二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

イメトレ

2017年01月13日 | 日記
二鶴工芸です。
昨日、臨済宗大本山妙心寺塔頭 春光院 副住職の川上全龍さんのお話しを聞く機会がありました。
その中でも一流の職人とトップアスリートには共通している部分が多いというお話しに凄く共感しました。
私も20代の時にメンタルトレーニングに興味を持ち本などを読んで実践していました。
それはスポーツだけではなく現在の仕事にも役立っていると思っています。
良いパフォーマンスをしようと思えば良いメンタル・体調を整えないといけません。
自分のことを体調も含め、良く知ることと管理することが何事にも大事だとあらためて思いました。
 
以前にも以下の文面を投稿していたことを思い出しました。
長文ですので興味が無ければスルーしてください。
 
スポーツの世界ではメンタルトレーニングというものがあります。
その中にイメージトレーニングがあります。
簡単に言いますと毎日、自分が得点したとかスーパープレーしたシーンをずっと頭の中でイメージし続ける訓練をすると、本番のゲームである瞬間にそのイメージしたプレーができる。
何をやってもうまくいく、ミスが全然無い状態。
よくゾーンに入ったとか言われています。
観客の声が聞こえてないとか集中しきっているとか。
ビデオでトップ選手のスーパープレー集を何回も見ていたら、今まで練習でもできなかったプレーが本番でできてしまう選手もいます。
緊張しすぎず、でも緊張している状態。
α波と言われています。
このα波は特別な能力が発揮できる状態のようです。
トップ選手はその身体の状態をわかっているから日頃から同じルーティンを繰り返すわけです。
イチロー選手が良い例です。
人間の能力というのは100%のうち30%ほどしか使ってないらしいです。
あとの70%は潜在能力と言われています。
これは意識と潜在意識とも言われています。
わかりやすく言えば画像のように氷山の海水から出ている部分が意識で海水の部分が潜在意識の部分です。
この潜在意識の部分が人の能力を決めていると言っていいようです。
その潜在意識を引き出すためのひとつの方法がメンタルトレーニングです。
メンタルトレーニングの項目には暗示や呼吸法等ありますけど、それは書籍等で研究してください。
良いイメージ(作品制作であれば完成までのプロセス)を持ち続けることは大事だと思いました。
良いイメージを持つ、或いは異分野の作品を見る、触れる体験をするだけでも知らず知らずに頭の中に残っているようです。
またなかなか覚えられない技術も頭の中でイメージを繰り返すことで実際に体験したのと同じ感覚が脳に伝わるようです。
ですので技術習得にも良い効果もあります。
ある瞬間にひらめくことがあるかもしれません。
これはスポーツだけでなくあらゆる分野でも発揮する能力だど思います。
誰にでも潜在能力は備わっているんです。