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南庄内在宅医療を考える会 世話人会
日時:4月13日 19:00~21:00
会場:医師会会議室
出席者:石橋、土田、中村、三原、ほたる(遠藤、渡邊)
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本年度の「在宅医療を考える会」は、在宅医療を担う医師の互助機能の確立を目指すこととしました。
在宅医療の互助の仕組みとして、現在「ゆきちネット」があります。
ゆきちネットは、看取りが近い患者を在宅で抱えているかかりつけ医が、旅行や出張などで留守にする間のバックアップを一定の謝礼を支払うことで依頼するという仕組みですが、2年間の運用で、実際に利用された件数は限られています。実際にそのようなケースが少ないのか、利用を躊躇しているのか、制度を知らないのか、個人的なつながりで済んでいるのか分析が必要ですが、いずれにしろ機能していないというのが現実です。
有効に機能するあらたな互助の仕組みが必要ですが、それを今年は徹底的に話し合おうということになりました。それには、まずは在宅医療(施設も含む)や看取りに対する意識を医師間で共有する必要がありますし、市民啓発も必要です。また、地域医療ビジョン検討委員会の答申として、在宅看取りを進めるためのネットワークづくりとして「在宅診療コントロールセンター」の創設という提案もでています。このあたりも含めた活発な意見交換を期待したいと思います。
また、通院できなくなった患者さんが訪問診療を希望しても応じない例が散見されることがほたるより報告され話題となりました。かかりつけ医としての基本姿勢は、通院できなくなった患者さんでも、患者さんの希望があれば最期まで責任をもって看るということにあると思います。さまざまな事情で看れないのであれば、少なくとも他院へ診療情報提供書を添えて紹介すべきです。このあたりの医師の意識についても、率直な意見交換ができればと思っています。
本年度の予定としては、まずは、在宅医療の現状について簡単な予備調査を行い、1回目は、今のところ、6月23日(火曜)を予定しています。初回は、酒田の岡田先生をお呼びし、30分ばかり酒田の在宅医療の現状をお聞きした後、忌憚のない話し合いを行いたいと思います。多くの皆さまの参加を期待します。
参考
在宅医療を考える会これまでの内容
支え合いグループ「ゆきちねっと」合意事項
平成25年4月15日
1.支え合いグループの名称を「ゆきちねっと」とする。
2.手挙げ方式で参加を募る(3月の会に出席した中で11名がすでに参加表明)。
3.その中での細かいグループ分けは特にせず、参加表明した医師で支え合う。
4.参加、脱退、再参加は自由とする。
5.参加者のメーリングリスト(ML)をイントラネット上に作成する(yukichiml)。
6.対象とするケースは「予測できる死亡時の対応」にとりあえず限定する。
7.運用の実際
・まずは医師同士で直接依頼し、調整がつかない場合にML(yukichiml)を介してバックアップ医を募る。
・ML上でもバックアップ医がみつからない場合、世話人(石橋、土田、中村)がコーディネート役となる。
・バックアップ医が決まったら、患者情報をNet4Uやイントラネットメールなどを利用して主治医からバックアップ医へ伝える。
・患者情報は「患者の氏名、住所、電話番号、主病名、症状」を必要最小限とする。なお、Net4Uで共有する場合は、その限りではない。
・謝礼について:主治医はバックアップ医師に謝礼を支払うこととする。その金額は1日当たり1万円とし、拘束日数で金額を算定し、必要経費として認められるであろうことから、バックアップ医は主治医に領収書を渡す。
8.以上を合意事項として文書を作成し、ML上で共有する。
※今回は、「予測できる死亡時の対応」に限定する。
南庄内在宅医療を考える会 世話人会
日時:4月13日 19:00~21:00
会場:医師会会議室
出席者:石橋、土田、中村、三原、ほたる(遠藤、渡邊)
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本年度の「在宅医療を考える会」は、在宅医療を担う医師の互助機能の確立を目指すこととしました。
在宅医療の互助の仕組みとして、現在「ゆきちネット」があります。
ゆきちネットは、看取りが近い患者を在宅で抱えているかかりつけ医が、旅行や出張などで留守にする間のバックアップを一定の謝礼を支払うことで依頼するという仕組みですが、2年間の運用で、実際に利用された件数は限られています。実際にそのようなケースが少ないのか、利用を躊躇しているのか、制度を知らないのか、個人的なつながりで済んでいるのか分析が必要ですが、いずれにしろ機能していないというのが現実です。
有効に機能するあらたな互助の仕組みが必要ですが、それを今年は徹底的に話し合おうということになりました。それには、まずは在宅医療(施設も含む)や看取りに対する意識を医師間で共有する必要がありますし、市民啓発も必要です。また、地域医療ビジョン検討委員会の答申として、在宅看取りを進めるためのネットワークづくりとして「在宅診療コントロールセンター」の創設という提案もでています。このあたりも含めた活発な意見交換を期待したいと思います。
また、通院できなくなった患者さんが訪問診療を希望しても応じない例が散見されることがほたるより報告され話題となりました。かかりつけ医としての基本姿勢は、通院できなくなった患者さんでも、患者さんの希望があれば最期まで責任をもって看るということにあると思います。さまざまな事情で看れないのであれば、少なくとも他院へ診療情報提供書を添えて紹介すべきです。このあたりの医師の意識についても、率直な意見交換ができればと思っています。
本年度の予定としては、まずは、在宅医療の現状について簡単な予備調査を行い、1回目は、今のところ、6月23日(火曜)を予定しています。初回は、酒田の岡田先生をお呼びし、30分ばかり酒田の在宅医療の現状をお聞きした後、忌憚のない話し合いを行いたいと思います。多くの皆さまの参加を期待します。
参考
在宅医療を考える会これまでの内容
支え合いグループ「ゆきちねっと」合意事項
平成25年4月15日
1.支え合いグループの名称を「ゆきちねっと」とする。
2.手挙げ方式で参加を募る(3月の会に出席した中で11名がすでに参加表明)。
3.その中での細かいグループ分けは特にせず、参加表明した医師で支え合う。
4.参加、脱退、再参加は自由とする。
5.参加者のメーリングリスト(ML)をイントラネット上に作成する(yukichiml)。
6.対象とするケースは「予測できる死亡時の対応」にとりあえず限定する。
7.運用の実際
・まずは医師同士で直接依頼し、調整がつかない場合にML(yukichiml)を介してバックアップ医を募る。
・ML上でもバックアップ医がみつからない場合、世話人(石橋、土田、中村)がコーディネート役となる。
・バックアップ医が決まったら、患者情報をNet4Uやイントラネットメールなどを利用して主治医からバックアップ医へ伝える。
・患者情報は「患者の氏名、住所、電話番号、主病名、症状」を必要最小限とする。なお、Net4Uで共有する場合は、その限りではない。
・謝礼について:主治医はバックアップ医師に謝礼を支払うこととする。その金額は1日当たり1万円とし、拘束日数で金額を算定し、必要経費として認められるであろうことから、バックアップ医は主治医に領収書を渡す。
8.以上を合意事項として文書を作成し、ML上で共有する。
※今回は、「予測できる死亡時の対応」に限定する。