★ 海外貴金属市況

● NY金、反落

 5日のNY金先物相場は、米雇用統計の発表を控える中、調整目的の売りから反落し、中心限月4月物は前日終値比1.80ドル安の1オンス＝1262.70ドルで終了しました。

相場はおおむね弱含みで推移しました。1月の米雇用統計発表を6日に控えて、市場は内容を見極めたいとの思惑が強く、大きく動きづらい展開となっております。寄り付き間際にはプラス圏に浮上する場面もありましたが、動きは限定的となりました。
米労働省が朝方発表した最新週の新規失業保険申請件数は27万8000件と前週から1万1000件増加しましたが、市場予想（ロイター通信調べ）の29万件は下回りました。また、商務省が発表した2014年の貿易統計では、輸出入がともに統計開始以来最大となりました。まずまずの経済指標を眺めて、相場は統計発表後に下落しました。

 

● NY白金、　3日続伸

　5日のNY白金先物相場4月限は3日続伸し、前日終値比10.80ドル高の1オンス＝1249.70ドルで取引を終了しました。

この日は金の下値追いで時間外取引の安値や前日安値を下回り、1230.2ドルまで値を下げましたが、ドル安・株高・原油高の加速を受けて切り返しました。

 

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