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#XPERIA は感性を揺さぶるノマド・オブジェ

2010-01-21 23:00:19 | 私の主張
XPERIAは感性を揺さぶるノマド・オブジェ

NTTドコモのSO-01Bこと、ソニー・エリクソン社のXPERIA X10は、予想以上のノマド・オブジェである。

Apple社のiPhoneの勢いは、キャリアであるNTTドコモ社に火を付けたのだろう。この端末に向けた準備はちゃくちゃくと進んでいる。

4月に発売するとのことだが、1月の発表。アップル社も1/27に発表を控えているようだが、先手を打つ事でばっちりと引き離せるかが、見ものである。

「感性を揺さぶる」と表現したのは、Timescape(tm)、Mediascape(tm)と呼ばれる、タイムラインすなわち時系列を軸とした大量の情報の表示である。それこそ、川が流れるかのごとく、スムーズに流れるのだ。これは気持ちが良い。情報は長方形の中にレンダリングされるが、単純に四角ではなく、立体的な奥行きが表現されている。

また、YouTubeのHDが3G回線で綺麗に表示されるというところも注目である。いちいちメモリにダウンロードしたものを見るというスタイルはこれで無くなってしまうだろう。

実際にこれを買おうとしている人は、とても大きな期待と、それなりの覚悟が必要になることに注意しよう。

まずは、これはインターネットでは、PCとして認識されるということである。ブラウザでいくつかのサイトを閲覧したところ、PC向けの画面が表示された。拡大、縮小の操作は簡単なので、特に困ることは無い。しかし、あの縦型画面にぴったりあったサイトを今使っているサイトが採用するまでは、PCとしてのアクセスとなるということだ。

これにはメリットがあって、従来のケータイでは見えなかったサイトを見ることができるということである。その点は評価できる。

デメリットは、iモードのサポートは当面無いということである。iモードメールが前提となっているシステムは以外に多い。各種情報サイト、例えば乗り換え案内などや、派遣会社の勤務予約や勤務申告などのサービスは、iモードなどのいわゆる従来型のケータイ向けで作ってあることが多いからである。

現状のサービスを継続する必要があるということであれば、切り替えるのではなく、買い増しとなるだろう。

ここまで競争が激しくなると、機能で重要な位置を占めるのが、「使い勝手」という点である。使っていて気持ちが良いということが大切になっているのである。ストレスを感じる操作より、使っていて気分が良くなるという感覚を利用者に与えるということである。

良い意味で、人間の脳の依存性(アディクション)という特徴を使っているということである。

さて、イベントの中で「さすが先端のブロガの集まり」という事件に遭遇した。ビデオでご覧頂きたいが、XPERIA X10、Google Nexus One、Motorola DROID、HT-03A、iPhoneが並んでいる姿である。これは流石に話題になり、人だかりができた。

DROID vs Nexus One vs XPERIA X10 vs HT-03A #XPERIA


DROID/Nexus One/XPERIA X10/HT-03A/iPhone #xperia


XPERIA X10は、NTTドコモ社という会社のカラーから考えるとSIMロックをロックするマシンになってしまうと思われる。Nexus OneにはW社のSIMが使えるという噂もあるそうだ。こだわりがある人々はそちらに流れる可能性もある。

ちなみに、Nexus Oneは、XPERIAより一回り小さい。薄い。そこはチェックした方が良いだろう。

スマートフォン市場に一石を投じるこのノマド・オブジェ。どういう検討をするのか楽しみである。

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