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レガシー・エンジニア(hsato)の日記です

Cisco vs. HP

2009-04-23 07:43:22 | ニュースに一言
NetApp - Trimurti: Cisco UCS発表会に行ってきました

Japan News - 日本版 ニュースリリース - Cisco Systems - シスコ、データセンターの仮想化を促進する業界初のUnified Computing Systemを発表

CiscoのUCS対抗:HP、データセンター自動化システム「BladeSystem Matrix」発表 - ITmedia エンタープライズ

ポイントは、10Gのイーサネットモジュールにある。

このモジュールどうやら、ネットワークでは通信、サーバではハードディスクの接続の両方に使えるというものらしい。

Nehelem世代の「Xeon 5500」発表 - ITmedia +D PC USER

それを知るには、この記事。Xeon 5500である。5400とは大きく違うアーキテクチャーを採用している。FSB というバスではなく、QPIというもので、CPU間、CPU-10Gイーサネットを個別に接続するというものである。

バスでの待ちが無くなり性能も向上するそうである。

ここでポイントは、ネットワーク機器を作っていたシスコがストレージネットワークという今まではコンピュータの分野に進出できるようになったということと、今までコンピュータを作っていたHPが、ネットワークの分野とほぼ同等のアーキテクチャーを手にしているということである。

異種格闘技ではすでに無いのだ。

とはいえ、どちらの技術も大規模データセンターが主戦場である。大企業でもそこまでいるかな?という規模のもののようである。

さらに、問題なのは「仮想」技術を使ってスケーラビリティを獲得しているのだが、その運用、保守について、製品的にもこなれていかなければ、思わぬ障害の発生に対応しきれないなどの問題が起こるであろう。

「仮想」技術は、今までの技術者には、すんなり受け入れられるものではない。従来型の固定型のサーバと同様に構成して、設定をはじめてしまう。仮想のメリットについて考えられる技術者は、私の周りではまだいないようだ。

さて、この対決。どういう決着になるのか?鍵は、クラウド対応ソフトをいかにインテグレートするかの様な気がする。

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