Shateiel~沈黙の天使~(タイトル仮。フラッシュバック注意)

虐待、暴力、性暴力。自分の感情を知りたい。過去を見つめて、ほんものの過去にしたい、、基本は吐き出し口で…

他人事ではない犯罪・事件1

2010年08月03日 10時43分05秒 | 犯罪・事件
ブログを再開したいと思った。
長い間、書くことがないやと思って遠ざかっていたのだけど、
また書きたいことが出てきたので、書いてみる。ひとまず。



最近読んだ本・気になっている本・読み直ししてる本(順不同)

「誰か僕を止めてください 少年犯罪の病理」産経新聞大阪社会部
「絶望裁判 平成「凶悪事件&異常犯罪傍聴ファイル」」中尾幸司
「生き延びるためのラカン」斎藤環
「少年への性的虐待」リチャード・B・ガードナー
「母性崩壊」林道義
「子どもが被害にあったとき」

などなど。

特に今一番心ひかれている本「誰か僕を止めてください」について考えた。

タイトルにもなっているこの言葉は、西鉄バス乗っ取り事件を起こした少年が
書いていた言葉。

本には少年の書いたものが色々載せられている。こんな風に。

「何で僕はこんなことを書いているんだろう
さっき犯行声明文を出してきた
何か恐ろしいことを書いた気がする
僕は昔から怒ると何をするかわからないと言われたけど
最近もう一人の別のが出てきた
そして僕に恐ろしいことをすすめる
人を殺せ 人を殺せ
だれか僕を止めてください
もう止まらない もう止まらない
父と母が少し気づいたようだ
僕が人を殺した時、自らの破滅によって一生を終える
もう死ぬのか 人を殺すのか
今の僕は何なんだろうか
コレデオワリ コレデオワリ
モウオシマイ モウオシマイ
スベテ サヨウナラ バーイ」

(・ω・)とても共感できる。彼は詩人だな。
(とも言ってられないか…ポジティブに向かえば、彼はすごい人だったと言うべきか)



自分が憤るのは、この本に、

「ある教授は『幻聴が【殺せ、殺せ】と少年に指示する
という一点だけでも十分に精神分裂病の診断が可能で、
さらに、反社会性人格障害も加えるべきだ』と唱えている」

とあること。

(・ω・)?
(・ω・)殺さなければすまないほどの心の痛みがあったのだろう?
それを精神分裂病?
もうあほかと。

バスジャックの少年は、精神科に無理やり入院させられて、おそらくいい子を装ったか
無感動に支配されていたかで無難に入院生活を過ごし、外泊の許可を得て
その日にバスジャックを起こした。

(・ω・)二の舞連発させる気かお。
問題なのはこの教授のように考える精神科医がいまくることだ…