優しいお方

先日こちらでは　大盛り上がりだったくんちも無事終わり　少し落ち着いた生活になっている今日この頃です。

地元民しか　わからないかもしれませんが　祭り期間中に踊町は各町をまわって（庭先回り）披露します。
その後は　そのおうちは「御花代」という寄付をするのは　昔からの慣わしですよね。
これも　うれしいときもあり　ちょっとそうでもないときもありますが「くんちばか」の方は　そんなに気にせず楽しんどるって感じですよね。

今年は　たまこのうちにも１町だけ　やってまいりまして　うちの家の前にチョークで「来たバイ！踊ったバイ！」の印をつけて帰っていかれましたと。

さて　いいお天気が続くくんちも終わったお昼のひととき　突然　うちのるびいさん「御花代」持っていくわ！とお出かけしました。
まあ　待ってても最近は集金にくると言うことだったので　なぜにそんなに直接もって行きたがるのか．．．と思いつつ送り出しましたけど。

．．．数時間後。


「あー、行ってきたよ。もーすごくありがとうございますーって言われたよ！」

てかなり上機嫌。


今年は庭見せまで　並んでいったたまこの方が踊町のほうは詳しく　いろいろ話していくうちに．．．


「ちょっと　るびいさん！　あら！　そこの事務所．．．．隣の町じゃ？？」

そうです。
今年はけっこう踊町が近くに集中していたせいもあり　なんとるびいは　別の踊町に「御花代」をもっていき　しかも帰ってきて　私が指摘するまで　まったく気づいてなかったのでした．．．。
うちの前で　踊ってくれてもいない町に寄付した優しいお方．．．るびいさん。

これでここにお嫁に来て○十年．．．やっと「くんちばか」の一員になれたと喜んでいる事でしょう。

自分の失敗を省みず　もらってきた豆絞りを頭に巻いて　楽しんでいました．．．
そして　ほんとうにチョークで書き記していった町の集金も　どきどきして待ってることでしょうね。

今回はあまりに笑わかせてもらいましたので　るびいへの突っ込みも控えさせていただきました(笑)。

．．．なんだか　あまりにもローカルな話題でございましたね。おほほ。