★ 海外貴金属市況

● NY金、続落

　3日のNY金先物相場は、ギリシャの財政不安が和らぐ中、投資家のリスク回避の動きが後退したことから売られ、続落し、中心限月4月物は前日終値比16.60ドル安の1オンス＝1260.30ドルで終了しました。

 この日は、ギリシャ財務相と欧州中央銀行（ECB）総裁が会談を行ったことを受け、ギリシャの債務返済をめぐる協議の進展に期待が広がりました。原油先物相場の急伸も重なり、投資家心理が改善、安全資産としての金は売りが先行しました。

 ● NY白金、　反発

　3日のNY白金先物相場4月限は反発し、前日終値比6.60ドル高の1オンス＝1235.20ドルで取引を終了しました。

この日はギリシャ債務交渉に対する楽観的な見方で金が急落したため、時間外取引の安値や前日安値を下回りました。また、米製造業受注指数の低下も嫌気され、1222.9ドルまで一時値を下げました。しかしながら、ドル安加速や原油の上値追い、株価上昇をはやしてその後は値を戻しました。

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