飄評踉踉

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そのまんま当選

2007-01-22 18:18:11 | 社会
宮崎知事に東氏 政治不信、2大政党直撃 利益誘導、旧来手法通じず(産経新聞) - goo ニュース

 今回の宮崎知事選挙は、12年前の東京都知事選・大阪府知事選を引き合いに出して語られているようです。確かに、12年前の事例ではその前年に自社連立政権が成立しているし、今回の事例でも去年に郵政造反組復党がありました。いずれにおいても有権者の間に「キミたちは仲が悪かったんじゃないの?」という感情から来る政党不信が生じていたと思われます。
 しかし、タレントが当選するためにはやはり浮動票をかき集めることが必要になるところ、かき集めるだけの浮動票が存在するためにはその地域が「都市」である必要があります。この点、東京や大阪は間違いなく「都市」であり、田中康夫氏が県知事選で初当選した当時の長野県も長野新幹線開通で「都市」化が促されていた時期でした。
 とすれば、今回の宮崎県もある種の「都市」化が達成されていたと考えられます。もっとも、この場合の「都市」化は従来型の交通網整備によるものではないだろうという点が問題になるのでしょうが・・・。


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