女子バレーがブラジルに負けたとのこと。非常に工夫して努力しておられたのに、真に残念という感じです。体力差もあると思われますが、頂点をめざされるなら、更にーーーーということでしょうか。ところで私なりに勝手に考えてみたのですが、当院製のなかじき(足、下肢の血流にえいきょうするであろう)を使用していただいたら少しでも良い方向に向かわないのであろうかと。ほかのスポーツ選手の方に関してもですが。
長時間かかる点滴がある。トイレに行きたくなるが、ブラブラした点滴チューブがかってが悪いと思われた方はおられませんか?私は不織布で点滴チューブまとめをつくってみました。よごれたら、すぐにすてられるように、不織布使用です。ためしてみたら、楽でした。それと不織布でおおった薄いクッションもつくっていますが、くつの中に固定して使われたり、場合によってはくつしたの中に入れてつかわれたりしています。薄いのですが力もちで使用されてひざの部分や足などの痛みがかるくなられた方はなんでこんなものでと言われます。
太もものつけ根ふきんの骨が、転倒によりできるだけ骨折しないように衝撃緩和のヒッププロテクターをつくったことは前におはなししました。ただ少ないようですが、すでに骨折して転倒されることもあるようです。また特に骨の吸収を防ぐ薬剤ができて以来この場所の骨折は半分くらいになったようですが、日本ではまだそこまでへっていないのでは。アジアではこれからふえていくといわれています。生活習慣の欧米化も影響しているようです。前も書きましたが、例えば認知症などの方で骨折され手術を受けられましても、まったくリハビリにきょうみをしめされずに、寝たきりになり床ずれとなりますと、ご家族、医師、看護師、介護士さんなどにかなりお世話にならなくてはいけなくなるとおもいます。認知症の方にたいする治療法も新しいものが出てきていて効果がみとめられるようですので寝たきりになられる方は少なくなっていくのかもしれません。当院で実験したところ、統合失調症の方でヒッププロテクターの厚さがあまり厚いとねがえりこんなんでつけられませんでした。また尿失禁、便失禁の問題などもあります。暑さもかんがえた方がよいのかもしれません。つけるのがこんなんな方にできるだけつけてもらおうとくふうしています。たぶんこれで良いのではないかと思われるものができつつあります。あるところで機械を使って実験した結果がもとになっています。以前のヒッププロテクターで認知症の方二人が転倒されましたが骨折はされていませんでした。日本骨粗鬆症学会では位置情報検知システム(施設内でその方がどこにおられるかすぐにわかるようにした。)をつけたヒッププロテクターを発表したことがございます。他のところでお聞きしますと、きんむされる方からは画面を見ているひまがないというごいけんもあったと思います。以前当院製のヒッププロテクターをつけた方が太もものつけ根ふきんの骨がとび出たところに軽度の床ずれがあったのですが、よくなられました。体圧の変化があったのかもしれません。いろいろとかんがえながらつくっています。認知症などでなくふつうの方で、やせてこがらな方なども考えているのですが。
当院では骨粗鬆症の研究のため踵骨超音波骨量測定装置を使用している。足のかかとをきかいの穴の中に置き温水が出てきて測定するのである。16年以上使用している。骨量をレントゲンを使用して測定するDEXAが主流なのかもしれないが、レントゲンを使用しない、持ち運び可能、骨の構造が分かる可能性があるなども考え踵骨超音波骨量測定装置を使用することにした。中学生、高校生を測定し、論文し宮崎県医師会の医学賞を戴きました。またどこを測っているのかはっきりしなかったので、かなりの方に協力していただき自分なりにどこを測っているのかきめました。そのことについて日本骨粗鬆症学会で質問したあとで、東京のエルクコーポレーションの方が、先生はどちらでご開業ですか、と質問してこられ、その後2年にわたり、エルクコーポレーションの方と神戸の古野電機の方がこられ、いろいろと詳しく質問されました。その時にはこんな研究は日本になく、ほかにもないとのことでした。私の研究したことが少しでも、今使われている踵骨超音波骨量測定装置に生かされていればありがたいです。私としては2か所はかれば、まだいろんなことがわかりますと言いたかったし、質問したこともあるのですが、結局は一か所でおちついているようです。英語の論文にしたかったのですが、いろんな事情あり最後までできませんでした。超音波骨量測定はどこでも行え、小児、妊娠している人などにも使用できますので、私は工夫されればまだいろいろと教えてくれるのではないかと思っています。
当院で転倒について考えだしたのはかなり前のことでイギリスだったと思いますが、転倒外来ができて、それをその時、東京都老人総合研究所につとめておられた鈴木隆雄先生がご紹介されたころです。東京都老人総合研究所に研修に行き、いろいろと教えていただき、それを当院で実験し宮崎整形懇話会で発表しました。その時の宮崎医科大学の整形外科学の教授であられた木村先生からよい研究だとおほめの言葉を頂いたのをおぼえています。東京都老人総合研究所で教えていただいたことを中学校の同級生(宮崎市役所で女性で一番最初に課長になった人の様)の縁で市の保健所でも説明しました。手伸ばし試験、アップアンドゴーとかです。それが今いろいろなところで使用されているようですが、不思議な感じがします。転倒・骨折を考えます時、認知症の方などでリハビリに困難がある方の転倒・骨折をできるだけふせげればよいのではと思っています。他の方も当然ふせがなければいけませんが。自分なりに骨粗鬆症のことを研究し次に転倒のことを研究したわけですが、ある論文をよみましたところ、外国製のヒッププロテクター(転倒したときに太もものつけ根ふきんの骨をできるだけ骨折しないようにふせぐもの)について実験し日本人にあったものができないかと書いてありましたので一応造り現在まで考えています。認知症の方などもつかいやすいものをと考えています。なお、他の場所(よくその場所を打撲しやすいなど)のプロテクターについても考えたいと思っています。