金融相、村上ファンド捜査「市場への影響あり得ない」
与謝野馨金融担当相は2日の閣議後の記者会見で、村上世彰氏が率いる投資ファンド（村上ファンド）に対し東京地検特捜部が捜査を進めているとの報道について、「日本市場は懐が広いので、この種の報道で何か影響を受けることはあり得ない」と述べ、株式市場全体への影響は限定的との見方を示した。
報道では、ニッポン放送株の売買を巡り、村上ファンドが不透明な取引を行っていた疑惑が浮上。証券取引法違反の疑いもあるとみて、東京地検が捜査を進めていると報じている。 (11:00)
与謝野馨金融担当相は2日の閣議後の記者会見で、村上世彰氏が率いる投資ファンド（村上ファンド）に対し東京地検特捜部が捜査を進めているとの報道について、「日本市場は懐が広いので、この種の報道で何か影響を受けることはあり得ない」と述べ、株式市場全体への影響は限定的との見方を示した。
報道では、ニッポン放送株の売買を巡り、村上ファンドが不透明な取引を行っていた疑惑が浮上。証券取引法違反の疑いもあるとみて、東京地検が捜査を進めていると報じている。 (11:00)
東証１部の後場寄り付き前の成り行き注文で、主な売越銘柄は松坂屋90万株、三菱自79万株、Ｓサイエンス70万株、双日32万株、飛島建20万株、サンリオ14万株、ニッシン12万株、ソフトバンク10万株、インボイス6340株、ソフトブレン5390株、ＳＢＩ3440株、オリックス1950株、ＮＴＴドコモ1930株、ヤフー1230株、ネクシィーズ630株、日本駐車場とりそなＨＤがともに590株。一方、買い越しでは目立った銘柄はみられなかった。〔ＮＱＮ〕 (12:42)
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20060602m1d3l0204d02.html
ニッポン放送株の売買を巡り、村上世彰代表（46）が率いる投資ファンド（村上ファンド）が不透明な取引を行ったとされる疑惑で、東京地検特捜部は2 日、村上代表本人から近く事情を聴く方針を固めたもようだ。特捜部は、証券取引法違反（インサイダー取引）の疑いもあるとみており、一連の株取引の詳しい経緯について説明を求めるとみられる。
これまでに特捜部は、同ファンドの取引履歴など関連資料の任意提出を受けたほか、同ファンド関係者らから幅広く事情を聴取。不明朗な株取引の全容を解明するには、取引方針を最終決定していた村上代表自身に、違法性の有無などの認識を確認することが不可欠と判断したもようだ。 (16: 00)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060602AT1G0200Y02062006.html
２日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸。大引けは前日比285円57銭（1.84％）高い１万5789円31銭で、この日の高値で引けた。個人投資家の投げ売りは前場で一巡したとの見方から、後場は買い戻しの動きが活発だった。国内機関投資家が値ごろ感から主力株に買いを入れて相場を支えたほか、アジア株が堅調に推移したことも支援材料になった。東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も続伸し、1600台を回復した。
前日の米欧株式相場が上昇したことを受け、日経平均は朝方は堅調に推移した。しかし個人投資家による売りはきょうも続き、新興市場の株式相場が軟調に推移したことから、日経平均は前場の中ごろに下げに転じた。村上世彰氏率いる投資ファンド（村上ファンド）の株取引について東京地検特捜部が捜査を進めているもようと伝わったため、個人投資家も手掛けることが多い「村上ファンド関連銘柄」が売られ、相場の下げが加速。日経平均の下げ幅は約230円に達し、終値ベースの年初来安値を下回る場面があった。
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20060602m1ds0iss1602.html
安倍晋三官房長官は2日午後の記者会見で、村上ファンドの証券取引法違反（インサイダー取引）疑惑をめぐり東京地検特捜部が捜査に乗り出したことについて「事実関係を承知していないのでコメントを差し控えたい」と述べた。株式市場への影響に関しては「日本経済のファンダメンタルズは力強いと考えている。影響は注意深く見ていかなければならないが、それほど大きくないのではないか」と語った。 (23:00)