ブログ de ビュー

映画や本、テレビ、ゲームの感想がメイン。作品の記事はカテゴリ「索引」から探せます。

ナイト ミュージアム2(映画)

2009-09-22 00:15:00 | 映画
(C)2009 TWENTIETH CENTURY FOX

今回の記事は『ナイトミュージアム2』(2009年、監督:ショーン・レヴィ)です。
夜の博物館が動き出す!!
大人気となったコメディー・ファンタジーの第2弾作品。
今度の舞台は世界最大の博物館スミソニアン!

■内容紹介 ※goo映画より
ニューヨークの自然史博物館を見事に守り抜いた元夜警のラリーは、念願の起業を果たし、大成功を収めていた。
そんななか、自然史博物館では大規模な展示替えが行われ、不要になった展示物はワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館の倉庫へ移送されることに。
だが展示物がスミソニアンに移った夜、ミニチュアのカウボーイ・ジュデダイアからラリーに助けを求める電話がかかってくる。
自然史博物館に残るはずだった魔法の石版がスミソニアンに移送されてしまい、膨大な展示物たちが不思議な力で生き返ってしまったのだ…!

歴史も宇宙も美術も!
世界最大の博物館が動き出す!!


ナイトミュージアム2

ナイトミュージアム2


■感想
『ナイトミュージアム2』を観てきました。
前作『ナイトミュージアム1』が面白かったので、今回も楽しみにしていました。

印象としてはラリーがすっかりたくましくなったなぁーと思いました。
巨大ダコや歴史上で残忍とされている人たちを前にしても全く動じず、臨機応変に対応している。
ラリーが自然史博物館の夜警を通し、本当に成長していたんだなぁと実感できて感心してしまった。
(今作ではラリーが自然史博物館の夜警を辞めているという前情報があったので、すっかりダメな人に戻ってしまっているものとばかり思っていたので…)
息子との関係も良好なようで、父親としても人間としてもひとまわり大きくなったようです。

そんなラリーがスミソニアン博物館へ単身乗り込みます。
動機は自然史博物館のかつての仲間を助けるためという、何だか立派な理由で。
舞台が世界最大の博物館に移っただけあって、ホントに様々なものや人たちが動き出しています。
これは観ているだけで単純に楽しい。
ただたくさん動き出したのは良いけど、若干個々へのクローズが浅くなってしまっていたのが少し残念だった。
アル・カポネとかイワン雷帝とかもう完全に脇に追いやられていてものすっごく印象が薄いです。
今回の悪役的中心人物のカームンラーって誰だよ? とか思ってしまう。
見た瞬間から小物オーラが全開です。

今回のヒロインとなっているアメリア・イヤハートとカスター将軍の二人はなかなか良かった。
活発だけどやたらとロマンチックなアメリアさん。
終始マイペースで、ラリーとのコンビがすごくお似合いでした。
カスター将軍の意外なキャラ設定も面白かった。
あの良い意味で自分中心猪突猛進タイプの性格は見ていて元気になれそう。
ナイトミュージアム2では一番のお気に入り人物でした。

ちびっ子二人組(カウボーイとオクタヴィウス)も良い味が出ていて良かった。
なんでこんなちっさいのにあんなにも生意気なんだか。
あんなにも英雄風の性格なんだか。
二人の世界では一大スペクタクルな大冒険でも、カメラが引いてみると実は大したことなくて、そのギャップにクスリとしてしまう。
この二人のシーンは無駄にかっこ良く作っているこのセンス、やっぱり好きだなー。

1、2通してのMVPはやっぱりテディ(ルーズベルト大統領)かもしれない。
2では活躍の場はだいぶ減ってしまっていますが、この人が人間的には一番大きく魅力もでかい。
今回もかっこいいんです、このおじさん。

作中でジュデダイアがラリーに言うセリフに
「スーツはかっこいいけれど、着ている人間を中から殺す自殺服だ」
というものがある。
これ、実際に働いている人にとっては複雑な気持ちにさせられます。
好きなことを仕事にできている人ってそう多くはなくて、大体の人は何かを諦めて妥当な所で落ち着いてしまっていることが大半なんじゃないかと思う。
けど仕事が嫌だなんてしょげている場合なんかじゃない。
ラリーのように本当に好きなことが見つかることは稀かもしれない。
それでも諦めずに進んでいけば、いつか見つかるかもしれない。
それは仕事の延長かも知れないし、全く別の道かもしれない。
分からないけど、きっとあるはず。

何だか後半のレビューは話が逸れて、だいぶ青臭くなっちゃいました。
まぁ、それは置いといて、『ナイトミュージアム2』は単純に面白く楽しめる映画です。
機会があったらぜひ観てみてください。
(ただ個人的には1の方が好き)

映画データ
題名ナイト ミュージアム2
製作年/製作国2009年/アメリカ
ジャンルコメディ/ファンタジー
監督ショーン・レヴィ
出演者ベン・スティラー
エイミー・アダムス
ロビン・ウィリアムズ
オーウェン・ウィルソン
リッキー・ジャーヴェイス
クリストファー・ゲスト
ハンク・アザリア
アラン・シャバ
ビル・ヘイダー
スティーヴ・クーガン
ジョン・バーンサル
ミズオ・ペック
パトリック・ギャラガー
ジェイク・チェリー
ラミ・マレック
エド・ヘルムズ
ジョナ・ヒル、他
メモ・特記シリーズ第1作『ナイトミュージアム
おすすめ度★★★☆
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒ナイト ミュージアム2 - goo 映画

■TrackBack Center(他の人の感想を見たい人はココで)
+⇒「ナイトミュージアム2」レビュー :映画レビュー トラックバックセンター

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ blogram投票ボタン ←ランキング参加中。よろしかったらクリックお願いします。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうですね (Matthew)
2009-09-22 21:05:22
2は、2で良いところもありましたが、ストーリー的には、1の方が良かったです。
スミソニアンという、あまりに広大な博物館を使ってしまったのは、ichi-kaさんの言われるとおり、登場人物が多すぎて、各キャラを存分に活かせなかったと思います。
それぞれ良いキャラだっただけに、残念感も大きいですね。
でも、ロケット打ち上げのシーンは、かなりウケました。
返信する
Matthewさんへ (ichi-ka)
2009-09-23 15:38:37
コメントありがとうございます。
1ほど登場キャラひとりひとりへのクローズが浅かったかなとはやっぱり思いますね。
でも面白かったことは確かです。
スミソニアン博物館、行ったことはないんですが、あの規模の博物館なんて実際行ってみたら楽しそうですね。
返信する

コメントを投稿