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ロシア科学研究機関 最新調査 北海道隣接日本海ロシア海域スケトウダラ資源増加を再確認

2019-07-26 11:42:07 | 日記

2019年07月26日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア科学研究機関 最新調査 北海道隣接日本海ロシア海域スケトウダラ資源増加を再確認]
ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支所チンロは、今年2019年春から初夏に行った科学調査船“Владимир Сафонов”(ウラヂミル・サフォーノフ)による北海道隣接日本海ロシア海域の調査結果から、当該海域のスケトウダラ資源の増加を再確認したと発表した。
スケトウダラの産卵期のプランクトンと、水深810mまでの着底トロールによる魚類調査が行われた。
97魚種が漁獲され、伝統的混獲魚のカレイ、カジカ、ゲンゲ等が多く確認されたが、全体のバイオマスの79.5%をスケトウダラが占め、当該資源の増加が再確認された。
また、スケトウダラについては2014年級群の豊度の高さが指摘され、当該年級群の商業対象資源への大規模な加入が予想される結果になったと報告した。

(関連過去情報)

2019年05月08日 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[北海道隣接日本海ロシア海域スケトウダラTAC 更に増加へ]
前年比で大幅に増加した北海道に隣接する日本海ロシア海域(沿海地方海域・西サハリン海域)の今年2019年のTACが、当初設定から更に増加され、2万500トンになったことをロシア・スケトウダラ漁業者協会が明らかにした。
低迷していた北海道に隣接する日本海のスケトウダラのTACについては、2016年(6,520トン)で底を打ち、2017年、2018年と連続して増加、2018年11月には今年2019年のTACが1万6,000トンで一度決定されたが、直近の科学調査の分析に基づき、翌12月、沿海地方海域について当該資源のTACを3,300トン上積みし、日本海全体で、1万9,300トンが設定された。
今回、更に沿海地方海域について当該資源のTACを1,200トン上積み、日本海全体で、2万500トンが設定された。
全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、2014年級群の豊度の高さを指摘しており、当該年級群の商業対象資源への大規模な加入を予想している。

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