★ 海外原油・石油市況

●NY原油、反発

ＮＹ原油3月限終値は47.78ドル、前日比+1.31ドル。取引レンジは46.55～ 48.20。

21日のNY原油先物相場は、最近の急落を受けた買い戻しやドル安・ユーロ高を背景に反発し、中心限月3月物は前日終値比1.31ドル高の1バレル＝47.78ドルで取引を終えました。
原油は朝方から堅調に推移しました。フランスのトタルが15年の設備投資を10％削減する計画を明らかにしたほか、同社幹部が米国でのシェールガス開発事業への投資を制限するとの考えを示しました。これを受けて、原油は供給抑制が始まるとの見方から買いが優勢となりました。また、石油輸出国機構（OPEC）のバドリ事務局長がこの日、最近の原油安は長続きしないとの見解を示したことも、相場の支援材料となりました。
さらに、外為市場では対ユーロでドル安が進行。このため、ドル建ての原油は相対的な割安感からも買い支えられました。

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