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今回の記事は『シャドウハーツⅡ』です。
プレイステーション2のRPGで、これもまた古めのゲームです。
次世代ゲーム機3種の神器が揃った世の流れを完全に無視してます! これでいいのか? ゲームレビュー。
■内容紹介
~プロローグ~
戦争がはじまってから半年が過ぎていた。
--1915年、フランス北部ロレーヌ地方--
『ドンレミ村』
フランスに進攻を開始したドイツ帝国軍の兵士はこの寒村にも姿を現した。
目指すは村の中央に建つ古い教会。
散開し、教会を目指す兵士たち。
ここに潜むといわれている「悪魔」の正体をつきとめ、退治するのが部隊に課せられた任務だった。
一気に表玄関を突き破り、先行した数名が中へとなだれ込む。
しかし、教会の中はカラであった……。
暗い聖堂内を、ゆらぐ陽光だけが照らしている。
部隊の指揮官である彼女(=カレン・ケーニッヒ)もゆっくりと教会の中へ入った。
しんと静まりかえった教会の中に足音が響いた時、彼女の脳裏には上官の言葉がよぎった。
「1915年、この科学の時代に、その悪魔は教会を根城にしている…」
恐怖心をふりはらおうとした時、突然天井のステンドグラスが砕け散り、悪魔は舞い降りた。
この出会いが全てのはじまり。
宿命に導かれた、
壮大な冒険と悲劇の幕開けであった…
~ゲーム紹介~
『シャドウハーツⅡ』は前作『同Ⅰ』の完全続編となるRPGです。
あのファイナルファンタジー(FF)シリーズに匹敵するほどのクオリティーとストーリー面の良さを持っていると僕は思っています。隠れた名作です。
FFには無く、シャドウハーツに強く出ている特色として、ギャグ的要素が多いこと(Ⅱではパロディが多かった)、極度に濃い登場人物たちが出てくること、が挙げられます。どちらもいい味が出ててとても良いです。制作者さんたちのこのセンス、すごく好き。
以下にその他の特徴を書いてきます。(主にシステム面)
■ジャッジメントリング
イベント中や戦闘中に使用。バーがリングを1周する間に色のついたエリアでボタンを押します。(ルーレットのようなものを想像してくれればOKです)ボタンを押した場所により攻撃威力に差が出ます。
(知る人ぞ知る『アンリミテッドサガ』のリールの無情さとは天地の差があるのでご安心を。それに苦手な人のためにオート設定もあります)
これ、自分が好調な日と不調な日の差が激しく出ます。ダメな日はウル君(主人公)攻撃失敗しまくり(笑)
■各キャラクターの成長
ウルはフュージョンモンスター(後述)の獲得、カレンは戯曲の本の入手、ブランカは狼バトルに勝利、などなど。みんなそれぞれ違った方法で成長(≒技の習得を)していきます。個性的で楽しすぎ。
■魔法
魔法はアイテムとして入手。(正確には違いますが、まぁイメージ的にはこれでいいや)
装備することで使用可能になります。(若干2名ほど装備できません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
このシステム、少し面倒くさいです。
■連携(コンボ)
前作からの大幅な変更点のひとつ。このシステムが加わったおかげでガゼン戦闘が面白くなりました。
仲間の攻撃に続けて攻撃することで威力UP!
■フュージョンモンスター
ウルは戦闘中に悪魔に変身することで強力な力を発揮します。レベルが上がるほどモンスター、でかっ! です。
前作とはほぼモンスターを全取っ替えしてきたのには驚きました。
シークレットモンスターあり。前作でも最強だったあの神です。
■2つあるエンディング
分岐は選択肢なので、グッドエンドを見るための前作のようないじめはない。
■クリア特典
ムービーシアター(だったかな? このゲーム、実家に置いてきてて、手元に無いので)
ゲーム中の音声入りイベントシーンをほぼ全て完璧に見ることができます。何、この豪華さは!
残念なのはこれに狼バトルが入っていないことぐらいです。
■感想
『シャドウハーツⅡ』は本当に面白いRPGだと思います。
前作ではちょっと単調だった戦闘も、連携や豊富な戦闘ボイスが入ったことで、とても楽しくなっています。
グラフィックも大幅にきれいになっています。(前作のウルCGは少しキモかった……)
ストーリーもとても良いです。かなりシリアスで重たい内容を描いてはいるんですけども、少し可笑しくなってしまうようなシーンもたくさん入っているため、気分はそれほど重くはなりません。
そしてなんといっても登場人物たちの魅力の高さが、このゲーム最大の売りだと思います。
ホントにとっても最高です!
というわけで、主要な登場人物たちについてひとこと書いてみます。
ウル
このちょうどいいぐらいの軽さと、優しさを併せもったこの男、とても好きです。
僕の知ってるRPGゲーム主人公の中でも抜きん出た魅力を持っています。
カレン
かっこ良さと、女の子らしさを持った娘《こ》でやっぱり魅力が高い。
グッドエンドで明かされる秘密がとんでもない! まさかこう来るとは。
だけどしっかりゲーム中には伏線張ってありました。見事です。
ゼペット
こういうおじいさん、良いですね。だけど後半、戦闘ではあまり使わなかったような気が……。
ごめんなさい。
ブランカ
いかした狼です。そして異常なほどかっこいい。だって彼の声やってる人、あのシャア(池田秀一さん)ですよ!
ガンダムネタ満載のあの狼バトルは本当に楽しかった。
ヨアヒム
こんなキャラ、今まで見たことありません。はっきり言って変態ですが、不思議なほど好きになります。
師匠との熱いバトルは! ……少し引くかもしれない。武器が異常です。
ルチア
セクシーでおっとりした女の子。頭の回転が速いとの設定ですが、実際にはそんなイメージはありません。
他にも体重が実は重量級という意外な設定があったりします。
タロット、アロマの効果は便利です。だけど、タロットは少し博打が過ぎる。
アナスタシタ
この子、可愛いですね~。ロシア編の健気さにノックダウンです。
性格に裏表がありまくるところもかわいいです。
蔵人《くらんど》
すごくかっこいい! 本当に美少年です。
性格も良くて、特殊能力も強力と、完全無欠の少年です。
そして、ブランカに並ぶ、意外度ナンバーワン・キャラクターです。
彼を見ているとONIを思い出します。
ロジャー
千と千尋の蛙さまです。声がね。
この異形のおじいさんもとても好きです。
バッドエンドの方では見事にやってくれてます。
ニコル
大物度ナンバーワンの雰囲気をあれほど出していたのに、
ラスプーチンなんて目じゃないことなんてわかっていたのに、
まさかあんなにあっさりと……。
悪役だけど、魅力は高しです。
レニ&ベロニカ
2人とも憎めない悪者。序盤のレニとウルのやり取りは笑わせてもらいました。
ベロニカとグラン・パピヨンの戦いも笑わせてもらいました。
ピエール&ジェラール
濃さ抜群、動きが怖い。だけどその商売人魂には屈服。
グラン・ガマ
ヨアヒムの師匠。ちょっと尋常じゃない人です。
この人と比べるとヨアヒムが普通の人に見えてきます(笑)
加藤&三猿衆
前作とはものすごく変わった加藤特佐。やっぱり色々あったんだよな。
三猿衆(桜花・飛燕・雷電)も切ないです。
日向大佐
ウルのお父さん、というより、顔、ウルじゃん! 前作とはびっくりするぐらい変わりました。
まぁ、前作より若い頃という設定のためなんだけどもね。
>>公式サイトにイラスト付きの紹介があります。興味があったらそちらもぜひ。
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『シャドウハーツⅡ』
おすすめ度:★★★★★ (★は5つ中、というわけで満点出ました)
機種:プレイステーション2
ジャンル:RPG / メーカー:アルゼ
メーカーによる公式:⇒シャドウハーツⅡ
攻略情報サイト1:⇒シャドウハーツ攻略EX*PLACE ←シャドウハーツの攻略だったら絶対ココです!
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アマゾンにクレームつけたら300円アマゾンギフト券くれました。これで何を買えと?海外amazon見てももうないし、これは再販望むしかないかと横スレ失礼ながら、シャドハファンにお願いしております。SH2ゲームもアマゾンではユーズド4500円超えるから…。おもしろいのに品薄なゲーム。お宝度はどんどん上がることでしょう。