引退ブログ - 佐久間

お久しぶりです。佐久間です。

3年3ヶ月の現役生活、そして2年間の女子主将生活でしたが、新型コロナウイルスの影響を受け、七大戦が中止になってしまったので、大会を終えずにぬるっと引退を迎えてしまいました。

どれだけの人が七大戦を終えずに代交代する私たちの事を最後までやり切った者だって認めてくれるか分かりませんが、自分がスッキリしたいので、引退ブログを書かせてください。

七大戦優勝を目指して、自分なりに全力を注いできた現役生活でしたが、その最後を予期せぬ形で終えたことがまず残念です。

一時期は現実を受け入れられず無気力な毎日を送っていましたが、今は意外にも現実を受け入れた上で自分の現役生活に対して達成感を抱いています。

そんな達成感を抱けるようになったのは、私にとって最高な女子チームを作れたと思えたからでした。

最高な女子チームを作れたと言うのは私の自惚れですね。最高な女子の後輩たちに出会えたって言う方が正しいかもしれないです。
女子主将が私じゃなくてもこの後輩たちなら絶対いいチームになっていたと思います。

柔道が大好きで、怪我をしてても練習したがる柔道おバカな2年目の後藤ちゃんとみわろー、静かに燃える理佳、ものすごく根性ある粘り強い路子。みんなめちゃくちゃガッツのあるかっこいい後輩たちでした。

本当なら女子主将の私が、後輩たちに頑張る姿を見せて、声をかけて、元気ややる気を出させないといけないのに、逆に私が後輩たちに元気を貰ってばっかりでした。

ずっとかっこいい後輩たちに負けないかっこいい女子主将を目指していましたが、後輩たちのかっこよさに完敗です。

私は賢くもないし、考え方も柔道も雑で、正しい判断が出来ているかいつも不安だったけど、後輩たちはいつも信じてついてきてくれました。本当に感謝です。

ずっと、このチームで七大戦優勝して終えることを目標としていましたが、私はこの女子チームで練習出来たこと、女子主将を出来たことが本当に嬉しいので、もう満足です。この経験は七大戦で優勝するのと同等、むしろそれ以上の価値があると思っています。

ただやっぱり優勝で終われなかったのは、かなり悔しいのでこの思いは後輩たちに託すとともに自分にできることをして後輩たちの役に立てたらなと思います。

女子の後輩だけでなく、もちろん同期や先輩、男子の後輩たち、指導陣、OBOGの方々全ての人がいて、北大柔道部があって、北大の女子のチームがあるし、私は柔道部を続けてこれたと思っています。この場でまとめてお礼を言うのでは、伝え切れないと思いますが、本当にありがとうございました。

3年3ヶ月、辛いことも沢山あったけど、北大柔道部に入って良かったです。ありがとうございました。

早く世の中が落ち着いて、北大道場に気軽に顔を出せるようになりたいです。OG風吹かしたいです。

これからのひとまずの目標は、いっぱいバイトして現役部員をごっつぁんに連れて行ったり、食べ物を差し入れたりして増量のお手伝いをすることと、女子の後輩達の乱取り相手がつとまるように動ける体を維持することです。まだまだ頑張ります。