二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

純金箔

2022年11月30日 | 日記

二鶴工芸です。
純金箔の一号色と三号色です。
左が一号色、右が三号色。
三号色の方が黄色味があります。
純金箔は基本的には金・銀・銅の合金になります。
簡単に言うと、銀と銅の含有量が多くなると黄色味~青色味がかってきます。
一号から四号色、五毛箔、三歩色、定色など純金箔でも色目が数種類あります。
中には24金やプラチナが混ざった純金箔も販売されています。
純金箔は箔を打つ紙の違いで縁付と断切の2種が作られています。
縁付は和紙、断切はグラシン紙が使用されています。
縁付と断切ではコストも違いますが、箔の光沢も違います。
正直、ここまで高騰するとは思ってもいなかったので、箔を仕入れることも大変な時代になりました(>_<)