週刊!! ブログ版百日草

美容雑誌百日草編集部のブログ

潔先生ありがとう その2

2006-11-20 17:04:02 | Weblog
はい。続きでございます。

石渡さんは、こう言いました。
「どうも、ちょっぴりせつない潔です。あれを見たうちの家内(アキ枝夫人)がもう喜んじゃって。
それから、たくさんの人から電話もいただきました。いやぁ、ちょっぴりせつない潔で、すみません(笑)」
とおおいに笑っておられたわけであります。むはぁ~……安心した~。
さすが、大御所といわれる石渡先生、器も大きかったわけですよー。

私はというと、ファミリーの集合写真を引き伸ばしてプリントいたしましてね、記念に差し上げました。
家族の集合写真って、なかなか撮らないですよね。ですから貴重ですよ。
差し上げましたところ とても気に入っていただけました。
あ、もちろん、犬とたわむれる潔先生の写真も何枚か一緒にサービスしておきました……。

そんなことがございまして、11月1日、その1で書いたように
ふたたび、潔先生のもとへカメラマンと行きました。

今度は、ご自宅におうかがいさせていただいて、インタビューでございます。

まず、潔先生はですね、我々に、わざわざお茶をたててくださいましたよ。
“茶筅(ちゃせん)”っていうんですか? あの、かきまぜてシャカシャカやるやつで、
「泡がたたないなぁ……」なんて、つぶやきながらね。

「あ、先生は、お茶もお習いになっていたんですか?」って、カメラマンが聞きますと
「いいえ。我流です」と。大爆笑ですよ。

でも茶筅を動かしていくとどんどん、泡がたっていきまして、
これがまた、いい感じのエメラルドグリーンですよ。
ぐいっと、いただきましてねぇ、さぁ、石渡先生、お話をおうかがいしますよ!と
そんな感じでインタビューがはじまりました。

まずは、やはり16歳で全国的なコンクールを制したころのこと。
「先生も、まだ若かったから、それで天狗にはならなかったですか?」
と、聞いたところ。
「いえ、天狗にはならなかったですよ」と、きっぱりとおっしゃりました。
アキ枝夫人が「この人はね、天狗になったことはないんですよ。それが一番凄いところ」と、続けます。

貴重なお話もたくさん聞くことができました。
マリア・カリタとの交流、サロンワークでのこと
夜通し撮影したときのエピソード。

そのすべてを紹介したかったのですが、ページの都合もあって残念ながらごくごく一部を1月号にて掲載しております。

作品も、たくさん見せていただきましたし、百日草のバックナンバーをひもといて複写したりもいたしました。こちらも、全部紹介したかったのですが、ページがなくて、これまた数枚です。

スーパースター列伝、楽しみにして下さいませ。


先生がステージや撮影などで使った装飾品コレクション。このまま「鑑定団」のスタジオへ持っていきたくなりました。

潔先生ありがとう その1

2006-11-16 09:17:30 | Weblog
11月16日、東京は秋晴れでございます。
百日草編集blog臨時担当のクッディです。

1月号は「リニューアル第一号」ということで新連載もいくつかはじまりました。
私はそこで「業界スーパースター列伝」というコーナーを担当せよ! と命ぜられたわけです。
記念すべき第一回目は、石渡潔さん。

熱心な、本誌読者の方は覚えていらっしゃいますよね。
10月号「フェイバリットX」というコーナーに、犬とたわむれる潔先生が載っていたことを……。

そのときの取材の対象は、石渡千珂さんの可愛がっているワンちゃんでした。
石渡千珂さんといえば、潔先生のお嬢様です。現在、原宿にTRIBEというサロンを持っていまして、ヘアメークなどでも活躍していらっしゃいます。

で、取材日が近づいてきたころ、千珂さんから電話が入ったわけです。
「あの……当日なんですけれど、父も来たいといっているんですよ」と、おっしゃるわけです。
「えっ? 潔先生が? ですか?」
「ええ、いいですかね?」
「はい。もちろんですよ。喜んで」
そして、当日の状況は10月号の通りです。千葉の市川という駅に石渡ファミリーが勢ぞろいだったというわけです。

近くの河原へ行きまして、和やかなムードの中、取材と相成ったわけでありますが、
ボールを投げて犬に「取ってこい」という、潔先生。ところが、犬は言うことを聞かない……。
そんなことが何度かありましてね、こりゃあ絵になるなぁと思ったりしておりました。

なんと微笑ましい光景でしょうか。

あまりの楽しさに、私は、あのコーナーの中で「本当にあった石渡潔さんのちょっぴりせつない話」というタイトルをつけ、潔先生のお姿を漫画のように写真をつかいまして掲載してしまったわけであります。あ、でも内心は、ドキドキです。こんなこと載せてしまっていいものかどうか……心の中で葛藤するんですね。
でも、そういうときに限って「えい、載せちゃえ」という悪魔のささやきがあったりするんです。

そして10月号が、できあがりました。

そして……そのすぐあとに電話がございました。

「もしもし……石渡です」

……うっ……この声は潔先生……。もしかしたら、怒られちゃうかも。

内心は、なんというか水戸黄門があらわれたときの悪代官のよう。
「ははぁぁ~……」とひれ伏すような感覚です。わかりますよね。

そのあと、電話の向こうから言われたこととは、いったい!!!!!!

【次回へ続く】