北海道機船漁業協同組合連合会 販売事業部

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韓国大型巻き網業界 ロシア南クリール海域操業を検討

2018-08-31 15:28:15 | 日記

2018年08月31日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[韓国大型巻き網業界 ロシア南クリール海域操業を検討]
韓国大型巻き網業界はロシア南クリール海域の操業を希望している。
韓国一般紙(WEB)が伝えた。
韓日漁業協定を妥結することができず3年目をむかえ、経営難に直面している大型巻き網業界がロシアの南クリール海域操業を検討していることが分かった。
2018年8月29日、大型巻き網水産業協同組合は、韓日漁業協定決裂長期化による漁場縮小と業種別競争の激化など取り巻く環境が厳しく、同漁業の存続を目的とする基盤作りのために、ロシアの南クリール海域などの新規漁場開拓が必要であると発表した。
一方、韓国海洋水産部は、業界からまだ要望書などが受理された状況ではなが、もしそのような行動がある場合には真剣に検討したいとしている。
なお、大型巻き網漁船がロシア水域で操業を行うためには、漁獲割当、操業期間など条件を決定する韓ロ漁業委員会の協議、合意を経なければならない。
(報告担当者 原口聖二:韓国サンマ漁船もロシア南クリール海域の許可を得ているが、北方領土周辺海域を避けることとなっている。)

北朝鮮違法操業の背景に中国との密貿易がある

2018-08-30 13:44:04 | 日記


2018年08月30日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[北朝鮮違法操業の背景に中国との密貿易がある]
北朝鮮違法操業の背景に中国との密貿易がある。自由アジア放送(RFA)は次のとおり伝えた。
(アンカー)
国連の対北朝鮮制裁で北朝鮮産水産物の輸出の道が止められたのに、最近、日本の沿岸で違法操業をしている北朝鮮の漁船がまた増えているとのことです。
すでに5月末から姿を現しているようです。
対北制裁の影響でイカ漁が抑止されていましたが、最近、また取引が活発になり、海に出るイカ漁船も増えました。
その背景には、北朝鮮と中国の間に盛んに行われている大規模な密輸がありました。
記者ノ・ジョンミンが伝えます。
(記者ノ・ジョンミン)
清津∙羅津などでイカの取引が活発化しています。
対北朝鮮制裁の後暴落したイカの価格は回復に転じています。
鴨緑江(国境)上流を中心として、北朝鮮と中国が大規模な密輸を行っている実態があります。
中国のイカの需要のこたえる形で北朝鮮によるイカの違法漁業が活発化しているのです。
日本のメディアである“アジアプレス”が自由アジア放送に伝えた内容によると、咸鏡北道清津と羅津などでイカの取引が活発に行われているとのことです。
イカの価格の値上がりの理由は、イカが中国に密輸されるからです。
北朝鮮と中国の間でイカの大規模な密輸が行われ、需要も拡大しました。
今年5月中旬から、鴨緑江上流と豆満江上流などで貿易会社と新興富裕層を中心に大々的な密輸が盛んに行われているとのことです。
昨年採択された国連の対北制裁によって北朝鮮産水産物の道が止められ、イカをはじめとする漁が以前のように儲からず、取引も活発ではありませんでしたが、密輸が活発化し、操業にでる北朝鮮住民が増えていると“アジアプレス”大阪事務所の石丸次郎代表は説明しました。
北朝鮮のイカ操業は年間約2億ドルを稼ぐ主要な外貨収入源と見積もられています。




韓国京畿道水原市場 スケトウダラ等10魚種 放射能検査すべて安全適合

2018-08-29 16:49:27 | 日記

2018年08月29日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[韓国京畿道水原市場 スケトウダラ等10魚種 放射能検査すべて安全適合]
韓国京畿道水原農水産物卸売市場は、流通しているスケトウダラ等、水産物10魚種の放射能安全性の検査で、すべて「安全適合」の判定を受けた。
韓国一般紙(WEB)が伝えた。
水原農水産物卸売市場は、2018年8月20日、市場で流通している水産物10魚種について、京畿道保健環境研究院農水産物安全検査所に放射能安全検査を依頼、すべての試料が安全である旨の結果を受けた。
同検査所は、ヨウ素、セシウムなどの放射性物質が、基準値以上検出するかどうかを検査した。
水原農水産物卸売市場は、2014年1月から現在まで20回にわたり、流通している水産物155件を対象に、安全性のチェックをしており、すべてで安全適合判定を受けている。
同卸売市場管理課課長は、食の安全管理に最善を尽くしたいとし、すべての農水産物をきっちり点検して、市民が信頼できる農水産物卸売市場にしたいと述べた。

ソウル可楽市場 スケトウダラ取引増

2018-08-29 15:06:43 | 日記

2018年08月29日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ソウル可楽市場 スケトウダラ取引増]
今年2018年上半期、韓国最大の卸売市場、ソウル可楽市場の水産物は、前年2017年同期比で数量1.6%、金額で3.0%増となり、取引量4万3,723トン、取引金額2,216億ウォンに達した。
韓国業界紙(WEB)が伝えた。
ソウル市農水産食品公社は、2018年上半期の可楽市場水産部取引実績の分析結果を発表した。
今回の取引実績の分析の目的は、上半期の水産部取引動向を把握し、下半期の取引を予測して、可楽市場取引活性化促進等に活用するためである。
取引量上位5魚種はイワシ、サバ、スケトウダラ、ムール貝、アサリの順である。
スケトウダラ、サバなど上位鮮魚の出荷量の上積みは、全体の取引量の増加につながった。
一方、貝毒による採捕禁止と成育不足で生産量が減少したムール貝とアサリをはじめとする貝類の取引量は減少した。
取引金額上位5魚種はイワシ、ノリ、イカ、サバ、アワビの順となった。
直接取引魚種の中では、*コダリ(코다리)スケトウダラも着実に上げ、取引量、金額ともに上位のランクを占めた。
輸入水産物の取引量上位5魚種はスケトウダラ、サバ、コダリ・スケトウダラ、アサリ、エビの順であり、取引金額上位5魚種は、エビ、スケトウダラ、サバ、タコ、コダリ・スケトウダラの順となった。
全体的に輸入水産物は増加傾向で、特にイカは、前年同期比で取引量が二倍以上に、また、サバは68.2%増加した。
これは近海漁業と遠洋漁業の生産が急減し、冷凍イカとサバの輸入量が増加したためである。
(報告担当者 原口聖二 *コダリ(코다리)はセミドレスの生干し)

スケソウすり身高騰 カマボコ、ちくわ…価格に影響か ロシア スケトウダラ価格が上昇する

2018-08-28 10:58:29 | 日記
2018年08月28日
北海道新聞
[スケソウすり身高騰 カマボコ、ちくわ…価格に影響か]
■米国産値上がり、道内漁獲も減少
カマボコやちくわなど、練り製品の原料となるスケソウダラのすり身価格が高騰している。最大の調達先となる米国産は欧州から魚のフィレ(切り身)の引き合いが強まり、国産も最大産地の道内でスケソウダラの漁獲量が落ち込んでいるためだ。練り製品製造会社の一部は今月、平均10%の値上げに踏み切っており、おでんなど冬の最需要期に向けて、消費者の懐に響く可能性がある。
すり身は国内使用量のうち、輸入品が約8割を占める。2017年の輸入量は24万4764トンで、その約半分が米国産だ。
アラスカ沖を漁場とする米国のスケソウダラ漁は、春と夏が漁期で、日本の商社や大手水産会社は年2回、米国のすり身メーカーと交渉して輸入価格を決めている。全国蒲鉾(かまぼこ)水産加工業協同組合連合会(東京)によると、春の交渉では、昨夏に比べて輸入価格が1キロ当たり10%程度上昇した。
漁獲量は安定しているものの、健康志向の高まりを背景に欧州で魚のフィレが人気を集めるなど世界的に拡大している需要が、値上がりの背景にある。
一方、輸入すり身を補う国産スケソウダラの漁獲量は減少傾向だ。道内では東胆振などで不漁が続き、17年の漁獲量は前年比2%減の11万9千トン。輸入価格が上昇しても、すり身の調達先として米国に頼らざるを得ない事情がある。
こうした原料の値上がりを受けて、水産練り製品製造会社で価格を引き上げる動きが相次ぐ気配だ。小樽市に工場を持つ大手の一正蒲鉾(新潟市)は8月20日出荷分から、練り製品や総菜を平均10%値上げ。かま栄(小樽)は年内にも、カニを使ったカマボコなど一部商品の値上げに踏み切る可能性がある。コスト削減などの企業努力で販売価格への転嫁を最小限に抑える考えだが、カニ価格も上がっており「ダブルパンチを受けている」(同社)。
すり身価格を左右する米国産スケソウダラについて、全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会は「今後も高値傾向が続くだろう」とみている。(加藤千茜)

(関連配信済情報)

2018年08月14日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア スケトウダラ価格が上昇する]
今年2018年、ロシアのスケトウダラ価格は、中国市場の拡大とヨーロッパ市場の需要から急激に上昇している。
ロシア農業省によると今年2018年8月上旬のスケトウダラの極東地方での卸売価格は1kgあたり約78ルーブルとなった。
前年2017年同期は約63ルーブルだった。
これにより、ロシア中央部でのスケトウダラの価値も高まり、卸売価格は2017年8月から2018年8月までに25%増加し、1kgあたり76ルーブルから94ルーブルに上昇した。
スケトウダラはロシア人の中で3番目に人気がある魚である。
1人あたりの消費量は、ニシン2.81kg、太平洋サケマス2.73kgに次いで2.59kgとなっている。
ロシア産スケトウダラは主に輸出品であり、国内市場での価格は国際市場価格によって決定される。
ロシアのスケトウダラ価格の上昇は、中国市場の拡大とヨーロッパ市場での需要の増加の影響を受けている。
ロシアは世界最大のスケトウダラの供給者で、2017年、ロシア漁業者によるスケトウダラの漁獲量は180万トンであり、そのうち80万トンが製品輸出された。