二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

ピンク色地に加工

2016年12月20日 | 日記

二鶴工芸です。
ピンク色地に加工したものです。
花柄の月のような円の加工は割り箔といって箔をひび割れたように亀裂を入れる加工です。
本来、純金箔でやるともっと亀裂が多くて、はっきり入るんですが、この箔は銀箔を着色したピンク色の箔を使ったため、亀裂が少ないです。
銀箔は純金箔ほど柔らかくなく、また表現が難しいですが着色箔なので粘りみたいなものがありちょっと割れにくいですね。
もう一点はカモフラ調に加工したものです。
白い色は胡粉です。