北九州しねま研究会による北九州市民映画祭が8日から10日までリバーウォークの市立美術館分館で開かれている。今年は、北九州市出身で昨年57歳で亡くなった青山真治監督特集。
『路地へ 中上健次の残したフィルム』を見に行く。10時半開演のところ10時29分に到着。当日券を入手できた。続いて『秋聲旅日記』『海流から遠く離れて』『軒下のならず者みたいに』と見る。
14時を過ぎていた。15時から仙頭武則・映画プロデューサーのトークイベントがあり、16時から『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』も上映されるが、帰ることにした。映画はおもしろかったけれど、十分に見た気がしていた。
リバーウォークは内も外もクリスマス仕様。川沿いのナンキンハゼに白い実だけ残っていた。近づくと枝に19個の小さな電球がついたコードが張られていた。つぎのクスノキには電球20個、つぎのまだ葉の残っているナンキンハゼに電球24個、いちばん勝山橋に近いクスノキに電球19個。
川そばの歩道で50代にはなると思われる男性がギターを弾き、歌いはじめた。
きょうも最高気温21度の天気予報。歩くと暑かった。
帰宅してパンフレットを読んでやっとわかった。『路地へ 中上健次の残したフィルム』のなかで、車で旅する男性が行く先々で中上の作品の一節を声を出して読んだ。男性が紀州のほうのアクセントで読むのが不思議だったが、この旅する男性は井上紀州。紀州出身の映像作家であった。
〈12月11日追記訂正・上記の井上紀州氏の名前について。映画祭のパンフレットに井上紀州と記載されていたが、正しくは井土(いづち)紀州であり、井上紀州と誤記されることが多々あるとウィキペディアにあった。〉