瀝瀝(れきれき)散歩道

瀝瀝というのは「水が音をたてる様子/風が音をたてて吹く様子」つまり、「ありのままの風景」ということでしょうか。

ちょっと待って!押し出されちゃった人生

2019-01-19 11:24:27 | 特別職国家公務員



オフィスのちょっとしたリニューアルが終わりました。
何しろ、私たちの会社はテレワークですから、オフィスを使うのは月に2、3回でした。
窓は閉め切りにしておきましたが、、、、
ある日、窓を開けて空気を久しぶりに入れ替えると、目の前に「高輪ゲートウェイ駅」の巨大な建設中の駅舎が、、、
そう、私たちのオフィスは(ちょっとかっこいいのですが)高輪ゲートウェイ駅からまっすぐのところにあるのです。

歩道橋がどこにかかるか、、、それが目下私のすごい興味です。
もし、駅前の区画整理に当たったら、、、、
いえ、今、当たるように「祈り倒して」いるところです。


さて、先日、英語教育で有名な大学の学生は4年生になっても進路が決まらずに相談に来ました。
「中学の時、なんとなく先生や親に言われた通りの高校に入りました。英語は好きでも嫌いでもなかったけれど高校の
成績がまあまあだったので、大学に行くときは、先生に言われるままに偏差値だけでこの大学を決めました。
この後、就職はどうしようか、悩んでいます。自分はやりたいことが何かわからないから、、、どうしたらよいでしょう?」

私の学生だったある社会人は、有名な商社を3年経ったときにやめました。半年ほど、休職してからの退職です。
「ゼミの先輩の勧めでこの商社の採用試験を受けました。有名な商社だから、いいかな、って思いました」

そして定年を前にした50代の男性はこんなことを言いました。
「先生、私は自分の仕事で「これをしたい、この課で働いてみたい」と思ったことはありません。
上に言われるままに逆らわず、やりたくなくても仕事と割り切ってやってきました。
今まで一度も自分で決めたことがないのに、この前の研修で『自分の再就職は自分で責任を持って決めなさい』と言われたのです」





3つの事例について考えてみましょう。
  
 1.自分のキャリアを「他人任せ」「誰かがつくった基準に沿って選択」していませんか?
   
   自分の人生です。自分が責任を持たなくては、どこかで挫折してしまいます。
   もちろん、親身になって助けてくれる友人や同僚、家族はいるでしょう。
   でも、120%、いつまでもどこまでもサポートしてもらうのは不可能です。
   自分のことは自分で「積極的に」決め、自分に責任を持ちましょう。
   他人任せの人生からの脱却です。

 2.問題を先送りして、人や時間に押し出されていませんか?
   
   気がついた時が、自分を変えるチャンスです。自分自身のキャリアを振り返ってみましょう。
   焦ることはありません。
   今がスタートの時期です。
   
   
 
再就職を前にした皆さんには「こんな綺麗事、実際はいろいろあるよ」と言われちゃうかもしれませんが、、、。
押し出されちゃった時はあってもいいのですが、あるところで自分自身を振り返り、方向転換が必要かどうか考える、
そんなことが必要だと思います。








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