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総連との共同声明「白紙状態」 民団団長が中央委で表明 (朝日新聞)

2006-06-25 08:10:02 | Weblog
総連との共同声明「白紙状態」 民団団長が中央委で表明 (朝日新聞) - goo ニュース

総連との共同声明「白紙状態」 民団団長が中央委で表明

2006年 6月24日 (土) 23:42

 在日本朝鮮人総連合会(総連)との和解に対し、在日本大韓民国民団(民団)の地方組織から異論が相次いでいる問題で、民団は24日、東京都内で臨時中央委員会を開いた。河丙オク(ハ・ビョンオク、「オク」は「金」へんに「玉」)団長は先月総連と発表した「5・17共同声明」について「白紙に戻したような状態」と表明した。ただ、河団長は「共同声明の撤回を意味するものではない」と説明している。

 河団長はまた、「責任を取って5人の副団長をやめさせる」とも表明。和解に携わった役員3人も処分するものの、自身の引責辞任には応じない意向を示した。

 この日の会議では、地方組織への説明なしに総連との和解を進めたとして、河団長の不信任や共同声明の白紙撤回を求める緊急動議を提出する動きもあり、厳しい発言が相次いだ。河団長が「(南北共同宣言を記念する)6・15民族統一大祝典への参加は見送ったし、8・15(日本の敗戦による解放)記念祝祭も総連と共同では実施しない。共同声明は実際、白紙に戻したような状態になった」と述べると、和解に反対する地方幹部から拍手が起きた。

 団長を支える5人の副団長について、河団長は「全員の進退一任を預かっており、辞任させるようにする。新しい副団長を選んで仕事を進める」と主張。執行部人事を一新する一方、自らは今後も団長として続投していく考えを示した。

 河団長らは組織の混乱の収拾を最優先させた格好だが、総連との和解をうたった歴史的な共同声明は1カ月余りで効力を失う危機にさらされた。この日の中央委員会では、総連に対してミサイル問題や拉致問題についての対応を呼びかける決議文の提出も決めた。