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国立大で工学部離れ、5年で17%減・岐阜大が調査

2006-06-24 15:09:35 | Weblog
国立大で工学部離れ、5年で17%減・岐阜大が調査

 全国の国立大入試で、工学部系の志願者数が2002年度から06年度にかけて大幅に減少、志願倍率が2倍を切る大学が増えるなど深刻な「工学部離れ」が進んでいることが、岐阜大の調査で24日分かった。

 調査した同大の黒木登志夫学長は「社会が物作りの担い手を多くは必要としなくなってきたことや、中高生の理数離れなどが背景」と分析。大学関係者は「将来の研究開発力低下につながりかねず、『技術立国』も難しくなる」と危機感を強めている。

 岐阜大は、各大学の工学部、システム工学部などを「工学系学部」と分類。全国87の国立大のうち58大学の志願状況を調査した。

 2002年度と06年度に実施された入試(前期日程)を比較すると、計約2万人の募集に対する志願者は約6万4000人から約5万 3000人に約17%減少。平均倍率は3.3倍から2.7倍になった。この間の18歳人口は約9%の減少で、少子化を上回る勢いで人気低下が進んでいる。〔共同〕 (14:42)