ブログ de ビュー

映画や本、テレビ、ゲームの感想がメイン。作品の記事はカテゴリ「索引」から探せます。

世界中に花束を/THE BACK HORN(音楽)

2011-04-03 02:00:22 | 音楽

THE BACK HORN 世界中に花束を(コメント)



今回の記事はTHE BACK HORNの「世界中に花束を」。
この曲は震災発生後にメンバー全員で自分達に出来ることを話し合い作り上げた楽曲で、3/30よりレコチョク、iTunes Store、mora、ビクターMUSICより配信されています。
メンバーの意向により収益の全額は震災被災者への義援金として寄付されるチャリティー楽曲ですので、協力してあげられる方はぜひダウンロードしてみて下さい。
曲はバクホンらしい飾り気のない繊細な歌詞に悲しみを乗り越えていこうという力強いメッセージが込められた素敵な曲です。

THE BACK HORNのメンバーのうち、ドラム兼リーダーの松田さんとギターの栄純は福島出身、ボーカルの山田さんは茨城出身と、今回の震災は決して人ごとではなかったであろうバクホン。
そんな彼らが新曲のチャリティー配信を行ってくれました。

⇒THE BACK HORN被災地に捧ぐ新曲「世界中に花束を」配信(ナタリー)

いちファンである僕ですら単純に嬉しいのだから、被災地の方でTHE BACK HORNのファンがいたらその嬉しさはひとしおでとっても勇気づけられるんじゃないかと思う。
この時期、活動を自粛してしまっているアーティストが多い中、積極的に曲を作ってくれたバックホーンはやっぱりかっこいいや。
某バンドの「僕らは歌うことしかできない」というコメントが非難されたり、被災者へ向けた音楽活動が偽善的に捉えられたりする風潮は世間にはある。
けど、彼らはロックバンドなのだから、音楽で被災者を勇気づけようというその志は絶対に間違ってはいないと思う。

新曲「世界中に花束を」。
急遽作られた楽曲ということもあり、アルバムやシングルに収録されているバックホーンの楽曲と比べると音楽の重厚さはやや薄いという印象はなくはない。
けれど歌詞の素晴らしさは流石ですごく良かった。
変にカッコをつけない飾り気のない歌詞は直球で胸を打ち、優しい気持ちとがんばろうという気持ちで一杯にしてくれる。本当に良い曲だなー。

楽曲のダウンロードはPCならiTunes Storeやmora、携帯からならレコチョク、ビクターMUSICから出来ます。
バンド名「バックホーン」もしくは楽曲名「世界中に花束を」で検索すれば引っかかります。
お値段は200円。(着うたフルだともう少し高めな模様…)
チャリティーに協力できる方はぜひダウンロードして聴いてみて下さい。

この曲の歌詞情報ですが、まだ公式発表はないみたいですね。
とても素敵な歌詞なのでちょっともったいない。
なので下記にさらっと書いておきます。
(公式発表されたら消す予定です)
耳コピなので間違い等はあるかもしれません。
基本歌詞は聞き取りやすいバクホンですが、バックコーラスの箇所が少々自信ないです。


「世界中に花束を」 / THE BACK HORN

何故だろう何もないな あんなに欲しかったのに
あるのは寂しさと 霞みがかった空だけ

生きるのは簡単なことではないけれど
辛いだけでもないだろう
人気のない明け方の街を歩くのが好きだった

世界中に花束を 太陽が昇るその前に
光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に

不思議だな 憧れや夢は
近づけば近づくほど 遠ざかってゆくようだ
消えてしまいそうなほどに 僕は今無力だ

あの空では ずっと消えない悲しみが
もういいよと嘆いてる
軽はずみな言葉はやめて
すべての人におやすみ

世界中に花束を 生まれ変われるその前に
今日だけの (「夜を駆けろ」かも?)
悲しみにさよならを告げて手を振るよ

何もかもみんな 元々はひとつだったのか
儚く揺れながら 消えてしまうほどに
確かに僕は此処にいるから

悲しみに塗れたくないんだよ
まだ夢は叶えたくないんだよ
神様になりたいわけじゃないんだよ
また君に会いたくなるんだよ

今 心の扉を開いて行くのさ
眠れる孤独を連れたまま
心臓は動くのさ
世界も動いているのさ
誰にも邪魔されることなく
朝と昼と夜と
光と影と僕と
その間で奏でている
おどけて笑ってよ
忘れはしないだろう
ずっとずっと走り続けてゆく

世界中に花束を 太陽が昇るその前に
光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に
世界中に花束を 生まれ変われるその前に
今日だけの悲しみにさよならを告げて手を振るよ

僕等何処へゆく
何処へ行っても
また此処に帰るだろう


■Link
THE BACK HORN OFFICIAL SITE


最新の画像もっと見る

コメントを投稿