二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

ありがたい言葉

2024年05月15日 | 日記

二鶴工芸です。
大小の箔を振り混ぜた振り砂子加工。
この角度だと地色が透けて見えますが、角度を変えるともう少し金箔が詰まって見えます。
箔の効果というものはそういうものなんです。
ですので、修行時代に師匠がたまに立って離れて見なさいとよく言われました。
座って作業するだけが仕事ではないと。
若い頃は加減がわからないので振り過ぎることがよくありました。
手前、手前で確認しろ!!と。
今となってはありがたい言葉です!!