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懐かしの…金沢の和菓子。

2018年02月03日 | 金沢

懐かしい、金沢の和菓子たち。

今回も帰省中、いくつかは滞在中のお茶の時間に家族みんなで食べたり、帰りに母が持たせてくれたものなどあって、ひさしぶりに地元のお菓子をいろいろと味わうことができました。

冒頭の写真は、わたしの記憶で最も古い和菓子のひとつ、圓八(えんぱち)さんの「あんころ餅」です。

これは、わたしの父が大好物でよく家にありました。

分類的には伊勢の赤福餅と似たのあんこ餅なんですが、圓八のあんころ餅は、赤福と比較すると餅がかなり小ぶりで、餡子(こし餡です)も色がかなり茶色っぽく濃い色で見た目はそんなに似ていません。

一番の違いは赤福は1個1個きれいな形なんですが、こちらは竹皮でビッチリ包まれていてすべて潰れているんです!でもこのつぶれたあんころ餅こそ、懐かしいあんころ餅なんですよね~。

黒文字(和菓子を刺す竹のアレです)が入っていて、つぶれたあんこに、餅の位置に合わせて格子の筋を切ってから、黒文字を刺してパクっと食べます…!

子どもたちは今回はじめてあんころを食べたんですが、小さい竹皮を開けてつんつんと黒文字でつついでみんなで食べたのは結構楽しかったです。

まさに、シンプルながら、唯一無二の美味しさです。

いつもあんころを食べる時に父が、金沢に祖父が行った帰りにいつもあんころを買ってきてくれて、楽しみで楽しみで仕方なくて、祖父の帰りを待ちわびていた話をします。あんころは昔、松任駅で販売されたのが始まりだそうですが、祖父は我が子のお土産に松任であんころを買っていたんでしょうね…。思い出と美味しさはいつもリンクしていますよね。

さてさて、こちらもいつ食べたかもわからないくらい昔に食べたけど、箱を見るだけで懐かしい北陸のお菓子、「御朱印」。

卵の黄身餡を包んだチョコレート饅頭です!

中身はこちら♡

いつも和菓子店のショーケースに入っているので北陸人にとっては、とても馴染みのあるお饅頭ですよね!確か、この大きな丸い形の周りに小さな丸い形になっているのは、太陽や月、火星、水星、木星、金星、土星、そしてなんだっただろう…?とにかくそういうものを表わしているとどこかで見聞きしたことがある気がします。

箱をあけて、この甘~ににおいをかいだら、子どもの時の感じを思い出しました!

あんまり御朱印を食べた記憶ないんですが、それでも何回かはどこかで食べていたようで味も知っていました。あ~懐かしい~。

こちらは金沢のお土産の定番、柴舟小出(しばふねこいで)の三作せんべい。

この写真のものはお正月のデザインで、お煎餅の絵柄が「お多福さん」「宝船」「戌」などなど、お正月らしいものや縁起の良いものの絵柄が入っていてとっても可愛かったので、お土産用でいくつか購入しました。

柴舟小出は、金沢の和菓子屋さんでも最も好きなお菓子屋さんのひとつです。

あと、わたしが個人的にずっと好きな和菓子屋さんは「うら田」さん。

今回母が持たせてくれてお土産の一つがこちらの「こい茶」。

ただでさえ、お茶が大好きなのに、この「こい茶」…めっちゃ美味しかったんです~✨✨

袋を開けるとこんな感じで…

手で半分に割ると、こんな感じ…!このお茶のクリームのお茶感がまさに濃くて(!)美味しかったです♡今度わたしも買おう~✨

そしてそして、どど~ん。

写真では大きさが伝わりませんがこの越山甘清堂さんの大きな大きな「焼きまん」!餡子がずっしり詰まって重たいです…!

今回の帰省中に、10代の頃からの友人とお互いの末っ子を連れて御経塚イオン(旧サティ)で、妖怪ウォッチの映画を見に行ったとき、手土産で「これ、好きやろ~」とくれました✨な、な、懐かしい…!

大きなお饅頭なので、適当な大きさに切って、我が家ではトースターとかで焼いてから食べるんですよね。お饅頭の周りがちょっとカリッとして、餡子がぎっしり入っていて、素朴な焼きまんじゅうです。

わたしは小松の羊羹を持ってお土産にしました。美味しいものいっぱい知ってる友人は「あ、小松の羊羹やろ~。大好きや~って言ってました!美味しいものや面白いもの、おしゃれなもの、いっぱい知ってる友人で、なんでも言い合える仲です。もう30年近くの付き合いか~…。

…実は越山さんのことは、以前から実は記事にさせてもらいたかったんですよね~。

越山さんの「五色生菓子」が、今大好きで…!

こちらが「五色生菓子」です。これ、北陸の人ならみんな知ってますよね?!写真は越山さんのサイトからお借りしました✋

喜びのお菓子で、現在でも結婚式や建前などで配られる慶事のお菓子。江戸時代より伝わる金沢ならではの祝い菓子で、五色それぞれに意味があるそうです。

昔から父が結婚式に行くたびに持ち帰るお重の段のひとつが、この五色生菓子で「あ~またこれだ~」って生意気にも思っていました。昔は甘いものも苦手だったし好きじゃなかったんです。

でも、実家を離れて帰省した時に、母が茶菓子にとこの「五色生菓子」を買ってきてくれていて、ひさびさだな~と何気なく食べた時に、「あ~これやっぱり美味しいな~!」って思って以来、大好きになりました。

でも、残念ながら年末年始の繁忙期はこの生菓子の販売がお休みで、お店に行っても買えないんです。盆正月じゃない時期の帰省なら口にできるかな!?って感じです。

金沢のお正月には欠かせない和菓子「福梅」も、越山さんのものが有名ですよね。紅白で可愛いお菓子です。

そしてそして…

北陸でTVを見ているとよく流れてくる「竹内の♪みそまんじゅう♪」というCM。みんな歌えると思いますが、竹内さんは能登の田鶴浜のみそまんじゅう屋さんです。みそまんじゅうが有名だけど、この「ふっくら」もレトロな感じで子どもたちが大好きなお菓子なんです。

 

ふわっふわのケーキの中にクリームが入っているんですが凍らせるとふわふわのケーキの中にアイスクリームがはいっているような食感になって、めっちゃ美味しいんです!3時間でアイス状になるみたいです。

常温にするとクリームになり、お好みで食べることができます✨ちなみに、売られているところでは冷凍です。このお菓子も滞在中にしか味わえない味になりましたが、冷凍しておくと2週間くらいは保存できるそうです。

バニラにチョコに抹茶、イチゴ、小豆の5種類があります。みんなでどれにするか分けるのも楽しいです👍

さてさて!

北陸は老舗の和菓子屋さんがとても多いんですが、新しい和菓子屋さんもあります✨

塩豆大福の「豆餅すゞめ」さん。金沢駅の百番街「あんと」の中の店舗さんです。

…白山に「六星」さんという、農業~加工~販売まで手掛けられている会社があって、「コメコミュニケーション」というキャッチコピーでお米やお餅などを販売されているところがあったんですが、農業の維持と発展を見据えてさまざまな活動をされているところです。

我が家はいつもお餅を常備しているんですが、昔からずっと六星さんから買っております!本当に美味しいお餅なんです白山のお米も、たまに実家の母が送ってくれていました。

六星さんで販売されているおはぎや大福もすごく人気があって、3~4年前くらいから「豆餅すゞめ」という形で、六星からはばたく感じで店舗が展開されているようです!

実家でもよく買うのはこの塩豆大福!1個誰か食べてありますね~。

おはぎはこんな感じ。すゞめさんにも、六星のお餅がたくさん売っています。

 …「あんと」は実家からとても近いので、金沢に滞在中は毎日のように「あんと」に行ってます(爆)。

「金沢フォーラス」や「りんと」に行った帰りなど、実家にちょっとお土産買うのに利用させてもらっています。芝寿司や玉寿司など、お寿司屋さんもあるのでお寿司を買って帰り、昼食などにすることも多いです。

愛知に住むわたしたちへ、母がちょくちょく送ってくれる荷物のお買い物をする場所のひとつでもあります✨

「あんと」には、今回掲載させてもらっている和菓子屋さんの店舗が全部入っているので、ここに載っているお菓子はどれも購入することができます!ただ、お盆やお正月、春休みシーズンなどはかなりごった返しているのでそれだけちょっと大変ですが…💦

あ、そういえば最近はどこの和菓子屋さんでもオンラインショップで気軽にお取り寄せもできるようになって、便利になりましたよね~❢以下、リンク張らせていただきますね。

圓八 あんころ餅など

御朱印 チョコレートまんじゅうなど

柴舟小出 三作せんべい、山野草、あいあいなど

うら田 こい茶、愛香菓、加賀八幡起上もなかなど

越山甘清堂 五色生菓子、焼きまんじゅうなど

みそまんじゅう本舗竹内 みそまんじゅう、ふっくらなど

六星 米、餅、和菓子、総菜など

以上、地元民として県外のみなさまにも自信もっておすすめさせていただける北陸の和菓子でした

…ほかにも北陸には美味しいお菓子がたくさんあるので、また記事にできたらいいなあと思います!大聖寺の「げんば堂」さんなんかも、もうずっと紹介させてもらいたいなあと思いつつ、ここ数年食べてないのでまた機会あれば…!


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