鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

羽黒登山

2014-11-27 15:14:30 | 日記


勤労感謝の日の振り替え休日の24日、天気が良かったので、日頃の運動不足解消
も兼ね、羽黒山へ登ってきました。ハアハア、ゼイゼイ、汗びっしょりでしたが、
30分程度で2446段の石段を登り切りました。帰りは、写真を撮りながらのんびり
下山。羽黒山はいつ来てもいいところですね。

写真集



医療と介護の連携研修会

2014-11-22 16:22:05 | 日記
平成26年度第2回
鶴岡市医療と介護の連携研修会
11月20日 18:30~20:30
出羽庄内国際村 ホール

テーマ 「認知症高齢者の入退院支援について理解を深める」
     ~ 住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために ~





毎年2回行われている医療と介護の連携研修会、今回も200名程の医療・介護・福祉関係者が集まりました。
今回のテーマは、前回に引き続き、認知症。
認知症の人が急性期病院へ入退院する際のさまざまな問題や在宅支援について多職種で意見交換をしました。
手のかかる認知症の人を地域でどう支えていくの大きな課題です。


◆「鶴岡市医療と介護連携研修会にかかるアンケート調査」まとめ
 居宅支援事業者部会主任介護支援専門員分科会会長
 鶴岡市農業協同組合福祉サービス 介護支援専門員 松本 新市 氏

https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zebG01bk03dHBnMHc/view?usp=sharing

◆当院での認知症高齢者患者との関わり
 協立病院 認知症ケア専門士 五十嵐 大地 氏

https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zeYTBfdjQ3dUtDWWc/view?usp=sharing


◆グループワーク
 「認知症高齢者の入退院支援」



◆ミニレクチャー 認知症患者の退院指導
 山形県立保健医療大学 看護学科 後藤順子



鶴岡から学んだこと
・参加者の言葉で、専門職の理解が深まる
・担当者だけが一生懸命にならないこと
・連携の応援団を増やす、広げる
・顔見知りになれば、連携しやすくなる
・地域の問題を的確にとらえること
・地域の事例はイメージしやすく、遭遇しやすく、より具体的な解決方法につながりやすい

その人でなくとも、持続可能なケアシステムづくり、
・・・何かを作り上げ、課題を解決していく創造する喜びの共有


https://drive.google.com/open?id=0BzItwTwB_6zeTkd4WkV5WldnYWs&authuser=0

5者懇談会

2014-11-22 15:52:55 | 日記

第34回市町村、部課長、庄内保健所、荘内病院、鶴岡病院、医師会役員懇談会
11月19日 18:30~ グランド・エル・サン

配布資料
https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zeWi1ucUhFdlh0Q2M/view?usp=sharing

話題提供

1)鶴岡市
 ○認知症対策について
  鶴岡市 健康福祉部 長寿介護課長 佐藤正則 氏

 ・認知症地域支援推進員
 ・認知症ケア向上研修
 ・認知症ケアパス作成
 ・徘徊SOSネットワーク
 ・認知症キャラバンメイト
 ・初期集中支援チーム
 ・認知症予防手帳作成関係者会議


2)庄内保健所
 ○自殺の実態と対策
  庄内保健所 所長 松田 徹 先生

 ・かかりつけ医の気づきが大事 → 精神科医への紹介


3)鶴岡病院
 ○認知症と地域連携について
  鶴岡病院 院長 神田 秀人 先生


4)鶴岡地区医師会
 ○情報共有で在宅患者を支える
  鶴岡地区医師会 三原

 
http://youtu.be/BbF-F5gj2VY

 NHKニュースで放映された動画を利用し、Net4Uの活用状況を報告
  在宅医療における多職種連携に活用され、
  近年、ケアマネ、薬剤師、歯科の参加が急増している

懇親会
 松田保健所長の乾杯のあいさつのあと、懇親会が和やかに行われ、
 鈴木伸男先生に閉めの言葉で、閉会となりました。



 

金沢の紅葉

2014-11-20 17:33:32 | 日記


パス学会後は、金沢へ一泊。
夜は、カニやのどぐろなどの美味しい魚料理と日本酒を楽しみ、
翌日は、金沢の街を散策し、紅葉を堪能しました。

写真集

https://plus.google.com/photos/101791822828330277284/albums/6083696750131267505

在宅医療を考える会

2014-11-20 09:16:14 | 日記


在宅医療を考える会
11月17日、19:00~

総合司会:石橋先生

1、開会

2、診療所調査の報告(ほたる 渡邊)
 100%回収率をめざし、現在アンケート調査中、(現在の回収率90%超)
 診療所全体では、60%強が訪問診療~往診を行っている
 (内科系に限ると90%程度)

3、施設訪問調査について(三原) 
 昨年度行った、当地区のサービス事業所調査について概要を報告 
 現在、論文化し投稿作業中。
 報告内容

4、ワールドカフェの説明(鶴岡協立病院 瀬尾)

・対話を楽しむ
 結論を無理にまとめる必要はありません。その場に出てくる話と参加者との対話を楽しみましょう
・話をよく聞く
 話すばかりでなく、他の人の話によく耳を傾けましょう
・質問して広げる
 分からない事は質問しよう。理解は深まり対話が広がります
・否定しないで受け止める
 議論の場ではありません。多様な意見を受け入れそれに触発される自分自身を楽しみましょう
・リラックス
 正解も間違いもありません。リラックスして話しましょう
・アイデアや思いついた事を書く!描く!つなぐ
 思いついた事や話したい事などのキーワードを書いたり画を描いたりしながら対話を残しましょう。
・テーマにフォーカス
 著しい脱線は限られた時間を浪費してしまいます。参加者全員がテーマにフォーカスした深い洞察と対話によって場は活性化します。

5、ワールドカフェ(20分X2ラウンド)

ワールドカフェと呼ばれる形式でグループワークを行いました。



<内容>
3つのテーブルに、それぞれ仕切り役のホストを配置します。
各テーブルのテーマは以下です。カッコ内はホスト。

◆「施設の協力医」どうしてる?(土田)

◆「看取り」どうしてる?(石橋)

◆「他職種との関わり」どうしてる?(三原)

第1ラウンド(20分)

参加者は、自分の興味にあるテーブルに着席し、ホストの司会で自由に意見を述べ合います。
20分間、話し終えたら、ホストを残して、他の人は新たに自分の興味のあるテーブルに移動します。

第2ラウンド(20分)

ホストは、新しいメンバーに、自分のテーブルで出た話を紹介し、新しいメンバー(ゲスト)へ話題の繋ぎ、会話のきっかけととします。

ラウンド終了後、各テーブルで語られた内容(発見やアイディア)をホストがまとめ、皆さんに紹介します。

参加した皆さんは、比較的自由に本音の話し合いができたのではないかと思います。

各テーブルの話し合いのまとめについては、以下にアップしておきます。

https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zebnRyN3FzRGs1OG8/view?usp=sharing

私は、「他職種との関わり」というテーマのテーブルを担当しました。

ゲストの皆さんからは、在宅医療はどうしていますか、とうことでいろいろと話を伺うことができました。とくに、私のテーブルのテーマである、他職種との連絡などはどうしていますかとの問いには、FAXと電話でほとんど事足りており、顔を合わせる必要性を感じていないと答える医師がほとんどでした。一方で、介護職からは、医師とは連携がとりずらいという意見が多く聞かれますので、お互いの意識の差に大きな隔たりを感じました。

また、介護職などと診療所との連絡の窓口は、診療所の看護師が担っていることが多く、診療所の看護師と介護職との連携を深めることも重要と感じました。

また、診療の先生たちは、在宅や施設に多くの患者を抱えており、大変なおもいをしながら地域医療を支えていることを再認識しました。

会のあとは懇親会


南庄内在宅医療を考える会後の懇親会です。医師のみでのワールドカフェ、「時間が足りなかった!」との感想でした。懇親会も予想以上にあつーく在宅医療、施設、病院…延々と語り合っています…本当に延々と…。医師が抱える普段からの疑問や、訴えのような思いを声に出して、和気あいあいと賑やかに。外は冷たい秋雨、中は熱く本音飛び交う熱燗の会。庄内の先生達、今後も楽しみです。この輪が、どんどん大きく広がりますように。


補足:ワールドカフェとは

新しい知識の生成は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことできる「カフェ」のような空間でこそ創発されるという考え方に基づいた話し合いの手法

アニータ・ブラウン氏とディビッド・アイザック氏が1995年に開発

自由に意見を出し合い、互いの考えの背景について探求し、相互理解を深める事が目的

急いで問題を解決したり、終わった後に合意形成が出来ていたりする事が目的ではありません


日本クリニカルパス学会:報告3

2014-11-18 17:36:13 | 日記


今回発表した鶴岡からの一般演題(ポスター)です。

渡部さんの「わたしの健康ノート」の作成、運用についてが座長賞を、茂木先生の南庄内大腿骨近位部骨折術後地域連携パス分析 第3報が優秀賞にノミネートされました。

・Barthal Index評価方法統一の取り組み
 鶴岡協立リハビリテーション病院 新田俊介氏

・「わたしの健康ノート」の作成、運用について
 鶴岡市立荘内病院 リハビリテーションセンター 渡部美穂氏

・庄内内部地域急性心筋梗塞パス立ち上げから1年を経過して
 鶴岡協立病院心臓血管センター 市川誠一氏

・南庄内大腿骨近位部骨折術後地域連携パス分析 第3報
 鶴岡協立リハビリテーション病院リハビリテーション科 茂木紹良氏

・南庄内大腿骨近位部骨折術後地域連携パス分析 第4報
 鶴岡協立リハビリテーション病院作業療法士 佐藤 智氏

・南庄内大腿骨近位部骨折術後地域連携パス分析 第5報
 鶴岡協立リハビリテーション病院リハビリテーション科 茂木紹良氏

懇親会と二次会では、全国各地の仲間と盛り上がりました!




日本クリニカルパス学会:報告2

2014-11-17 17:16:25 | 日記



学会2日目に、丸谷先生ご登壇のパネルディスカッション「地域連携パスのアウトカム評価とバリアンス分析」が行われました。

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パネルディスカッション 「地域連携パスのアウトカム評価とバリアンス分析」
座長:重田由美氏、下村裕見子氏
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・大腿骨頚部骨折地域連携パスのアウトカム評価・バリアンス分析
 青森県立中央病院整形外科 伊藤淳二氏

 パス登録数:1357例(適用率:77%)
 中間アウトカムにより予後を予測し、最短時間で目標に到達できるようにパスを活用
 約80%が元の生活環境へ戻れた
 再骨折予防には骨粗鬆症の治療は不可欠、今後の課題!

・前立腺がん地域連携パスのバリアンス分析に基づいた課題
 武蔵野赤十字病院 医療連携センター 田中良典

 前立腺がん地域連携パス:医師会との二人主治医制による循環型地域連携パス
 312例中、247例が継続されていた
 運用上のバリアンスは、受診なし、受診遅れ、早期受診
 →現場では気づけないので連携センターが介入した
 連携が継続できる要因の関連性は、連携の「実績」と「主治医」であり、専門性、治療などは関連しない。

・医師会完全主導の脳卒中と認知症の地域完結型地域連携パス
 広島市立安佐市民病院 神経内科 山下拓史氏

 脳卒中パス、安佐地域完結型、医師会の協力で運用
 維持期(かかりつけ医):106医療機関
 登録数:715名 適用率 30%
 在院日数:急性期:32.9、回復期、82.0日、維持期:3年間フォロー

 認知症地域連携パス
 医師会、行政、専門医療機関、地域包括支援センター、ケアマネ、介護職などで共有する
 「脳の健康パスポート」(手帳で情報共有)を発行し、運用している。

・疾病管理を目指した脳卒中地域連携パスのデータ分析
 鶴岡市立荘内病院 神経内科 丸谷 宏氏

 地域の脳卒中患者をほぼ全登録、維持期までIT化し、リアルタイムにデータベース化して管理
 初期のデータ解析から、30%が再発、70%に高血圧症
 →「再発予防」と「ADL低下防止」をアウトカムとして疾病管理型地域連携パスを運用
 年1回、データマイニング委員会で集計表を作成し、バリアンス分析を行っている、
 データ解析から、維持期パス群で、非パス群に比し、早期再発率が低い傾向にある
 また、心房細動が脳卒中のリスクとして有意に高いことが分かった
 近年、患者向けあるいは介護系職種との情報共有ツールとして私の健康ノートを作成し、運用を開始した。

・医療ICTを介して糖尿病地域連携パスと疾病管理マップの開発
 香川大学医学部附属病院 内分泌代謝内科 村尾孝児氏

 かがわ遠隔医療ネットワーク(K-MIX)を利用し、
 5年間、糖尿病の地域連携パスの普及に取り組んだが、その必要性に疑問が残った
 疾病管理マップを導入し、糖尿病患者をミニマムデータセットで層別化し、
 重症化、透析予防に取り組んでいる


地域連携パスは作成しただけでは十分ではありません。評価分析し疾病管理に活かしていくことが重要になります。5つの病院~地域から、大腿骨骨折、脳卒中、認知症、糖尿病の地域連携パスの報告があり、パネルディスカッションが行われました。

地域連携パスのデータをきちんと分析している地域は全国的にも限られているのが現状です。また、データ分析も個人の努力に負っているところが多く、鶴岡のようにデータマイニング委員会を組織して取り組んでいるところは聞いたことがありません。改めて、鶴岡地区に地域連携パスの先進性を再認識しました。

以下はパス学会における地域連携パス関連の演題数の推移をみたもの(ストロハット社作成)。
地域連携パスの報告数は年々減少傾向にあるようです。
また、山形県(鶴岡)からの報告数は突出しています。

https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zeWnVMQ0diNTQyUWM/view?usp=sharing

日本クリニカルパス学会:報告1

2014-11-17 16:56:41 | 日記


11月14-15日に福井県やわら温泉で行われた第5回クリニカルパス学会に参加してきました。

http://www.f-gh.jp/jscp15/

温泉地を利用して学会を開催するのは初の試みとのことで、4つの温泉旅館を会場として利用し、その間はシャトルバスでの移動という学会でした。参加者は、1200名ほどでしたが、ユニークだったのは懇親会。全員参加型の懇親会は会場の都合でできないため、それぞれが宿泊している旅館毎に懇親会が行われました。300-400人のお座敷による懇親会は壮観でかつ盛り上がりました。


さた、今回は庄内南部地域連携パス推進協議会から、シンポジストとして2題、ポスター展示として6題の計8題を報告しました。順次報告します。

シンポジウム 「患者さんから見た地域連携パス」
座長 石田陽一氏、三原美雪氏

・基調講演
 患者の治療継続を支援する道具としての地域連携クリニカルパス
 北里大学医学部精神科学 下村裕見子氏

・二人主治医制の循環型がん連携パスは患者に役立っているか
 武蔵野赤十字病院 泌尿器科 田中良典氏

・患者さんからみたがん地域連携パス
 福井県済生会病院外科 宗本義則氏

・脳卒中地域連携パスにおける患者用パスとは
 産業医科大学リハビリテーション医学講座 高畠英明氏

・患者さんのメリットを考えて循環器地域連携パス
 トヨタ記念病院 内科 石木良治氏

・CDD地域連携パスの効果と問題点
 富山市立富山市民病院 看護部 浦田千賀子氏

・「わたしの健康ノート 作成における事務局としての関わり」
 鶴岡地区医師会地域医療連携室 遠藤貴恵氏

・患者の生活を支える地域連携パス
 多附輿風会医学研究所 北野病院腎臓内科 米本智美氏


 地域連携パスが各地で運用されているが、本来あるべき患者視点での地域連携パスとして機能しているのかというテーマでのシンポジウムで、7人のシンポジストからの報告がありました。当地区からは、遠藤さんが「わたしの健康ノート 作成における事務局としての関わり」と題して、当地区の地域連携パスの歴史を踏まえ、会の運営や私の健康ノートなどのツールの作成における事務局機能の重要性について講演しました。

「患者さんから見て良かったと思う地域連携パスとは」という座長の問いに対するシンポジストの意見を列記しておきます。

 関わる人が一丸となる
 患者満足度が目的であることを忘れてならない
  一方で、患者の満足度を評価することは難しい
 ハイブリット制(二人主治医制)を継続すること
 患者がとってもっと満足できるよう考えていきたい
 患者さんの不安を取り除くこと、多職種が活動していくことが大事
 患者さんの視点という点では、まだまだだと思う



戴帽式

2014-11-12 16:05:50 | 日記


11月12日、戴帽式が厳かに行われました。

以下学院長の式辞

戴帽生の皆さん、おめでとうございます。

皆さんは、本校に入学後、看護師にとって必要な基礎的な知識を得るため、勉学
に励んできました。戴帽式は、臨地実習に臨むに当たり、看護師としての職業意
識を新たにし、その責任の重さを自覚するためにある儀式です。

病院での実習では、患者さんの状態をアセスメントし、必要とされている看護を
見出し、計画的に看護を実践することが求められます。生徒である皆さんは学ぶ
ことが目的ですが、実習は自分が学べばよいというだけではなく、皆さんが患者
さんに関わり、看護させて頂く事で、一人でも多くの患者さんから感謝され、そ
してその患者さんが癒され、回復していかなければなりません。

看護師として大切なことは、単に、知識や技術を磨くだけではなく、人に接する
為にはどうあるべきかというを学ぶことだと思います。患者さんに「ありがとう」
と言っていただけるような人間性豊かな看護師になるように臨地実習で学んでく
れることを念じています。

さて、最近の臨床現場では、ナースキャップは細菌繁殖の原因や点滴などのチュー
ブに引っかかり危険であるなどとということから日常の業務ではほとんど使用さ
れなくなりました。しかし、ナースキャップは看護師の象徴として長い間、世間
一般に浸透しています。それは、看護師という専門職を選んだ人の「証」である
と認識されています。

戴帽式はナースキャップをいただくという単なる行事だけではありません。先ほ
ど唱和したナイチンゲール誓詞、それは皆さんの一人ひとりの自分自身への誓い
であり、ここに参列している全ての方への宣言でもあります。看護学生としての
将来の夢や希望を新たにし、決意した、そのことが大きな意味を持ち、自分自身
への決意表明となりました。

真っ白で清潔な、凛としたナースキャップは、清く、誠実な皆さんそのものです。
本日のこの感動と誓いは、いつまでも真新しいナースキャップと共に皆さんの心
の支えになることと信じています。ひとの命と向き合う厳しい道です、自分自身
を問い続ける道です。しかし、やりがいのある素晴らしい道を選択した自分を信
じて、今日のこの感動と誓いを胸にし、しっかりと前を向いて確実に進んでくだ
さい。

最後に、ナイチンゲールが学生に出した手紙の一説をご紹介いたします。「どの
ような訓練を受けたとしても、もし、感じ取ること、自分でものを考える事、こ
の二つが出来なければ、その訓練も無用なものとなってしまうものです」という
言葉です。患者さんが出している小さなサインに気づき、見過ごすことなく観察
し、考え判断し、その患者さんの思いに沿った看護が実践できる優れた看護実践
を学ぶ者としての第一歩を踏み出してください。

本日、ご臨席の皆様方には、今後とも本校の教育活動に、ご理解とご支援を賜り
ますことをお願い申し上げますとともに、皆様のご多幸をご祈念申し上げ、私の
挨拶にかえさせていただきます。

No.430 (合同ミーティング 第1回)

2014-11-11 17:34:18 | 日記
ここ2-3年、医療連携室「ほたる」が主催し、歯科医師会、薬剤師会、行政との
ミーティングをそれぞれ月1-2回程度定期的に行ってきました。

結果として、歯科および薬剤に関する相談窓口の設置、在宅歯科診療、在宅服薬
指導の推進、湯田川温泉リハビリテーション病院での歯科スクリーニングの導入、
口腔ケアなどの出前講座、多職種による研修会の開催など多くの成果をあげてき
ました。

一方で、歯科医師会や薬剤師会と行政との接点が少ない、また、個別での話し合
うより行政も含め、皆で話し合い、考える場の方がより効率的ではないかなどの
観点から、今回から行政、3師会、ほたるの合同でのミーティングを行うことに
しました。

その1回目です。案の定、歯科から薬剤師へ、歯科医や薬剤師から行政へなど、
今まででなかった多くの質問、意見が出されて、活発な会となりました。
今後は、月2回程度で開催していく予定です。

第1回 合同ミーティング
11月10日 13:00~14:00

出席者:
鶴岡市(地域包括支援センター)2名、三川町、庄内保健所3名、
医師会2名、歯科医師会4名、薬剤師会2名、ほたる3名、


1、報告事項

1)訪問歯科診療相談窓口利用状況(ほたる)

相談件数、訪問歯科診療は、徐々にだが増加傾向ある。
相談、訪問歯科診療依頼とも依頼はケアマネが多い。次いで医師。

2)訪問服薬指導相談窓口利用報告(薬剤師会)

訪問服薬指導を経験した調剤薬局は徐々に増加し、現在19件が訪問を経験
相談件数も増加傾向にある。月平均3件程度。
今現在、在宅服薬指導を行っている調剤薬局は10?程度か、患者数では50名程度
か?(正確なデータはとっていない)
医師との相互理解を深める目的で、中村先生を講師とした勉強会を行った。

2、行政からの情報提供とフリーディスカッション

1)山形県より(庄内保健所)
 県としては財政的な支援をおもに行っている、
 あらたな財政支援制度を活用し、
  酒田、山形、寒河江 3医師会を対象に「拠点事業」を開始予定
 
2)鶴岡市より

 地域支援事業の進め方
 認知症施策の今後の方向性
  家族の集いを開始、 1回目、11名(患者本人3人)参加 毎月開催予定、
  初期集中支援チーム:県の予算を活用し、次年度に立ち上げ予定
  徘徊SOSネットワーク:次年度予定
  キャラバンメイト(183名)を利用したサポーター養成を進める
 地域ケア会議
  ケアマネのスキルアップが重要
  すべてのケアマネが開催できる方向で
  分析 → 政策へ繋げたい (27年度中には)、

3)三川町より
 基本的には、鶴岡市と歩調を合わせて取り組んでいく

https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zeMnJWUTNZYlo2ZEU/view?usp=sharing