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(C)Bai Xiaoyan
今回の記事は『レッドクリフ Part I』(2008年、監督:ジョン・ウー)です。
三国志・赤壁の戦いを描いた歴史スペクタクル巨編の前編。
総製作費は100億円だとか!
■内容紹介 ※goo映画より
西暦208年。
曹操軍に追われる劉備軍は孫権軍と同盟を結ぶため、軍師の孔明を孫権のもとに遣わした。
しかし孫権軍では曹操に脅威を感じているものの非戦を唱える臣下が多く、同盟は容易に成立しそうもない。
そんな中、孔明は赤壁で孫権軍の司令官・周瑜と出会い、そのカリスマ性に魅了される。
一方の周瑜も孔明の人柄と戦術眼に驚嘆し、その存在を意識するようになる。
そして二人は信頼を深め、共に戦う事を決意するのだった。
帝国が、襲ってくる。
信じる心、残っているか。
![レッドクリフ PartI](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/07/e543f213e4ddf0b1a9098b571388451d.jpg)
![レッドクリフ PartI](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/dd/6dddbc9bb6527e2ec96d97f0fd5578b6.jpg)
■感想
ジョン・ウー監督の映画って、意外なことに、このレッドクリフが初見でした。
過去にレビューを書いた『エクスマキナ』にジョン・ウー監督は携わっているのですが、この映画ではプロデュースであり、監督ではなかった。
一応は映画好きを自称する身としてはこりゃまずい体たらく…。
とまぁ、自虐はおいといて感想です。
この『レッドクリフ Part1』は三国志の赤壁の戦いのエピソードを、アクション大作の大家ジョン・ウー監督が実写化した映画です。
三国志は横山光輝版の三国志を読んで、すっかり魅了され大好きになった物語です。
なのでこの『レッドクリフ』に対する期待は相当のものでした。
が、過度の期待はやはり危険だった。
というのも、この『レッドクリフ』は、僕がイメージする三国志とはだいぶ違った物語でした。
メインの登場人物も関羽と趙雲以外は何か違っている気がして仕方なかった。
僕が持つ孔明のイメージはもっと自他共に厳格な人物で、周瑜には悪辣なイメージがあった。(実際の周瑜はこの映画のような寛大な人物だったようです)
また蜀びいきの僕としては、この映画の劉備はあまりにもエロ親父感が強くて、残念だった。
けれども、金城武さんが演じる愛嬌のある孔明も、これはこれで悪くはなかったと思います。
鳩を乾かしている孔明、かわいかったし。
アクションシーンは迫力はあるんですが、長いです。
九官八卦の陣の戦いとか、長すぎやしません?
周瑜が突然飛び出して戦いに赴くのですが、あれって趙雲を助けに行ってたのか。全然分からなかった…。
みなさん、武器は大切にしましょう。
Part I というだけあり、物語は良い所で終わってしまっています。
赤壁の戦いの見せ場はどうやらPart II に持ち越しの用ですね。
最後に三国志・赤壁の戦いに関連する人物説明をちょろっと。
基本は横山三国志がベースで、私見も混ざってますが、三国志理解の役に立てば幸いです。
蜀
諸葛亮孔明(しょかつりょう・こうめい)
多くの事柄に精通し、先見の明を持った天才軍師。
劉備に対して生涯において忠信の心を尽くす。
公正で知略に優れた孔明は多くの人に尊敬の念を抱かれる。
死後に魏の大都督・司馬懿仲達(しばい・ちゅうたつ)を逃亡させた「死せる孔明、生ける仲達を走らす」の故事は有名。
劉備(りゅうび)
後の蜀の皇帝。漢帝国の血筋を引く正統な末裔。
義に厚いその性格は領民に愛され、その元には多くの有能な人物が集まり、劉備の為に身を尽くす。
野に下っていた孔明を三顧の礼により迎え、その心を開かせる。
関羽(かんう)
武・知・義を兼ね揃えた天下無双の武将。劉備・張飛とは義兄弟の仲。
赤壁の戦い以前に、劉備夫人の身を守る為、曹操の軍門に降った経緯がある。
劉備の所在が明らかになった後、千里の道を辿り劉備の元へと還る。
張飛(ちょうひ)
関羽を持ってして自分よりも強いと言わしめる程の武将。劉備・関羽とは義兄弟の仲。
性格が荒く、酒乱の気があるため、蜀関連の悪事は酒に酔った張飛のせいとされることが多い気の毒な武人。
趙雲(ちょううん)
蜀の武将。非常に勇猛かつ義に厚い武芸の達人。
五虎大将軍の中では最も長く生き、蜀の為に身を尽くす。
後に孔明は劉備が趙雲を非常に信頼し重用していたことを思い出す。
諸葛亮孔明(しょかつりょう・こうめい)
多くの事柄に精通し、先見の明を持った天才軍師。
劉備に対して生涯において忠信の心を尽くす。
公正で知略に優れた孔明は多くの人に尊敬の念を抱かれる。
死後に魏の大都督・司馬懿仲達(しばい・ちゅうたつ)を逃亡させた「死せる孔明、生ける仲達を走らす」の故事は有名。
劉備(りゅうび)
後の蜀の皇帝。漢帝国の血筋を引く正統な末裔。
義に厚いその性格は領民に愛され、その元には多くの有能な人物が集まり、劉備の為に身を尽くす。
野に下っていた孔明を三顧の礼により迎え、その心を開かせる。
関羽(かんう)
武・知・義を兼ね揃えた天下無双の武将。劉備・張飛とは義兄弟の仲。
赤壁の戦い以前に、劉備夫人の身を守る為、曹操の軍門に降った経緯がある。
劉備の所在が明らかになった後、千里の道を辿り劉備の元へと還る。
張飛(ちょうひ)
関羽を持ってして自分よりも強いと言わしめる程の武将。劉備・関羽とは義兄弟の仲。
性格が荒く、酒乱の気があるため、蜀関連の悪事は酒に酔った張飛のせいとされることが多い気の毒な武人。
趙雲(ちょううん)
蜀の武将。非常に勇猛かつ義に厚い武芸の達人。
五虎大将軍の中では最も長く生き、蜀の為に身を尽くす。
後に孔明は劉備が趙雲を非常に信頼し重用していたことを思い出す。
呉
周瑜(しゅうゆ)
孫策・孫権に仕えた呉の名将。美周郎と称される美男子だったという。
軍略に優れ、敬意を尽くす周瑜に対して孫権は絶大なる信頼を寄せていた。
血涙を吐いて憤死する周瑜の最期はあまりに哀れに感じてしまう。
孫権(そんけん)
勇猛を恐れられ江東の小覇王と称された孫策の弟。後の呉の皇帝。
若くして亡くなった孫策の後を継ぎ、19歳にして孫家軍閥の当主となる。
兄・孫策からは政治については自分よりも秀でると言われていた。
周瑜(しゅうゆ)
孫策・孫権に仕えた呉の名将。美周郎と称される美男子だったという。
軍略に優れ、敬意を尽くす周瑜に対して孫権は絶大なる信頼を寄せていた。
血涙を吐いて憤死する周瑜の最期はあまりに哀れに感じてしまう。
孫権(そんけん)
勇猛を恐れられ江東の小覇王と称された孫策の弟。後の呉の皇帝。
若くして亡くなった孫策の後を継ぎ、19歳にして孫家軍閥の当主となる。
兄・孫策からは政治については自分よりも秀でると言われていた。
魏
曹操(そうそう)
魏の丞相。機知・権謀に富んだ野心家。目的の為には冷酷な行為も厭わなかった。
その性格には問題があり、彼を嫌う人も多くいたが、才能は確かなものだった。
敵・味方を問わず有能な才能を愛し、特に関羽のことを自らに従わせたいと願っていた。
徐庶(じょしょ)
天才軍師。劉備に仕えていたが、魏に捕らわれた母の身を案じ、魏に仕える身に。
去り際に孔明の存在を劉備に知らせて去っていく。
三国志において、軍師の重要さを教えてくれた彼はレッドクリフにも登場するのだろうか?
横山三国志では赤壁の戦いにも登場するんですけどね。
龐統(ほうとう)
知略に富み、孔明と並び称されるほどの人物。赤壁の戦いにおける、とある作戦のキーマン。
レッドクリフPart II においてはおそらく登場するはず。
曹操(そうそう)
魏の丞相。機知・権謀に富んだ野心家。目的の為には冷酷な行為も厭わなかった。
その性格には問題があり、彼を嫌う人も多くいたが、才能は確かなものだった。
敵・味方を問わず有能な才能を愛し、特に関羽のことを自らに従わせたいと願っていた。
徐庶(じょしょ)
天才軍師。劉備に仕えていたが、魏に捕らわれた母の身を案じ、魏に仕える身に。
去り際に孔明の存在を劉備に知らせて去っていく。
三国志において、軍師の重要さを教えてくれた彼はレッドクリフにも登場するのだろうか?
横山三国志では赤壁の戦いにも登場するんですけどね。
龐統(ほうとう)
知略に富み、孔明と並び称されるほどの人物。赤壁の戦いにおける、とある作戦のキーマン。
レッドクリフPart II においてはおそらく登場するはず。
あ、感想より長くなってしまった…。
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題名 | レッドクリフ PartI |
製作年/製作国 | 2008年/アメリカ=中国=日本=台湾=韓国 |
ジャンル | 歴史劇/アクション/ドラマ |
監督 | ジョン・ウー |
出演者 | トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー チャン・チェン ヴィッキー・チャオ フー・ジュン 中村獅童 リン・チーリン ユウ・ヨン バーサンジャプ ザン・ジンシェン、他 |
メモ・特記 | 2部作の第1部 |
おすすめ度 | ★★★☆ |
■Link
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人形劇で見てただけなので、あらすじは覚えているけど、人物に関してはほとんど覚えていなかったので、ichi-kaさんの人物紹介、大変勉強になりました。
本当に、劉備・関羽・張飛・孔明・曹操ぐらいしか、印象に残っていない記憶力の無さ・・・
金城 武の孔明は、結構、気に入ってしまいました。
Part2の、赤壁の戦いシーンと、その後がどこまで描かれるのか楽しみですね。
面白そうですね(あ、映画の話だった)
ジョン・ウー監督は
アクションに優れた方だから
なんとなく、歴史ものというより
「MI-2」続きのイメージを持ちました
アクションが軽快であればある程
歴史ものの重厚感が薄れていくのかな
興業成績は先週「ガリレオ」を押さえて
トップでしたが
どこまで伸びるか注目ですね
>Matthewさんへ
僕も三国志の知識は漫画で得たものしかありません。いつか小説版も読めたら読んでみようかなと思ってます。
金城さんの孔明は素敵でしたよね。
Part2に赤壁の戦いの見せ場の多くはありそうですね。ジョン・ウー監督が撮る炎上のシーンは凄そう。楽しみです。
>ますびさんへ
この映画は話題性が凄く、広告にも力が入ってそうです。いろんな駅で映宣ポスターを見かけました。だからけっこう興業成績も伸びるかも。
横山マンガの三国志は面白いのでオススメです。けど読みきるにはけっこうな覚悟が必要な分量かもしれないです。