群馬ヘリポートを公開する前に、先日11/9に実施された「茨城県・笠間市総合防災訓練」での298Rと航空隊の活動をお届けします。
まず、訓練の名称がおそらく正式な名前と違うかなあと思いますが、ご了承ください。
今回は笠間市とひたちなかでの訓練でしたが、笠間会場にお邪魔しました。
災害が発生し、協定を結んでいる各県の航空隊が支援で笠間市に派遣され、
新潟県の「はくちょう」が笠間会場上空で状況偵察を実施しました。
この「はくちょう」が茨城の訓練に参加できたのは感激です。天候等でなかなか
姿を見ることが難しいのですが、今年は訓練に参加していただき、ありがとうございます。
はくちょうの次は茨城県警の「ひばり」会場上空からヘリテレで画像を送っています。
一方地上では、現地の本部が設営され、多くの消防車両が登場してきます。
会場中央では電車の事故が想定され、救助作戦が繰り広げられました。
上空には、医療関係者を乗せた、埼玉県の「あらかわ4」が飛来し場外に着陸しました。
昨年の日立市での訓練にも参加していただいています。
高層建物では、警察の救助隊が救助を実施していました。
新潟県の航空隊も搬送のために着陸しました。はくちょうが飛んでいるところを
始めてみたのと、着陸まで見れました。着陸時は隊員がかなり身を乗り出して
底部を監視しています。飛び出している感じです。はくちょうは装備を入れ替えることで
ドクターヘリのような装備を搭載できるそうです。救急救命士の資格を持った隊員も
搭乗するそうです。
そして「つくば」が登場しました。こちらも救急搬送です。今回は日立中会場での活動も
ある為、笠間会場ではあまり見ることができませんでした。残念・・・
場外手前では、高圧ガスを運搬していた車から落ちたアセチレンと酸素の
ボンベを回収する為、消防隊が散水を行っていました。
また、その現場横では横転した車両からの救助も行われており、ボンベの回収が
すんだ消防隊は、万が一の出火に備え救助現場で放水の準備をしていました。
その時場外には、群馬県の「はるな」がひたちなか会場から救助した方を
笠間会場に設営されたミニSCUに搬送して着ました。
土砂に埋もれた車両からの救助活動
県警と災害救助犬による救助訓練
はしご車による建物からの救助訓練
建物からの出火への一斉放水
林野火災への福島県「ふくしま」の空中消火
最後駆け足になりましたが、今回の防災訓練でした。
今年は初めて「はくちょう」を見れたことと、笠間会場に自衛隊機が
来なかったことが、新しい経験でした。
乾燥した季節がもたらす林野火災等十分に気をつけ、また行楽での山岳救助等
あまり発生しないことを祈ります。
それではまた!!