二鶴工芸です。
本棚で本を探していたら懐かしい図録を発見!!
染織春秋というもう廃刊になった専門誌。
これは約26年前、私がまだ20代で修業時代のもの。
当時、工房から組合に入っていた(研修生)ので毎年組合の展示会の出展作品を特集していました。
我々研修生は金彩で表現したパネルを制作し、受賞を毎年目標にしていました。
私的には受賞すると、この雑誌にも載るので受賞することが私にとってステータスになっていました。
結果的に数回受賞でき、また他のコンペで入選などしたので何回かこの雑誌に載ることができました。
今、思い起すと修行時代に亡き師匠から「お前はカァ~っとなったら回りが見えなくなって、猪突猛進になる!!」とよく戒められました。
現在流行っている「鬼滅の刃」の嘴平伊之助のような。
かと言って当方は美男子でもないし、ゴリマッチョでもないですが(;^ω^)
当時の工房は諸先輩方のレベルが高く、体育会系育ちの自分は一生懸命に覚えることしかできなかったわけで。
今思えば、それくらい集中できる仕事があったわけで良い時代でしたね。
今は「冷静沈着」だというイメージが当方には付いているようですが、正直性格はそう変わらないものだと思いますし、一旦スイッチが入ると「猪突猛進」になるかもです。
伊之助みたいに仮面を被ってるんですよ!!(>_<)
オンライン工芸展開催中です。
12月22日(火)までです。
オンライン工芸展➡https://shop.benitsubaki-soleil.jp/?tid=6&mode=f1
二鶴工芸です。
オーダーのトートバッグです。
商品はお客様に納品済です。
トートバッグの制作はかなり久しぶりになりました。
実は事業を始めた頃からお付き合いしていました職人さんが今年初めから病気療養になり、バッグの制作はオーダーがあってもお断りしていた状況でした。
紹介していただいたお店(職人さん)の型とお客様のご要望のデザインが合致したのでオーダーをお受けしました。
帆布黒色地に焼箔を使った生地のパッチワークが片面に配置しております。
仕上がりは問題無くバッチリです。
元々はショルダーバッグやトートバッグなど大きいものを作っていました。
ここ数年は小物類に落ち着いてきましたが・・・。
データを確認するとこの事業(商標をとっているバッグや財布類)での商品制作品数は3600を超えました。
量産品を作っている訳ではないので、よくやっているなと思います。
昔制作したものをまた欲しいというご要望があるかと思いますが、こういう現状ですので今後は難しいかなと思います。
現品があれば型を起こしてもらっての制作ですので、以前の価格では対応できないと思います。
何れはこういう状況にはなるだろうと考えていたので、あぁ来たな!!という感じです。
言っている私も同じく職人ですので、何時何処で何が起きるかわかりません。
来年の今頃はどうなっているのか・・・。
継続するということは起こりうる事を常に想定して準備していくことですね・・・。
オンライン工芸展開催中です。
12月22日(火)までです。
オンライン工芸展➡https://shop.benitsubaki-soleil.jp/?tid=6&mode=f1