが小脇に抱えていた食べ物はなんだったでしょう?」
 「えっ、食べ物なんて抱えてた?」と、となりで見ていたようこさん。
 わたしはバッチリ見てましたよ。
 もう1問「おばけのとなりに引っ越してきた動物はなんでしょう?」
 客席の子どもの中には、答えを誇らしげに叫ぶ子もいて、キャストが苦笑してました。

 次回は11月に、『大どろぼうホッツェンプロッツ』の再演だそうです。



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