ブログ de ビュー

映画や本、テレビ、ゲームの感想がメイン。作品の記事はカテゴリ「索引」から探せます。

戦う君よ/THE BACK HORN(音楽)

2010-04-25 17:31:00 | 音楽
700日ぶりとなるTHE BACK HORNのNEW SINGLE 『戦う君よ』発売!
どれだけザ・バックホーンの新曲を待ち侘びたことか。
『戦う君よ』にはメンバー4人の作詞曲が収録された豪華シングルで、4曲ともにそれぞれの世界観を歌ったロックになっています。

リード曲「戦う君よ」のPVはYouTube上に上げられているのでブログに貼ることはできるのですが、あえて貼りません。
PVはTHE BACK HORNの特設サイトで見ることができるので、ぜひそちらへアクセスしてご覧になってください。

THE BACK HORN 特設サイト ※期間限定で『戦う君よ』の特設

特設サイトではPVの他にメンバーコメントも見れるので、興味を持たれた方はぜひ訪れてみてください。

それでは『戦う君よ』の感想を。

1.戦う君よ
栄純先生作詞の「戦う君よ」はものすごく前向きで明るい応援歌になっています。
以前のバックホーンは影のある暗い曲が多くてそれはそれで好きだったのですが、最近のバックホーンは明るめの曲も多い。
とか思ってると『パルス』収録の「人間」みたいな壮絶に暗い曲もあったりする。
バンドの曲の幅がホントに広がったなぁーと思います。
曲調によらず歌詞は変わらず良いのはやっぱりすごい。
「戦う君よ」の歌詞もすっごく良い。
グッときます。

何処までも行けよ 顔をあげて
ありのまま何もかも輝くだろう
今はまだ闇に震えていても 笑いあえる日がくる


歌詞も全体に凝った歌詞ではないのに、とにかく魅力的に聴こえる。
そして、「戦う君よ」は曲調がかっこいい。
イントロから全開サウンドで力強い。
後半のさぁ走り抜けよう~から少し穏やかな曲調に変わるけど、力強さは残ったまま。
日々を戦い抜く力がもらえる素敵な曲です。

2.神の悪戯
松田さん作詞の「神の悪戯」は、世紀末を何となくイメージしました。
混沌となった暗黒の世界で宴が繰り広げられ、それを神が洗い流すというような壮大な世界観。
けれどそれは神にとって悪戯なんだ、みたいな。
今までの松田さんの作詞曲とはだいぶ違ったものとなっていて、(バックホーンの曲の中でもこの手の壮大なものはなかった)新しいものにチャレンジしたんだなぁという気概と新鮮さを感じました。
曲調は荒々しくハード。
混沌として、また禁断のイメージも漂う不思議な味わいのある曲でした。

3.パラノイア
山田さん作詞の「パラノイア」はとにかくカオスな感じの曲でした。
言葉まわしも独特で遊び心に溢れています。
歌詞も曲調も何とも言えない不思議な感覚に陥らせるおかしなパワーを持っています。
タイトルが妄想的症状を表すパラノイア(偏執病)ってのも納得です。
コレがソレでドレがソファミレミファレ レレレ~♪
のところ、たまらない。
現実と妄想が交じり合った様な超不思議な感覚に陥ります。
こんなカオスな曲なのに、サビの部分のメロディーがバッハの小フーガ ト短調に少しだけ似ていて、なのに曲にはすごく合っていて、何から何まで意外性と遊び心に富んだぶっとんだすごい曲。
聴けば聴くほど癖になる、ちょっとヤバめの曲です。

4.栄華なる幻想
岡峰さんの作詞曲は言葉まわしが凝っていてかっこいい曲が多い。
「栄華なる幻想」もやっぱりかっこ良くて、そして凝ってる。
栄華なんて言葉普段使わないし、万朶《ばんだ》なんて言葉初めて知りました。
※〔「朶」は垂れさがった枝の意〕(花のついた)多くの枝。例:万朶の桜
岡峰さんの歌詞を読む時は辞書を1回は引いているなー。
曲調は軽快な感じになっていて耳なじみが良くて好きだな。
また、どこか懐かしい気持ちにもなる情緒感も感じます。
詩情豊かな素敵な曲だと思う。
メンバーもコメントで言っていた通り、シングルの締めの曲として良いですね。

最後に「戦う君よ」のPVの感想もちゃらっと。
PVは部屋に閉じこもった青年がメイン主人公っぽい構成。
誰にだって胸の中には熱い何かを必ずもっていて、それを爆発させたい衝動がある。
そんな熱い熱いエネルギーがあるんだから、日々きっと戦っていけるさ。
そういう力強いメッセージを感じました。
(PVは個人的には松田さんの店長(マスター?)コスプレが異様なほど似合っていて好き)

熱くエネルギッシュなロックを歌い続けるTHE BACK HORNには青い炎というイメージがある。
青は炎の色では赤よりも熱い熱い色。

高校の頃から聴いているTHE BACK HORNはとにかく大好きなバンドです。

■Link
THE BACK HORN 公式HP


最新の画像もっと見る

コメントを投稿