『ダイ・ハード4.0』（映画）

(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX

今回の記事は『ダイ・ハード4.0』（2007年、監督：レン・ワイズマン）です。
人気シリーズの12年ぶりの新作、ブルース・ウィリス主演のアクション大作です。ど派手なアクションは見もの！

■内容紹介
アメリカ独立記念日の前夜。
ワシントンＤＣのＦＢＩ本部に、「全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けられた」との情報が入り、ブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始される。
一方その頃、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、久しく顔を見ていない娘ルーシーに会うため、ニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。しかし、意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちするマクレーン。おまけに、たまたまそこにいたばかりに、上司から、近くに住むマットというハッカーをＦＢＩ本部まで連行せよ、とのヤボ用まで仰せつかるハメに…。

マットは小生意気なガキだった。
超アナログ思考のマクレーンにとって、意味の分からないことを言う。
まったくもって不愉快だ。
とっととこんな奴は連行してしまおう、と思った矢先、マクレーンとマットは何者かに襲撃される。
狙われているのはマットのようだった。
またしても、マクレーンは厄介事にまき込まれてしまった。
「何で、オレばっかりがこんな目に……！」

世界一不運な男、マクレーン刑事の決死の護送劇が始まった。
そしてそれは、全米を揺るがすサイバーテロへと発展してゆく……。

その男、再起動。






■感想
今回は『スパイダーマン３』の時の経験を踏まえ、公開のだいぶ前に、ダイハードシリーズで唯一見ていない『ダイ・ハード３』をレンタルしてみました。
同じ愚は繰り返さないぞ、と満足げだったんですけど、４公開後も、レンタル屋さんで割とダイハード３は見かけたし、おまけに地上波放送までしてくれちゃいました。
人生ってそう上手くはいかない。

と、いきなり愚痴から始まりましたが、そろそろ本編の感想を書きます。

今作『～４』のマクレーン刑事は渋い！　人生の苦難を味わった男の凄みというものが感じられました。
そしてやっぱりタフネス！

第1作目では強くも妻想いの優しい男、第2作目でもその面影を残し、第3作目でやさグレて、そして12年の歳月を経て、今作4作目ではすっかり渋くなったマクレーン刑事。頭はスッキリ！
１～３では、ダイハードのひとつのテーマとして、マクレーン刑事の愛する妻・ホリーへの想いってのがあったんですが、『４』ではホリーのホの字も出てきません。なんという世知辛さ！！
これを思うと、モヤッとしたハッピーエンドだと思ってた『３』のラストは、実はバッドエンドだったんだなーと、人生の厳しさを痛感した気分です。（何のこっちゃ…）

だけれども、今回の『４』では、そんなホリーに変わって、マクレーン刑事の娘・ルーシーが登場しています。
悲しいかな、最初はマクレーン刑事の娘への想いは一方通行のように思えるのですが、実は…。
案外似た者同士の父娘の絆が今作のひとつの見所です。

『３』に引き続き、『４』でもマクレーン刑事は孤軍奮闘ではありません。
パートナーがいます。
それが、内容紹介にもちょこっとだけ書いたマットです。
アナログ思考のマクレーンに対して、マットはいわゆるデジタル人間。
対照的な2人ですが、意外とこの2人はナイスコンビでした。
お互いに少しずつ影響を受けていく展開が良かったです。
（一見頼りない人間の成長は、お約束な展開ですけど、観ているこっちの方が嬉しくなってきます）

『４』の目玉ともいえる、ど派手なアクション（トンでもアクションとも言う）はやっぱり凄かった！
飛んでるヘリを車で撃墜って、何たる無茶を！！
車が3つも飛んできているのに落ち着きすぎだったり。
超危険なシーンが満載です。

映画データ
題名	ダイ・ハード4.0
製作年／製作国	２００７年／アメリカ
ジャンル	アクション／サスペンス／犯罪／エンタメ
監督	レン・ワイズマン
出演者	ブルース・ウィリス ジャスティン・ロング メアリー・エリザベス・ウィンステッド ティモシー・オリファント クリフ・カーティス マギー・Ｑ シリル・ラファエリ ケヴィン・スミス ジョナサン・サドウスキー、他
メモ・特記	シリーズ4作目
おすすめ度	★★★

（★は最高で５つです。★：1pt, ☆：0.5pt）

■Link
+⇒公式ＨＰ(Japanese/English)
+⇒ダイ・ハード４．０ - goo 映画

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