北海道機船漁業協同組合連合会 販売事業部

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スペイン警察がクロマグロ闇市場を摘発

2018-10-19 13:34:54 | 日記
2018年10月19日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
“В Испании «накрыли» подпольный рынок синеперого тунца”
[スペイン警察がクロマグロ闇市場を摘発]
スペイン警察は、2018年10月16日、イタリアとマルタからフランスの港を経由して、クロマグロ80トンをスペインに違法搬入したグループ79名を逮捕した。
ロシア業界紙(WEB)が伝えた。
この違法取引にはヨーロッパ大手養殖業者“Ricardo Fuentes and Sons Group”も関与していたとされている。
マルタからのクロマグロは偽装証明書を使用、イタリアからは書類なし、検査なしで密輸された。
さらに、スペイン海域で違法に漁獲されたクロマグロも、船底を2重構造にした漁船により隠ぺいされ搬入されていた。
これらの違法なネットワークによるクロマグロの闇市場での流通量は年間2,500トン、1,250万ユーロ(16億2,500万円)と当局は見積もっている。

韓国海洋水産部長官 日本が汚染水を追加放出すればWTO上訴で有利

2018-10-13 16:22:22 | 日記
2018年10月13日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[韓国海洋水産部長官 日本が汚染水を追加放出すればWTO上訴で有利]
韓国海洋水産部長官キム・ヨンチュンが日本の福島産水産物の輸入禁止でWTO上訴が進行中であることに関して、日本が汚染水をさらに放出すれば韓国が上訴で有利になる可能性があると2018年10月11日、明らかにした。
韓国中央日報紙(WEB)が伝えた。 長官キム・ヨンチュンは同11日、国会で開かれた農林畜産食品海洋水産委員会の国政監査で「既存8県の輸入禁止措置に日本が提訴して不利な状況」としながら「上訴期間中に汚染水がさらに放出されれば状況が変わる可能性があると期待している。事情が変化し、新たな事実関係が加わることから、この点を根拠に積極的に取り組みたい」と言及した。
韓国は2011年、福島原発事故以降、福島近隣の農水産物の輸入を禁止し、2013年に福島近隣8県の水産物輸入禁止の特別措置を発表した。 日本は2015年5月、韓国の日本水産物輸入禁止措置が不当だとしWTOに韓国を提訴した。
WTOは今年2018年2月、公開した判定結果で日本の提訴理由が適切だとして日本の主張を支持したが、韓国はこれを不服としてWTOに上訴した。

水産物禁輸問題 韓国WTO上訴 上級委の加盟国への報告が遅れる

2018-10-03 02:47:34 | 日記
2018年10月01日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[水産物禁輸問題 韓国WTO上訴 上級委の加盟国への報告が遅れる]
東京電力福島第1原発事故を理由に韓国が福島など8県産の水産物輸入を禁止している問題を巡り、世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)が是正を勧告したことを不服として、韓国政府は2018年4月9日、二審に当たる上級委員会に上訴した。
これを受け上級委員会は原則60日間で加盟国に対して検討結果を報告することになっているが、それが遅れており期限内に提出することができない旨の通知があったと韓国産業通商資源部が明らかにした。
韓国経済紙(WEB)が伝えた。
WTO紛争解決手続によると、上級委員会は上訴提起の日から60日以内に判定結果を盛り込んだ報告書を加盟国に配布しなければならない。
ただし、60日以内に報告書を提出することができない時は、書面をもって遅延の理由などを知らせなければならない。
韓国が上訴を提起した日付は、同年4月9日で、これにより、上級委員会は同年6月8日までに報告書を提出しなければならなかったが、結論を出すことができないと判断したものである。
上級委員会は、最近、紛争案件が急増していることと、委員の欠員状態を遅延理由に挙げている。
今後のスケジュールについて言及はなく、いつ結果が出るか予測不可能な状態となった。

道産ブリ 学校給食に 地域加工業者と連携で / 機船連 学校給食向け新商品 ザンギなど100万食目標に投入

2018-10-01 15:05:34 | 日記


2018年10月01日
日刊水産経済新聞【札幌】
[道産ブリ 学校給食に 地域加工業者と連携で] 道機船連がフライ2品開発
北海道機船連は、道内の加工業者と連携し、道産ブリを使った学校給食向け2アイテムを開発した。
近年、道内で漁獲が増えているブリの販路開拓や子供たちへの魚食普及、地域産業の活性化につなげたい考えだ。
すでに道内の小中学校での採用が決定、9月25日までに第1製造ロットの出荷を完了した。
「北海道産ぶりザンギ40グラム」と、「北海道産ぶりフライ40グラム」(いずれも冷凍流通品)。
原料には道内の定置網で漁獲されるブリを使用。
製造は道内の協力工場に委託し、ショウガ醤油の味付けが効いたザンギと、シンプルな味が食べやすいフライ製品に仕立てた。
道産原料の使用や、定量、定価、定規格のアイテムを求める公益財団法人北海道学校給食会に売り込み、今年度2学期からの採用が決まった。
道機船連では2004年から、道の食育推進事業に参画し道内の沖底船が漁獲するスケソウ、ホッケを原料としたフライ製品を開発。
学校給食向けに提案し、供給を拡大してきた。
現在は「釧路産鱈ザンギ」「北のおさかな鱈メンチ」などをラインアップ、昨年は道外を含め、過去最多となる年間90.4万食を供給した。
製品は道内の水産加工業者と連携して開発・製造しており、地域産業の活性化に寄与している。
今回、原料は沖底船以外からの供給(員外利用)となるが、近年道内で漁獲が増えているブリを有効利用するとともに、地元の加工場と協力することで「道内漁業生産が100万トンを割る厳しい中、加工、流通業界に貢献したい」(道機船連)と説明している。
新商品は規格を変え、今後生協やそのほかの販路などへの売り込みも図る計画だという。

2018年10月01日
水産新聞
[機船連 学校給食向け新商品 ザンギなど100万食目標に投入]
道機船連(山田邦雄会長)は、近年北海道で水揚げが増えているブリを使った学校給食向け製品2品を開発、2学期から道内の学校給食に採用された。
このほど第一製造ロットの出荷を完了。現在、学校給食には年間90万食を供給しており、新規採用の2品で10万食を上積み、100万食の供給を目指す。
学校給食向けは、2004年に会員の主要漁獲物のスケソ、ホッケを原料にフライなどの製品を開発、提案を開始。
若年層に食文化の継承と地産地消、水産業への理解を促してきた。
今回、ブリの製品は、北海道の食文化の一つであるザンギ(から揚げ)とフライの2品。地元加工業者と連携し、鮮度重視でフィレーに一次加工した後、食品加工業者に搬入し、製品化。
副食で安定供給できる1個40グラムに仕立てている。
道機船連では「原料は会員外からの利用となるが、漁業生産が落ちてきて水産業金体が縮小傾向に向かうことが危惧される。いま一度活性化させるため、加工業者、流通業者と手を取り合って北海道での資源が確認され、ているブリを有効活用し、商品供給していきたい」と話す。
今後、生協など他市場への提案も計画している。