週刊!! ブログ版百日草

美容雑誌百日草編集部のブログ

公開質問、2発目

2006-12-08 15:48:39 | Weblog
美容師さんへ2発目の質問です。
それは

「最近お客様に感謝されたこと」

接客してる時にお客様から「ありがとう」と言われること、ありませんか?
接客業のリアルな体験を教えてください。
また併せて軽いノリ質問もさせてください。
それは

「田舎自慢」

です。
お正月に帰省する方もいるはず。
そこで出身地の自慢話を聞かせて下さい。
ご当地自慢や美味しいものなどなんでもかまいません。

連載も佳境に・・・倉さんもうひとふんばり

2006-12-01 16:23:20 | Weblog
12月1日、東京は快晴です。
blog臨時担当のクッディです。

倉正樹先生のアップスタイルの連載「極面道場」がいよいよ佳境にさしかかってまいりました。
今回は、その連載ページにまつわる、担当しか知らないお話です。
これはとても貴重ですよ。きっと、みなさん、びっくりしますよ。

連載が始まったのは、2006年4月号からでしたねぇ・・・(遠い目)。

担当としては「ただアップスタイルの連載というのも、面白くない。なにかこう読者の方をドキッとさせたい」と、思ってしまったんです。倉さんといえば、故信竜淳二先生直系のアップの達人です。
となれば、ここはひとつ達人っぽさ・職人っぽさを打ち出したい。そう考えました。
イメージは、ソバ打ち職人、あるいはこだわりの陶芸家。
となれば、衣装は「作務衣」しか考えられません。しかも、藍染の。

倉さんの作務衣姿を想像すると、じつに味わいがある、熟練の技を身に付けたオーラも感じさせてくれる。

これは、すごいっ。ニュートンも万有引力を発見したときはきっとそう思っただろうな~なんて思っちゃいました。あ、そんなものと比べるなって?

しかしですよ、考えたはいいけれど、実際に着用していただけるかどうかっていうのが最大の難関です。

「ふつうにアップの連載だけでいいじゃないか」自分の心の中の天使がささやきます。
「余計なことをして、変な連載になったらどうするんだ」心の中のフランシスコ・ザビエルもささやきます。

考えれば考えるほど、どうしても倉さんに“作務衣”を着て欲しい。

しかし、倉さんがそれを快諾してくれるかどうかわかりません。
そこで、連載の撮影の何日か前におそるおそる電話をしてみました。
その日は、たまたま倉さんが接客中で、奥様が電話に出られました。
「こんにちは、突然ですけれど、倉さん、作務衣っていうものをお持ちですかね?」
「作務衣って、あれですか? 」
「あれです。あれを着た倉さんの姿を1枚だけ撮影したいんですけど」
「そうですか・・・では、あとでまたお電話します」
プチッ

ぐはぁ~。ちょっと微妙なトーンだったぁ。大丈夫かなぁ。

心臓ドキドキです。電話しなきゃよかったなぁ・・・。変わったことしなくても普通でいいじゃ~ん。

そして数時間後、倉さんから電話がありました。

「作務衣、持っていますよ」
「えっ、本当ですか? では、撮影の時に着用していただいて、写真を1枚プスッととらせていただいてもよろしいですか?」
「え・・ええ」

快諾だ!!! 

そして、撮影できたのが連載第一回目のこちらの写真です。
タイトルは「瞑想する達人」

でですね、ためしに着ていただいた作務衣なんですが、倉さんがいたく気に入ってしまいましてですね、とっても仕事がやりやすいんだそうです。

以来、毎回、撮影の時は作務絵姿で仕事をなさっています。

で、後日聞いた話ですがね、倉さんはわたくしの電話のあとに、わざわざデパートへ行って作務衣を調達して下さったんですよ。

とっても、ありがたいなぁと思ってしまいました。

熱心な読者の方はすでにご存知だと思いますが、連載の2回目(5月号)から変わった名前のカメラマンが作品を撮影しております。

その名も鞍馬 嵜太郎。

おわかりですか?

鞍馬 嵜太郎=くらま・さきたろう=くらまさきたろう
そうです。鞍馬カメラマンとは、倉さんの別名なのであります。
といっても、わたくしが、勝手につけたんですが。

美容師としてもカメラマンとしても、連載で腕をふるっていたというわけなんです。

ですから技術コマの撮影は、サロンの裏にあるスタジオで、一人で撮影しているとか。
えっ? 一人でできるの? 技術コマに両手が写っているじゃん。

その疑問にお答えいたしましょう。
まずは三脚でデジカメをセット。それをPCにつなげて、プロジェクターでフレーミングを確認。
パソコンのreturnキーを押すとシャッターがおりるという仕掛けになっているんです。

両手がふさがっているときは、足の指でシャッターをきるんです。

相当数の技術コマがありますが、毎回、そうやって大変なおもいをして、撮影されているんですね。

連載は3月まで続きます。
ああ、この技術コマは足の指でシャッターを切ったんだなぁーって、そんなこと思わなくていいから、あの素敵なアップの技を勉強してみて下さいませ。