ダイエー創業者の中内功はフィリピン戦に一兵卒として従軍したが、戦後もその体験をほとんど語らなかった。数少ない証言がこんな感じ。「戦争で怖いのは敵ではなく、隣で寝ている戦友。いつ殺されるかと心配で仕方なかった」
直弟子を名乗るくらいなら、憲法制定権力、の前書くらい読んでいるはずだし、自民党の憲法草案を、直弟子としてどう考えているのか、芦部先生が生きていたらどう説明するのか、是非聞いてみたいものだな。まあ、仮に直弟子だとしても、即、破門か絶縁だろうけど。
ラートブルフという学者が、(正確な表現は忘れたが)正義に反する法令にノーという勇気を持たなければならない、と言ったという発言を紹介していて、立憲主義というのは、こういうことなんだと感銘を受けた。
自分は、芦部説を徹底的には学べなかったが、憲法制定権力、という著作の前書で、先進的なワイマール憲法が、ヒトラーの台頭の中、法治主義の名の下になし崩しにされ悲惨な末路をたどった深刻な経験から、
「合法的な手続で制定された法律であっても、その内容が正義に合致しないものであれば、それに不正という刻印を押し、それと戦う勇気を持たねばならない。」というのが、ラートブルフの言葉だった。
東京にはあの大災害を他人事で自分には絶対に降りかかって来ないと思ってる馬鹿が多いです。残念ですが、現実。自分はそういう馬鹿の仲間には入らないようにしなくては。コンビニ・スーパーに食品・日用品が無くなったあの混乱の日々、忘れてしまうのは愚か過ぎます。
弁護士会の所属委員会は,刑事系・司法修習系に偏っていたのだが,来年度から憲法関係の委員会に入ることにしよう。で,研修会の講師として片山さつき議員(芦部教授の直弟子)を招聘しよう。必ずや有意義な研修会となるであろう。
不在者投票は事前の請求が必要になるので何日か時間がかかります。しかし「期日前投票」は投票所に足を運べばすぐに投票できます。「選挙のお知らせ」を忘れた場合でも本人確認ができれば投票できます。ぜひこの制度を利用して選挙に行くことをおすすめします。
芦部先生は、戦前に、学徒出陣で出征して軍隊で苦労し、戦後、復員して、憲法学者の道を歩んだ。常に、日本が、世界の人々が、戦争で命を落とすようなことにならないためにはどうすべきか、を真剣に考えていた。まあ、選挙で勝つことで頭がいっぱいの、馬鹿な政治家とは異質だな。
芦部さんの直弟子こと片山さつきが正真正銘のアホであることはすでに争いの余地がないけれど、それを躍起になって叩く法曹もヒマだよなぁ。
北朝鮮なんて単なる「かまってちゃん」なんだから無視してりゃいいのに。いちいち大騒ぎするから「国防」を売りにしてる自民党に協力するためにヘッポコ花火を打ち上げるんだよ。ようするにコイズミのバカが何兆円も恵んでやったから「日本の自民党に協力すればお金がもらえる」って思ってるだけだろ?
靖国神社の問題でも、芦部先生は、自分と同世代の人々が靖国神社に祀られていることはよくわかっていたし、しかし、政教分離というものをきちんと確立して戦前の国家神道のようなことにならないためにはどうすべきか、戦陣に散り戦火に倒れた人々の慰霊といかに両立させるかを真剣に考え苦労していた。
直弟子なら、そういう芦部先生の考え方をきちんと学んでいるはずだし、学んだ上で批判するなら批判する、と、人としてきちんと対応できるだろう。そういうことができない、やっていない人間は直弟子じゃないんだ。わかるか、片山さつき。
猿払事件最高裁大法廷判決当時とは、時も経過し環境も変化している、そういったことも踏まえて、今、問題となっている政治的行為とされているものへ、敢えて国家刑罰権発動を求めるべきなのか、ということを、大局的に検討できてこそ、公安検察の存在する意味があるだろう。
警察が起訴したい、というものを、はいはい、証拠は揃ってますね、と御用聞きみたいに起訴するなら、公安検察なんていらんだろ。
あと、Y売新聞やS経新聞の記者くらいでも務まるわね。笑
最高裁で判決が出た、国家公務員法違反の事件で、警察が持ってきて証拠があったから起訴した、と言い訳がましい検察幹部のコメントが出ていたが、公安検察、というものが何のためにあるのかを、根本的に考えなおしてみないと駄目だろうな。
そういうことができないから、おまわりはおまわりなんだし、高い給料もらって検事やっているのは、そういうことをすべきだから。できないなら、検事やめて、給料も下げてもらって、一緒におまわりになればよい。